恐竜絵画を集めた異色の美術展「恐竜図鑑―失われた世界の想像/創造」 2023年3月に神戸、5月東京・上野で開催

産経新聞社

太古のロマンあふれる恐竜絵画の世界を紹介する特別展「恐竜図鑑―失われた世界の想像/創造」(産経新聞社ほか主催)が、2023年3月4日(土)から5月14日(日)まで兵庫県立美術館(神戸市中央区)、5月31日(水)から7月22日(土)まで上野の森美術館(東京都台東区)で開催されます。

ズデニェク・ブリアン《タルボサウルス・バタール》1970年 油彩・カンヴァス モラヴィア博物館、ブルノ © Jiří Hochman - www.zdenekburian.com and Fornuft Consulting s.r.o.ズデニェク・ブリアン《タルボサウルス・バタール》1970年 油彩・カンヴァス モラヴィア博物館、ブルノ © Jiří Hochman - www.zdenekburian.com and Fornuft Consulting s.r.o.

恐竜展といえば化石の展示が主役ですが、本展は恐竜など古代生物を描いた「パレオアート」の世界に着目した異色の展覧会です。

本展では、19世紀の恐竜絵画黎明期の奇妙な復元図から、20世紀に活躍した恐竜画の2大巨匠、チャールズ・R・ナイトやズデニェク・ブリアンらによる記念碑的作品や、漫画・玩具などのサブカルチャーからファインアートを展示。さらには、現代恐竜画の旗手たちによる近年の研究に基づくパレオアートまで、世界各国から約150もの貴重な作品が集結します。

かつて人々が抱いてきた、恐竜などの古代生物に対するイメージの歴史をたどります。絵のなかに無限に広がる、失われた世界への想像の旅をお楽しみください。

みどころ1【2大巨匠が夢の競演!】
チャールズ・R・ナイトは、19世紀末から20世紀前半にアメリカで活躍しました。もともと野生動物画家だったナイトは、生物学的知見に基づき、恐竜をいきいきとした姿で描き現代に蘇らせました。恐竜を躍動感あふれる姿でとらえた≪ドリプトサウルス(飛び跳ねるラエラプス)≫は恐竜画における記念碑的イメージです。ズデニェク・ブリアンは、20世紀中盤から後半にかけてチェコで活動。当時の化石発掘の中心地であったアメリカから遠く離れた東欧圏は、直接化石を研究できる機会が限られていました。その環境にありながら、ヨーロッパ美術のリアリズムの伝統を踏まえた彼の作品は、強い説得力を持つものとして国際的に高く評価されました。パレオアートの2大巨匠である彼らの作品は、日本の図鑑などにも模写され、恐竜イメージの普及に大きな影響を与えました。かつての少年少女が胸おどらせ夢中で読んだ恐竜図鑑―そこに描かれた憧れの恐竜画のオリジナルが、本展で一堂に会します。

 

チャールズ・R・ナイト《ドリプトサウルス(飛び跳ねるラエラプス)》1897年 グアッシュ・紙 アメリカ自然史博物館、ニューヨーク Image #100205624, American Museum of Natural History Library.チャールズ・R・ナイト《ドリプトサウルス(飛び跳ねるラエラプス)》1897年 グアッシュ・紙 アメリカ自然史博物館、ニューヨーク Image #100205624, American Museum of Natural History Library.


みどころ2【君たちは誰? 初期の奇妙な復元画】
本展では、19世紀の恐竜“発見”から間もない時期に描かれた、パレオアート黎明期の歴史的に貴重な作品も出品されます。初期の復元画は、魚食のイクチオサウルスが巨大な首長竜を食べているなど、現代の我々から見ると奇妙に映りますが、歴史的価値とともに、その奇妙さもまた魅力です。限られた情報のもと、想像をはばたかせて太古の世界を描き出した初期のアーティストたち。彼らのイマジネーション豊かな数々の作品をご覧ください。

みどころ3【現代の恐竜画の旗手たちが集結!】
20世紀後半から恐竜像は、「鈍重な生き物」から「活発に動く恒温動物」へと、「恐竜ルネッサンス」ともよばれる大きな変革がもたらされます。それに伴い、恐竜画もさらなる進化を遂げ、新しい表現のアーティストが次々と登場します。本展では、インディアナポリス子供博物館や福井県立恐竜博物館のコレクションから、ウィリアム・スタウト、ダグラス・ヘンダーソン、グレゴリー・ポールなど現代の恐竜画の旗手たちのバラエティ豊かな作品群が集結します。また、国内からは、現代日本を代表するパレオアーティスト、小田隆の迫力ある作品も特集します。CGを用いずに、圧倒的な迫真性を生み出す肉筆画は必見です。きら星のごとき、現代スター作家たちの競演をお楽しみください。

■開催概要
展覧会名: 特別展「恐竜図鑑―失われた世界の想像/創造」
(英語表記)Dinosaur Dreams: Imagination and Creation of the Lost World
企画協力:小田隆(画家・京都精華大学教授)、徳川広和(古生物造形作家・株式会社ACTOW代表)、田村博(ジャズピアニスト・恐竜グッズ収集家)、エリック・ビュフトー(古生物学者・フランス国立科学研究センター研究部長)
制作協力:ウィステリアート
展覧会公式サイトhttps://kyoryu-zukan.jp/
展覧会公式Twitterhttps://twitter.com/kyoryu_zukan (@kyoryu_zukan)

≪兵庫展≫
会場:兵庫県立美術館(神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1)
会期:2023年3月4日(土)~5月14日(日)
主催:兵庫県立美術館、産経新聞社、 関西テレビ放送
協賛:DNP大日本印刷、公益財団法人伊藤文化財団
特別協力:公益財団法人日本教育公務員弘済会 兵庫支部
兵庫展公式サイトhttps://www.ktv.jp/event/zukan/
チケット発売日:2023年1月20日(金)予定


※高校生以下無料 / ※前売券の販売は2023年3月3日(金)まで / ※団体は20名以上。団体鑑賞をご希望の場合は1か月前までにご連絡ください / ※障がい者手帳等をお持ちの方1名につき、介助者1名は無料 / ※予約制ではありません。混雑時は人数制限を行いますのでお待ちいただく場合があります / ※一般以外の料金でご利用される方は証明書を当日ご提示ください / ※コレクション展は別途観覧料が必要です(本展とあわせて観覧される場合は割引があります) / ※新型コロナウイルス感染症の状況により、会期等予定を変更する場合がございます。最新の情報は展覧会HP等をご確認ください

お問い合わせ:兵庫県立美術館(電話078-262-1011)

≪東京展≫
会場:上野の森美術館(東京都台東区上野公園1-2)
会期:2023年5月31日(水)~7月22日(土)
主催:産経新聞社、フジテレビジョン、上野の森美術館
協賛:DNP大日本印刷
※料金など東京展のそのほかの情報は決定次第、展覧会HPなどでお知らせいたします
 

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業種
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本社所在地
東京都千代田区大手町1-7-2 東京サンケイビル
電話番号
03-3231-7111
代表者名
近藤哲司
上場
未上場
資本金
31億7219万円
設立
1955年02月