「その歯と100年。キシリトールプロジェクト」を始動。キシリトール摂取を習慣化させ、歯の健康維持に貢献。第一弾として「スマートシティ会津若松」における歯と口の健康啓発に関する取り組みを実施 。
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株式会社ロッテ(所在地:東京都新宿区、代表取締役社長執行役員:牛膓栄一、以下「ロッテ」)は、キシリトールを通じた歯と口の健康維持を全国に啓発する取り組み「その歯と100年。キシリトールプロジェクト」を始動いたします。本プロジェクトでは、予防歯科の先進国であるフィンランドに倣い、国内の地域において、自治体のご理解や地元歯科医師会など関係機関の皆様にご協力をいただきながら、キシリトールをはじめとしたむし歯予防習慣を日本で普及させていく取り組みを実施していきます。
その第一弾として、「スマートシティ会津若松」における歯と口の健康啓発に関する取り組みを2020年10月23日(金)に発表いたしました。
■その歯と100年。キシリトールプロジェクトの背景・目的
キシリトールが日本に上陸してから20年以上が経過し、その認知率は89.5%※1に達しています。しかしながら、キシリトールの具体的な特徴を知っている人は25.5%※1です。大半の方々が「なんとなく歯にいい」という理解しかされていない状況にあります。実際、「キシリトールを歯の健康のために利用している人」は32%※1です。
世界一幸せな国といわれるフィンランドはかつて、むし歯の多い国でした。1972年に国民健康法が施行され、治療から予防中心の保健・医療制度が開始されました。1975年にトゥルク大学のカウコ・マキネン教授らによる研究によってキシリトールのむし歯予防効果が明らかになると、家庭でのセルフケアの一つとしてフッ素の活用とともに、キシリトールの摂取もフィンランド全体に普及していきました。これらの活動の結果、フィンランドでは国民のむし歯数が大きく低減し、むし歯予防先進国といわれるまでになりました。
現在ではなんとフィンランド国民の94%※1が「歯の健康のためにキシリトールを摂取した経験」があり、18歳以下の子どもがいる家庭の67%※1が日常的にキシリトールを摂取しています。セルフケアの基本である歯磨き・フッ素入り歯磨き剤の活用とともに、歯の健康維持にキシリトールが役立てられています。
長年、キシリトールの素材研究を積み重ねてきたロッテはむし歯のない社会を目指し、このフィンランドのセルフケア習慣に改めて注目。「歯磨き・フッ素・キシリトール」に「定期的な歯科健診」を加えた習慣を日本でも普及させるため「その歯と100年。キシリトールプロジェクト」を発足いたします。
本プロジェクトの第一弾である「スマートシティ会津若松」における歯と口の健康啓発に関する取り組みを皮切りに、2023年までに全国10自治体への展開を目標に、キシリトールを通じて皆様の歯の健康維持に貢献してまいります。
※1 ロッテ調べ
■福島県会津若松市での取り組み概要
本プロジェクトの第一弾として、福島県会津若松市における歯と口の健康啓発に関する取り組みを2020年10月23日(金)に発表いたしました。福島県会津若松市では、「スマートシティ会津若松」の推進を掲げ、健康や福祉、教育などさまざまな分野においてICTや環境技術を活用し安心して快適に暮らすことのできるまちづくりを進めています。キシリトール摂取による幼児期からの口腔ケアを定着させたいと考えるロッテとして、福島県の子どもの「むし歯保有率の高さ」※2に注目。中でも、スマートシティ機能を活用し、市民のさらなる健康増進に取り組む会津若松市において、同市による理解のもと、会津若松市内の保育園・幼稚園10園にキシリトール入りタブレットを提供いたしました。
今後は、「スマートシティ会津若松」で実装しているオプトイン型のデータ活用方法を活かし、会津若松市の歯科医師会と連携のもと、キシリトール入りタブレットを摂取する園児たちのむし歯の保有率に関する情報を基に、罹患低減に向けた活動の実施も検討していきます。
※2 文部科学省 令和元年学校保健統計調査
●株式会社ロッテ 代表取締役社長執行役員 牛膓 栄一 コメント
1997年に、甘味料キシリトールが食品添加物として指定されてから20年以上、ロッテはその普及に努めてきました。むし歯の原因とならず、歯と口の健康に寄与するキシリトールの普及活動を継続してきたことは、社会課題でもある「むし歯」に対して、菓子メーカーであるロッテができる、CSV(共通価値の創造)であったと自負しております。今回、会津若松市が私共の推進するキシリトールを通じた活動にご理解いただけたことを大変うれしく思っております。
人生100年時代です。キシリトールはこうした時代の社会ニーズに貢献できる素材であり、創立72年を迎えたロッテも100年以上続く企業であり続けたいと考えております。「その歯と100年。キシリトールプロジェクト」並びにこれからのロッテにぜひご期待ください。
●会津若松市 市長 室井 照平氏 コメント
本市では、地域活力の再生に向けた取り組みの一環として、「スマートシティ会津若松」を推進しています。この取り組みでは、ICT(情報通信技術)や環境技術などを、健康や福祉、教育、防災、さらにはエネルギー、交通、環境といった生活を取り巻くさまざまな分野で活用し、将来に向けて持続力と回復力のある力強い地域社会と、安心して快適に暮らすことのできるまちづくりを進めていくものです。この度、ロッテ様が、本市が推進する「スマートシティ会津若松」の理念に賛同いただき、数ある自治体の中から、先んじて会津若松市での展開をされることを大変嬉しく思います。ロッテ様の取り組みによって、市民の歯と口の健康のさらなる向上につながることを期待しています。
■本プロジェクトの今後の展開
ロッテは、持続可能な社会の実現に貢献するため、事業活動を通じて取り組むべきマテリアリティ(重要課題)を設定しております。そのマテリアリティに具体的に取り組むためのESG中期目標のひとつとして、「2028年までに国内で歯と口の健康のためにキシリトールを生活に取り入れている人の割合を50%以上にすること」を目標に掲げました。
今後も自治体や地域の歯科医師会の皆様と協力して、むし歯のない社会の実現に向けた取り組みを拡大していきます。
<その歯と100年。キシリトールプロジェクト活動内容について>
- 地域の歯科医師会と連動し、「歯磨き・フッ素・キシリトール」に「定期的な歯科健診」を加えた習慣の啓発
- 教育機関(幼稚園・保育園)へのキシリトールサーバー提供、キシリトール入りタブレットの特別価格での提供
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