【新刊案内】世界のCCS・CO2分離回収技術 最新業界レポート 発行:(株)シーエムシー・リサーチ

化学・物理吸収法, 固体吸収法, 膜分離法, 深冷分離法のCO2分離量・需要動向を調査! CO2の分離・回収のコストは?

CMCリサーチ

材料科学や化学の先端技術やその市場動向に関するレポート発行やセミナー開催を行う(株)シーエムシー・リサーチ(東京都千代田区神田錦町、https://cmcre.com/)では、このたび「世界のCCS・CO2分離回収技術 最新業界レポート」と題する書籍を2021年7月15日発行いたしましたので、お知らせします。
書籍の定価は、150,000 円(税込 165,000 円)(書籍)、書籍とCDセットの定価はセット 180,000 円(税込 198,000 円)(書籍+CD)となっており、ご購入受付中です。書籍目次の詳細や販売については以下の弊社サイトをご覧ください。
 https://cmcre.com/archives/82620/
【新刊案内】世界のCCS・CO2分離回収技術 最新業界レポート
CCS & Technology for CO2 Separation and Recovery

◎刊行に当たって

従来の EOR(原油増進回収)が中心であった「CCS」に変化が起きている。CO2排出抑制策としてのCCS 事業の役割が増してきている。エリア的にも, これまでは欧米や豪州が中心であったが, 今後世界の産油ガス国に広がるポテンシャルが出ている。
工場やプラントなどから排出される CO2だけでなく, 天然ガス精製のプロセスにおいては, CO2の含有量が多い“サワーガス”からのCO2の除去が行わられている。また, 大気から大量のCO2を回収する「Direct Air Capture(DAC)」については, EUが力を入れており, パイロットプラントでの実証試験が盛んに行われている。米国やカナダでも実証試験レベルの研究は多額の資金援助を受けており, 欧米でのDACの研究は急加速している。
さらに, CCSの共通基盤である CO2分離・回収技術については, 化学吸収法, 物理吸収法, 固体吸収法, 深冷分離法, 膜分離法などの分離回収法が使用されている。
発電所燃焼排ガスからのCO2回収技術については, 化学吸収法が実用化されており最も進展している。コストや技術の適性等の面で, 化学プラントには物理吸着法, 石炭ガス化複合発電(IGCC)では物理吸収法が有利である。
一方, 近年, 期待が高まる膜分離法は膜の透過前後におけるガスの圧力差を原動力にして分離を行う方法である。排ガスや天然ガス等からのCO2分離法としても用いられている。
CO2分離膜には, セルロースやポリスルホン, ポリイミド等の高分子材料, ゼオライト等の無機材料が盛んに開発されている。
CO2分離回収技術を整理することで, 各々の長所・短所, 及び開発企業の狙い, さらには業界ニーズ, コスト分析をすることで, 各分離法別のCO2分離量の需要予測を調査した。
本レポートは, 今後の展開を見据えたうえでの次世代ビジネスにつながるレポートになっている。
CMCリサーチ調査部

■ 世界のCCS・CO2分離回収技術 最新業界レポート
■ 発 刊:2021年7月15日発行
■ 定 価:本体価格  150,000 円(税込 165,000 円)
  本体 + CD セット    180,000 円(税込 198,000 円)
■ 体 裁:A4判・並製・262頁
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
  ISBN 978-4-910581-07-1

◆ 化学・物理吸収法, 固体吸収法, 膜分離法, 深冷分離法のCO2分離量・需要動向を調査!
◆ CCS政策に対して, 既に商用化している北米, 独自路線で進めるノルウェーの動向を調査!
◆ 化学・物理吸収法, 固体吸収法, 膜分離法などのCO2の分離・回収法のコストを比較分析!
◆ IGCC, BECCSなどの今後の技術とCCSとの関係, 参入する企業, 及び業界動向を追った!
◆ CO2分離膜に使用されている, 酢酸セルロースやポリイミドなどの高分子膜の開発状況とは!
◆ ゼオライト, シリカ, 炭素などの無機膜の種類, 性能実績, 及び, 開発・業界動向を詳述!
◆ 三次回収におけるCO2のマイクロバブル技術化(CO2EOR・CCS)の実際の現場, 開発状況は!
◆ 水素産業に必須の水電解, P2G, メタネーション, 水素製鉄法の業界分析, 及び企業を探った!
◆ 天然ガスプラントにおけるCO2分離回収方法, 及び, 製品化された膜材料の性能実績を紹介!
    https://cmcre.com/archives/82620/
 


【本書の構成および目次概要】
第1章 CCS
1. CCUSとは
2. CCS技術
 2.1 概要
 2.2 CO2排出量
 2.3 業界分析
 2.4 CCSコスト
 2.5 開発動向
3. マイクロバブル技術
 3.1 概要
 3.2 CO2マイクロバブル貯留システム(CMS)
 3.3 マイクロバブルCO2EOR・CCS
 3.4 開発動向
4. CCSモニタリング
 4.1 概要
 4.2 開発動向
第2章 CO2の分離・回収法
1. 概要
2. CO2の分離・回収方法の整理
3. 酸素燃焼法
 3.1 概要
 3.2 酸素燃焼法のメリット
 3.3 業界分析
 3.4 カライド酸素燃焼プロジェクト
4. CO2の分離・回収法のメリット・デメリット
5. CO2の分離・回収法のコスト
6. 世界のCO2発生量とCO2分離量
7. 分離法別のCO2分離量・需要動向
8. 化学吸収法
 8.1 概要
 8.2 化学吸収液の種類と動向
 8.3 代表的な化学吸収液の項目別比較
 8.4 KS-1吸収液
 8.5 業界分析
 8.6 課題
 8.7 開発動向
9. 物理吸収法
 9.1 概要
 9.2 業界分析
 9.3 EAGLE プロジェクト
 9.4 開発動向
10. 固体吸収法
 10.1 概要
 10.2 物理吸着
 10.3 化学吸着
 10.4 物理脱着と化学脱着
 10.5 固体吸収材によるCO2回収技術の開発動向
 10.6 開発動向
 10.7 物理吸着法
 10.8 化学吸着法
 10.9 PCP/MOF
 10.10 ケミカルループ燃焼法
11. 深冷分離

