マネーフォワードケッサイ、スタートアップ経営者を対象に「ランウェイに関する実態調査」を実施
スタートアップの45.1%が、成長フェーズにおいて「予期せぬ資金需要」を経験
マネーフォワードケッサイ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:冨山 直道)は、資金調達経験のあるスタートアップ(創業年数10年以内)の経営者・役員102名を対象に、スタートアップのランウェイに関する実態調査を実施しました。

◾️調査サマリー

今回の調査では、スタートアップにおける資金需要の予測困難性と、ランウェイ管理の重要性が明らかになりました。スタートアップの資金調達環境は回復傾向にある一方で、成長フェーズにおける予期せぬ資金需要が発生するケースが目立ち、多くの企業が迅速な投資判断を求められています。このような環境下で、スタートアップが成長機会を最大化するためには、従来の資金調達に加え、成長投資を支える柔軟な資金調達手段の確保が不可欠と言えるでしょう。
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■調査概要
調査名称:スタートアップのランウェイに関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2024年12月18日〜同年12月20日
有効回答:資金調達経験のあるスタートアップ(創業年数10年以内)の経営者・役員102名
※ 構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
①直近の調達ラウンド、25.4%が「シード」、19.6%が「シリーズA」
「Q.直近の調達ラウンドを教えてください。」(n=102)と質問したところ、「シード」が25.4%、「シリーズA」が19.6%という回答となりました。
各調達ラウンドの定義については、以下をご参照ください。
・シード:スタートアップが初期の製品開発や市場調査を行うための資金調達。エンジェル投資家やベンチャーキャピタルが関わることが多い。
・シリーズA:企業が製品の実験段階を超えて、事業を拡大するための 資金 調達。ビジネスモデルの確立が進み、投資家がリスクをとる時期。
・シリーズB:事業規模をさらに拡大し、収益化を目指す段階。新たな市場への進出やチームの拡大を目的とした資金調達。
・シリーズC:企業が成熟期に差し掛かり、さらに大きな市場シェアを狙って資金を集める。上場準備や買収を目指すこともある。
・シリーズD以降:企業がより成熟し、さらにスケールアップする段階。企業は市場でのシェアを拡大し、事業規模を飛躍的に拡大することを目指す。

②直近の資金調達額、57.0%が「1億円未満」と回答
「Q.直近の資金調達額を教えてください。」(n=102)と質問したところ、「1億円未満」が57.0%、「5億円以上10億円未満」が9.8%という回答となりました。
①では、45%が直近の調達ラウンドを「シード」「シリーズA」と回答しており、初期段階のスタートアップが多く、比較的小規模な資金調達を行っていると考えられます。

③60.8%が、「計画通り」または「計画以上」の調達額を確保できたと回答
「Q.直近の資金調達で、当初計画していた調達額を確保できましたか。」(n=102)と質問したところ、「計画通り確保できた」が46.1%、「計画以上の金額を調達できた」が14.7%と、合わせて6割以上の企業が「計画通り」または「計画以上」の調達額を確保できたと回答しています。
一方、「計画より少ない金額となった」が21.6%で、一部のスタートアップ企業においては資金不足となっていることがわかりました。

④ 資金調達時に想定していたランウェイ期間、26.5%が「6ヶ月未満」、23.5%が「6ヶ月以上12ヶ月未満」
「Q.あなたが直近の資金調達時に想定していたランウェイ期間を教えてください。」(n=102)と質問したところ、「6ヶ月未満」が26.5%、「6ヶ月以上12ヶ月未満」が23.5%という回答となり全体の半数が1年未満の短期的なランウェイを想定しており、迅速な成長や次の資金調達を視野に入れていることが明らかになりました。

⑤45.1%が、成長フェーズにおいて「予期せぬ資金需要」を経験
「Q.成長フェーズにおいて、予期せぬ資金需要が発生した経験はありますか。」(n=102)と質問したところ、「ある」が45.1%、「ない」が36.3%という回答となりました。

⑥予期せぬ資金需要が発生した理由、「人材採用の前倒し・人件費の増加」「売上目標の未達による収益計画のずれ」が最多
⑤で「ある」と回答した方に、「Q.予期せぬ資金需要が発生した理由や出来事を教えてください。(複数回答)」(n=46)と質問したところ、「人材採用の前倒し・人件費の増加」が39.1%、「売上目標の未達による収益計画のずれ」が39.1%という回答となりました。

⑦ 「予想外の大口契約がとれた」や「業務遂行に新たなソフトが必要となった」などの理由も
「⑥で回答した以外に、予期せぬ資金需要が発生した理由や出来事があれば教えてください。(自由回答)」(n=46)と質問したところ、「予想外の大口契約がとれた」や「業務遂行に新たなソフトが必要となった」などの以下の回答がありました。
<自由回答>※一部抜粋
・予想外の大口契約がとれたから
・顧客からの急な追加要望
・支払いが早くなった
・業務遂行に新たなソフトが必要となった
⑤〜⑦の結果から、予期せぬ資金需要が発生するケースは多く、資金調達手段を常に検討することが必要と考えられます。また資金需要は、マイナスな要因の他、契約が取れるなどのプラスな要因においても発生することがわかりました。
⑧77.5%が、事業拡大のチャンスを逃さないために、迅速な投資判断が必要だと感じた経験あり
「Q.事業拡大のチャンスを逃さないために、迅速な投資判断が必要だと感じたことはありますか。」(n=102)と質問したところ、「何度もある」が32.4%、「数回程度ある」が33.3%、「一度だけある」が11.8%という回答となり、迅速な投資判断が必要と感じた企業は合わせて77.5%という結果になりました。
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■マネーフォワードケッサイ株式会社について
名称 :マネーフォワードケッサイ株式会社
所在地:東京都港区芝浦 3-1-21 msb Tamachi 田町ステーションタワーS 21F
代表者:代表取締役社長 冨山 直道
事業内容:ファイナンスサービスの開発・提供
提供サービス:
企業間後払い決済サービス『マネーフォワード 掛け払い』
スタートアップ向け資金調達サービス『マネーフォワード トランザクションファイナンス for Startups』
事業者向け請求書カード払いサービス『マネーフォワード 請求書カード払い』
売掛金早期資金化サービス『マネーフォワード アーリーぺイメント』
URL:https://mfkessai.co.jp/corp/top
サービスに関するお問い合わせ:business@mfkessai.co.jp
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