【星野リゾート】滞在型リゾート「星のや軽井沢」を支えるエネルギーシステム「EIMY(エイミー)」の紹介動画をYouTubeで公開

~自然への負荷を最小限に抑えるため、エネルギーを施設エリア内で生産するサステナブルな活動「Energy In My Yard」~

星野リゾート

星野リゾートは、2025年6月16日、滞在型リゾート「星のや軽井沢」を支えるエネルギーシステム「EIMY」(エイミー)の紹介動画をYouTubeで公開します。EIMY(Energy In My Yard)は、豊かな自然環境の上に成り立つリゾートとして、自然への負荷を最小限に抑えるために、「自ら使うエネルギーはできるだけ自分たちで生産する」という発想から生まれた、サステナブルなエネルギーシステムです。2005年に開業した星のや軽井沢では、地形の高低差を活かした「水力発電」、活火山である浅間山の恵みを生かした「温泉排熱と地中熱の利用システム」、省エネのために工夫された「環境建築」などを組み合わせることで、同施設が消費するエネルギーの約7割(68% 2017年時点)を敷地エリア内で生産しています。こうした自然エネルギーの活用は、エネルギー消費量や温室効果ガス(GHG)排出量を低減する、気候変動対策に繋がっています。この動画では、星のや軽井沢がラグジュアリーな滞在体験と高効率な環境性能をどのようにして両立しているかについて、3Dジオラマやイラストを交えてわかりやすく紹介します。

URL:https://youtu.be/idsuT0JoyNk

■自ら使うエネルギーは自分たちで生産する「EIMY(エイミー)」という考え方

2005年に開業した星のや軽井沢は、浅間山麓に位置し、豊かな自然に囲まれた滞在型リゾートです。同施設の前身である「星野温泉旅館」は、1914年の開業当初から敷地内の川を利用した水力発電を行い、電力を自給していましたが、暖房や給湯の多くを灯油に頼っていました 。そこで、星のや軽井沢は建築計画の段階から「環境への負荷を最小限に抑えるエコロジカルなリゾート」を目指し、「自ら使うエネルギーはできるだけ自分たちで生産する」という「EIMY」(エイミー:Energy In My Yard)の考えのもと、自然エネルギーの活用を推進するエネルギーシステムの検討が始まりました。既存の「水力発電」に加え、温泉排熱と地中熱を組み合わせたヒートポンプシステムを新たに導入し、省エネ性能の高い「環境建築」も採用したことで、同施設が消費するエネルギーの約7割(68% 2017年時点)を敷地エリア内で生産できるようになりました。

■水力発電

星野温泉には、開業当初から自家水力発電により電気をまかなってきた歴史があります。現在では、施設エリア内に地形の高低差を活かした水力発電所が2か所あり、直近4年間の年間平均発電量は約81万KWhとなっています。また、星のや軽井沢の中央を流れる川は、その下流にある水力発電所のために設けられた調整池(*1)・沈砂池(*2)でもあります。水力発電のためのシステムが、星のや軽井沢を象徴する水辺の景観を作り上げているのです。

水力発電所
水力発電所・内観
星のや軽井沢・水辺の景観

*1:24時間一定の水量を発電所に送るための池

*2:砂や泥などの不純物を取り除くための池

■掛け流し温泉排湯熱

星野温泉(*3)では、7本の源泉から毎分852L湧出する温泉を源泉かけ流しで提供しており、約40℃の温かい温泉が常時排出されています。その温泉排湯が持つ熱エネルギーをヒートポンプによって回収し、温水や冷水、床暖房など星のや軽井沢の熱源として活用しています。温泉排水の放流温度を下げる効果もあり、川の水温上昇による生態系への影響も低減しています。

星野温泉 トンボの湯

*3:メディテイションバス・星野温泉 トンボの湯

■地中熱利用システム

星のや軽井沢の敷地内には、「地中熱交換井」(地中の熱を採り出すための井戸)が3本あります。深さ400mの地中熱交換井の中に水を循環させることで、地中の熱を採り出しています。熱以外のものは採り出さないため、地盤沈下などの恐れはありません。地中から採り出した熱は、温泉の排湯熱と同様にヒートポンプによって熱エネルギーを回収し、星のや軽井沢の熱源として活用しています。