第3章 膜分離法
1. 概要
2. CO2分離膜に使用される素材と形状
3. 業界分析
4. 国内の動向
5. 高分子膜
 5.1 概要
 5.2 研究動向
 5.3 業界分析
 5.4 Microporous organic polymers (MOPs)
 5.5 MMM(Mixed-Matrix Membrane)
 5.6 代表的な高分子材料
 5.7 開発動向
6. 無機膜
 6.1 概要
 6.2 ゼオライト膜
6.3 シリカ膜
6.4 炭素膜
6.5 イオン性液体膜

第4章 天然ガス
1. 概要
2. 天然ガス精製
3. 天然ガスプラントにおけるCO2分離回収方法
 3.1 吸収法
 3.2 吸着分離法
 3.3 膜分離法
 3.4 深冷分離法
4. 天然ガス中からの不純物として含まれる硫化水素の除去
5. 天然ガス中からのヘリウムの分離・精製
6. 業界分析
7. 天然ガス応用分野で製品化された膜材料
 7.1 概要
 7.2 業界分析
 7.3 開発動向

第5章 直接空気回収(DAC)
1. 概要
2. DACのメリット
3. 低濃度CO2除去技術
 3.1 化学吸収液
 3.2 膜分離
4. 業界分析
5. 国内の動向
6. 運用コスト
7. 開発動向

第6章 石炭ガス化複合発電(IGCC)
1. 概要
2. IGCCの特徴
3. ガス精製設備
4. 湿式ガス精製方式
5. 乾式ガス精製方式
6. 業界分析

第7章 BECCS
1. 概要
2. BECCSプロジェクト
3. 業界分析
4. 課題
5. 開発動向

第8章 水素製造
1. 概要
2. グリーン水素 vs ブルー水素
3. 産業別の水素発生工程
 3.1 概要
4. 水の電気分解(水電解)
4.1 概要
5. 業界分析
6. 主な水素製造システム
 6.1 アルカリ水電解システム
 6.2 固体高分子水電解システム
7. Power to Gas(P2G)
 7.1 概要
 7.2 業界分析
8. メタネーション
 8.1 概要
 8.2 業界分析
 8.3 企業動向
9. 水素製鉄法
 9.1 概要
 9.2 業界分析
 9.3 COURSE50
 9.4 欧州の取り組み
 9.5 企業動向

第9章 世界のCCS産業
1. 米国
 1.1 概要
 1.2 45Q税控除
 1.3 CO2EOR
 1.4 米国エネルギー省(DOE)
 1.5 カリフォルニア州
 1.6 Petra Nova Carbon Capture プロジェクト
 1.7 水素戦略
 1.8 開発動向
2. カナダ
 2.1 概要
 2.2 Alberta Carbon Trunk Line (ACTL)
 2.3 Weyburn-Midale CO2Monitoring and Storage プロジェクト
 2.4 Quest CCSプロジェクト
 2.5 Boundary Dam プロジェクト
 2.6 水素戦略
 2.7 開発動向
3. EU
 3.1 概要
 3.2 水素戦略
4. ノルウェー
 4.1 概要
 4.2 Northern Lights Project
 4.3 水素戦略
 4.4 開発動向
5. スウェーデン
 5.1 概要
 5.2 動向
6. デンマーク
 6.1 概要
 6.2 開発動向
7. オランダ
 7.1 概要
 7.2 Porthos プロジェクト
 7.3 Athos プロジェクト
 7.4 開発動向
8. ドイツ
 8.1 概要
 8.2 LEILAC(Low Emissions Intensity Lime And Cement)プロジェクト
 8.3 ALIGN CCUS
 8.4 水素戦略
 8.5 開発動向
9. 英国
 9.1 概要
 9.2 HyNet
 9.3 UK Research and Innovation (UKRI)
 9.4 開発動向
10. フランス
 10.1 概要
 10.2 Dinamxプロジェクト
 10.3 水素戦略
11. 中国
 11.1 概要
 11.2 中国のCCUS ロードマップ
 11.3 国華電力のCCSモデルプロジェクト
 11.4 神華集団のCCSプロジェクト
 11.5 開発動向
 11.6 中国の水電解装置
12. インド
 12.1 概要
 12.2 水素戦略
 12.3 開発動向
13. インドネシア
 13.1 概要
 13.2 水素戦略
 13.3 開発動向
14. サウジアラビア
 14.1 概要
 14.2 水素戦略
 14.3 開発動向
15. オーストラリア
 15.1 概要
 15.2 Gorgon LNG Project
 15.3 Wheatstone LNG Project
 15.4 Ichthys LNG Project
 15.5 水素戦略
 15.6 開発動向
16. 韓国
 16.1 概要
 16.2 水素戦略
 16.3 開発動向
17. 日本
 17.1 概要
 17.2 CCS
 17.3 苫小牧におけるCCS大規模実証試験
 17.4 大崎クールジェンプロジェクト

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代表者名
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上場
未上場
資本金
-
設立
1984年04月