ネットワーク常時接続ウェアラブル端末 & ヘルスケアクラウドソリューション「mSafety™」サービス開始
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社は、ネットワーク常時接続可能なウェアラブル端末とヘルスケア・安全クラウドマネージメントソリューションをセットにしたソリューションサービス「mSafety™(エムセーフティ)」を法人顧客に向けて今月より国内で展開します。
「mSafety」は、LTE-M通信によるネットワーク常時接続可能なソニー製のウェアラブル端末とヘルスケア・安全クラウドマネージメントソリューションを組み合わせたBtoB向けソリューションサービスです。ウェアラブル端末は、心拍やGPSによる位置情報の取得の他、ユーザの行動検知、睡眠、消費エネルギーなどを推定する独自のアルゴリズムを搭載しています。また、クラウドマネージメントソリューションでは、端末管理、ソフトウェアの遠隔更新などウェアラブル端末を管理する機能を提供します。
「mSafety」では、サービス事業者が自社のソリューションとしてウェアラブル端末を活用する際に必要となる、ウェアラブル端末、通信サービス、端末管理サービスを提供します。導入事業者は、「mSafety」を活用することで、従業員の健康管理や製造・作業現場における安全管理など、ヘルスケアデータを活用したデジタルソリューションをスピーディに構築することができます。
また、臨床試験時にデジタルバイオマーカーとして活用できるソリューションとしても事業化の準備を進めています。
現状、ウェアラブル端末を用いたヘルスケア・安全管理のソリューションはスマートフォンを介したサービスが主流ですが、ネットワークとの接続性、収集できるデータの可搬性という観点で事業者におけるサービス構築の課題にもなっています。一方で、事業者が自前で端末などの開発を行うには技術的・投資対効果に困難が伴うという声もあります。
「mSafety」では、ウェアラブル端末を使った自社サービスを構築しようとした場合にハードルとなるウェアラブル端末、通信サービス、端末管理サービスを提供するため導入事業者はウェアラブル端末を提供するプラットフォームのサービスモデルに依存せず、データのオーナーシップを持つ独自のエコシステムを少ない負担で構築できるようになります。新規事業参入に加えて、既にサービス提供している事業者においても「mSafety」と連携することでサービス拡張の可能性が広がります。
- 「mSafety」 主な特長
ウェアラブル端末は、ソニーが培ったモバイルハードウェア設計技術を活かして設計されています。LTE-M接続を搭載し、心拍やGPSによる位置情報の取得に加え、歩行や走行などのユーザの行動検知や、睡眠、消費エネルギー、酸素最大摂取量(VO2Max)を推定する独自のアルゴリズムを搭載しています。
これらのヘルスケアデータを取得可能なSDK(ソフトウェア開発キット)を提供します。導入企業は、どのデータをどの頻度で収集するか、ディスプレイに何を表示するか、外部センサーと接続するかなど、自社のサービスに合わせた独自のウェアラブル端末アプリケーションを本SDK上で開発可能です。
スケーラブルな端末管理
ウェアラブル端末はクラウド上で管理され、端末のリアルタイムの状態の確認や、設定変更(データアップロード頻度など)、遠隔からのソフトウェアの更新ができます。
これにより、煩雑な端末管理から解放され、サービス事業者の業務改善を実現します。
セキュアかつコントロール可能なデータフロー
ウェアラブル端末から取得するデータは暗号化され、暗号化された状態でサービスプラットフォームに送信されます。また、取得したデータは導入事業者にてデータのオーナーシップを持つことができ、より柔軟かつ高度なヘルスケアサービスの構築が可能となります。
※端末の詳細は【別紙】を参照ください。
- 「mSafety」の展開について
第一弾として今月より、富士フイルムデジタルソリューションズ株式会社が提供する、安全見守りクラウドサービス「SAFEMO(セーフモ)」への導入を開始します。
本件を皮切りに、今後、ヘルスケア・安全管理をはじめ、高齢者見守り・介護、レジャー時の見守りサービス、デジタルバイオマーカー、臨床試験等のサービスプロバイダー、学術研究支援等、ヘルスケア・ウェルネス分野における様々な領域での導入・活用を目指してまいります。
「mSafety」想定活用先事業
※「mSafety」に関する詳細、法人のお客様からのお問い合わせ先等につきましては、
サービスページを参照ください。
https://msafety.sonynetwork.co.jp/
※記載されている会社名および商品名、サービス名は各社の商標または登録商標です。
- 【別紙】「mSafety」 ウェアラブル端末
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