地中熱交換井

■環境建築・風楼

星のや軽井沢は、エネルギー使用量を抑制するため、屋根の上に「風楼(ふうろう)」と呼ばれる小屋根を取り付け、自然の冷気を利用する仕組みを取り入れています。風楼は天井から外の空気を取り込む通気口であり、自然換気によって空気の循環を促し、客室内の温度を下げる役割を果たします。軽井沢の冷涼な気候を活かし、自然の風を取り入れて涼を保つ「天然のエアコン」です。

風楼
風楼・図面

■環境建築・ヒートポンプ

星のや軽井沢の地下には2か所の機械室があり、そこから客室や温泉、メイン棟である「集いの館」などへ、冷水・温水、そして温泉を供給しています。これらを冷やしたり温めたりするエネルギーは、温泉排湯や地中熱をヒートポンプに投入することで得られます。

ヒートポンプ

ゼロエミッション・自然エネルギーの活用に関する表彰実績

2003 年 第 6 回グリーン購入大賞「環境大臣賞」

2006 年 地球環境大賞 フジサンケイビジネスアイ賞

2007 年 地球温暖化防止活動環境大臣賞

2007 年 新エネ大賞 資源エネルギー庁長官賞

2012 年 リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰

2012 年 経済産業大臣賞

2016 年 循環型社会推進功労者環境大臣表彰

2024 年 第1回ニューズウィーク日本版SDGsアワード脱炭素部門賞

■SDGs への貢献について

星のや軽井沢における環境経営の取り組みは、SDGs の目標7「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」、目標13「気候変動に具体的な対策を」に寄与することを目指しています。

■星野リゾート

「旅を楽しくする」をテーマに、旅の目的や過ごし方に合わせた滞在を提案しています。独創的なテーマが紡ぐ圧倒的非日常「星のや」、ご当地の魅力を発信する温泉旅館「界」、想像を超えて記憶に残るリゾートホテル「リゾナーレ」、テンションあがる「街ナカ」ホテル「OMO(おも)」、みんなでルーズに過ごすホテル「BEB(ベブ)」、心揺さぶる山ホテル「LUCY(ルーシー)」の6ブランドを中心に、国内外71施設(国内66、海外5)を運営しています。

URL:https://www.hoshinoresorts.com/

■星のや軽井沢

⾕の集落に滞在する。離れの客室は⽔辺を囲み、部屋のテラスからは季節のうつろいが感じられます。「軽井沢野⿃の森」に⾯した豊かな⾃然環境にて、休息の時間を満喫できる滞在型の宿泊施設です。

所在地  :〒389-0194 ⻑野県軽井沢町星野

電話   :050-3134-8091(星のや総合予約)

客室数  :77室・チェックイン:15:00/チェックアウト:12:00

料⾦   : 1泊170,000円〜(1室あたり、税・サービス料込、⾷事別)

アクセス :JR軽井沢駅より⾞で約15分(送迎バスあり<無料>)、碓氷軽井沢ICより⾞で約40分

開業日  :2005年7月20日

URL   :https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/hoshinoyakaruizawa/

■星のや

「その瞬間の特等席へ。」をコンセプトに、各施設が独創的なテーマで、圧倒的⾮⽇常を提供する「星のや」。国内外に展開する各施設では、その⼟地の⾵⼟、歴史、⽂化をおもてなしに繊細に織り込み、出合った季節にしか味わえない最高の瞬間を体験していただくことで、訪れた人を日々の時間の流れから解き放つ。

URL:https://hoshinoresorts.com/ja/brands/hoshinoya/

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会社概要

星野リゾート

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URL
https://hoshinoresorts.com/jp/
業種
サービス業
本社所在地
長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉2148
電話番号
-
代表者名
星野佳路
上場
未上場
資本金
-
設立
1914年04月