JALスカラシッププログラムが50周年を迎えます
~アジア、オセアニアの大学生が日本で学び、国境を越えた「関係・つながり」を創造します~
2025年7月16日

このたび、次世代育成プログラム「JALスカラシッププログラム」が2025年で50周年を迎えました。
本プログラムは、アジア・オセアニア地域の大学生を日本に招待し、文化体験や交流・学びを通じて異文化間の相互理解を促進し、将来のアジア・オセアニア地域の発展を担う若者を育成することを目的として、1975年に開始されました。
JALスカラシッププログラム50年間の歩みと成果
JALスカラシッププログラムは、故田中角栄元首相の東南アジア訪問を契機に誕生しました。当時の日本とアジア諸国との関係改善の機運を受け、JALが1975年にスタートさせたこの取り組みは、戦後の反日感情を克服し、交流を通じて友好関係を築くことを目指しました。その後、1990年に日航財団(現:公益財団法人 JAL財団)が運営を引き継ぎ、時代のニーズを反映しながら更なる内容の充実を図り、継続しています。

開始当初は、日本文化や社会への理解を深める活動が主なテーマでしたが、近年では持続可能な社会や環境問題を含む国際的な課題を解決できる次世代リーダーの育成を目的として、「地球人」の育成に注力しています。例えば、実践的な「地球人講座」の導入やオンラインと対面を組み合わせたハイブリッド型プログラムにより、参加者が地球規模で考え、行動するための力を養える多様な学びの場を提供しています。

本プログラムには、この50年間で約1,700名の学生が参加し、卒業生たちは様々な国や地域で閣僚、外交官、財界人、学者、ジャーナリストなどの幅広い分野で活躍しています。その活動は国際社会における多様な分野で重要な役割を果たし、日本との絆を深める架け橋となっています。
今後の展望
これからのJALスカラシッププログラムは、国境を越えた相互理解の深化と、多文化共存に基づく持続可能な社会の構築を目指します。アジア・オセアニア地域の大学生を対象にした研修プログラムや文化体験を通じて、次世代リーダーたちが地球規模の課題に積極的に取り組む力を養う機会を提供していきます。
基調講演、フィールドワーク、ホームステイの3つの柱を軸に、オンラインと対面活動を組み合わせたハイブリッド形式のプログラムを進化させ、多国籍な交流をより広げることで、多様性を尊重しながら持続的発展に寄与する若者の育成に努めます。さらに、地域社会への貢献と持続可能な社会の構築を重視し、卒業生たちが地域社会や国際社会で課題解決に向けて貢献する未来を創造してまいります。
JALスカラシップ100周年に向けて
JALスカラシッププログラムは、日本文化の理解から国際的な視野の広がりへ、そして社会課題解決に貢献する「地球人」の育成を通じてより持続可能で豊かな世界の実現に寄与してまいります。
以上
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