逆風の外食産業で一人勝ち『サイゼリヤ元社長が教える 年間客数2億人の経営術』発売
◆サイゼリヤ社長を13年務め、業績拡大を実現した著者が明かす、「安くておいしい」の裏側
本書は、国内外に1500店舗以上を展開し、年間客数2億人を誇る人気イタリアンレストランチェーン「サイゼリヤ」の舞台裏に迫った一冊です。
著者の堀埜一成氏は、2000年に同社に入社し、2009年にカリスマ創業者・正垣泰彦氏から指名を受け、2代目社長に就任。2022年に退任するまでの13年にわたってサイゼリヤの経営に携わり、同社を大きく成長させました。
◆生産技術者出身の社長が実践した“理系発想の合理的経営術”、教えます。
サイゼリヤの強みは、「お客様に喜んでもらいたい」という理念と、看板商品のミラノ風ドリアに代表される「安くておいしい」商品力。本書では、その圧倒的な安さとおいしさを実現するためにサイゼリヤが何をしているのかを、堀埜氏自身の言葉で詳細に解説していきます。
農地づくりから始まり、商品開発、店舗オペレーション、人材育成、組織変革、海外進出、リスクマネジメントに至るまで、外食産業のみならず、小売・サービスほか様々な業種の経営者やビジネスパーソンにとって役立つ知見が満載です。
◆サイゼリヤを成功に導いた独自の視点
また本書では、創業者の後を継いだ2代目社長の役割についても論じています。理念と商品力で人気店となり、店舗数も順調に伸ばしてはいたものの、組織としては未成熟だった(著者の入社当時の)サイゼリヤが今後も魅力的なレストランチェーンであり続けるために、組織の土台を構築し、インフラを整備することが自分の使命だったと堀埜氏は説きます。
大切にすべきサイゼリヤのDNAとは何か。レストラン業界のユニクロ(製造小売業)とも言われる生産体制をどのように構築したか。日本企業の必須課題ともいえる海外市場の開拓について、サイゼリヤはなぜ成功を収めることができたのか。
他のどのレストランチェーンとも似ていない、サイゼリヤのユニークな経営の舞台裏を、ぜひ本書でご確認ください。
日本を代表する外食チェーンのひとつである吉野家ホールディングス代表取締役の河村泰貴氏からも推薦をいただきました。コロナ禍以降の外食控え、原価高、人手不足など、逆風が吹く外食産業のなかで圧倒的な成果をあげ続けるサイゼリヤの経営戦略は、多くのビジネスパーソンにとって貴重な学びとなるでしょう。
◎書籍概要
【目次】
プロローグ ――サイゼリヤはなぜ定期的に「炎上」するのか
第1章 「ないない尽くし」からのスタート ――創業時から受け継がれたサイゼリヤのDNA
第2章 入社してはじめてわかったサイゼリヤの真実 ――農業、工場、商品企画、店舗オペレーション
第3章 プロパーではない「外様」社長として ――それまでの常識を覆す
第4章 サイゼリヤ流「負けない戦略」 ――当たり前のことを当たり前に
第5章 次の「ミラノ風ドリア」を開発する ――ヒット商品のつくり方
第6章 サイゼリヤはなぜ中国で受け入れられたのか ――海外進出の成功法則
第7章 何があっても従業員を守る ――東日本大震災とコロナ禍における危機対応
エピローグ ――社長業の13年を振り返って
【著者情報】
1957年、富山県生まれ。京都大学農学部、京都大学大学院農学研究科修了。81年、味の素入社。87年、ブラジル工場へ出向。98年、同社発酵技術研究所研究室長。2000年、サイゼリヤ創業者・正垣泰彦より生産技術者として口説かれサイゼリヤ入社。同年、取締役就任。2009年、代表取締役社長に就任。2022年退任。食堂業と農業の産業化を自らのミッションとし、 13年の在任期間でサイゼリヤ急速成長の基盤づくりを行うと共に、店舗省エネ、作業環境の改善、工場品質の安定化、食材加工技術の基礎研究、脳波による嗜好研究など、独自の感性で会社の進化を牽引した。
コロナ禍においても守りと攻めの経営力を発揮。政府からの自粛要請に「ふざけるな!」と発言し、メディアで話題を呼んだ。
【書籍情報】
タイトル:『サイゼリヤ元社長が教える年間客数2億人の経営術』
発売日:2024年5月24日
刊行:ディスカヴァー・トゥエンティワン
仕様:四六判/256ページ
ISBN:978-4-7993-3039-5
定価:1870円(税込)
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