「人生の意味」から解放されれば楽になる。78歳の生物学者・池田 清彦氏が語る “老いと死”の本当の話。新刊『老いと死の流儀』11月1日発売
株式会社扶桑社は、生物学者の池田清彦氏による新刊『老いと死の流儀』を2025年11月1日に発売いたします。

生物学的な視点から「老い」と「死」を解き明かし、人生の終盤戦をより自分らしく、楽しく過ごすための知恵と考え方を提示した一冊
「老い」を否定的に考える人も多いが、加齢に伴う身体の衰えや病気はそもそも「仕方のないこと」。だからこそ、抗うのではなく受け入れて、今の自分にとってちょうどいいことを無理なく適当に楽しむ。『ホンマでっか!? TV』でもおなじみの“生物学の専門家"池田清彦氏が、「老い」と「死」の正体を生物学的、社会的観点から解き明かし、「適当」に生きて「自然に」死ぬための最適解を伝える一冊。
〈本書「はじめに」より一部抜粋・編集〉
私は今年78歳になりました。かつては大好きな虫採りに自由な時間を費やしていましたが、ここ数年は脚の痛みで思うように動けなくなりました。しかし、「老いは仕方のないこと」と受け入れ、今は家庭菜園に楽しみを見出しています。「老いる」ことによってできなくなることがある一方で、老いた今だからこそできることもある、と実感します。
そんなふうに今の自分にとってちょうどいいこと、つまり「適当なこと」を、無理なく楽しむ、というのが、限りある時間の使い方としてはもっとも賢いのではないでしょうか。
本書では、「老い」の正体を生物学的・社会的観点から解き明かしつつ、うまく付き合っていく方法をお話しています。老いや死についての「本当の話」を知れば、ネガティブに捉えがちな老いや死も、そう嫌なものでもないな、と思っていただけるかもしれません。あまり力まず、気楽に読み進めてみてください。
目次
第1章 「老いる」とはどういうことか?
第2章 長生きに「効くかもしれない」こと
第3章 社会がつくり上げる「老い」
第4章 「今」を楽しめばボケ知らず
第5章 死は人間にとって「自然な終了」
第6章 「人生の意味」から解放されれば楽になる
【著者プロフィール】
池田清彦(いけだ きよひこ)
1947年、東京都生まれ。生物学者。東京教育大学理学部生物学科卒、東京都立大学大学院理学研究科博士課程生物学専攻単位取得満期退学、理学博士。山梨大学教育人間科学部教授、早稲田大学国際教養学部教授を経て、現在、早稲田大学名誉教授、山梨大学名誉教授。高尾599ミュージアムの名誉館長。生物学分野のほか、科学哲学、環境問題、生き方論など、幅広い分野に関する著書がある。フジテレビ系『ホンマでっか!?TV』などテレビ、新聞、雑誌などでも活躍中。著書に『平等バカ』『専門家の大罪』『驚きの「リアル進化論」』(すべて小社刊)、『人間は老いを克服できない』(角川新書)、『「頭がいい」に騙されるな』(宝島社新書)、『老後は上機嫌』(共著:ちくま新書)など多数。また、『まぐまぐ』でメルマガ『池田清彦のやせ我慢日記』(http://www.mag2.com/m0001657188)を月2回、第2・第4金曜日に配信中。
【書誌情報】
タイトル:『老いと死の流儀』
定価:1045円(税込)
発行:扶桑社
発売日:2025年11月1日(土)
判型:新書版
ISBN:978-4-594-10153-4
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