JTB、絶景プロデューサー詩歩さんと日本の絶景を世界へ発信
「JTB JAPAN Inbound」 マイスターとして観光コンテンツを発掘し、地域課題の解決へ
株式会社JTBは、訪日インバウンド事業戦略「訪日インバウンドVISION2030」(以下、本戦略)のもと、訪日外国人旅行者の目的となるサービス・コンテンツを創出する取り組みを加速させるため、絶景プロデューサー 詩歩さんとパートナーシップを締結しました。
本パートナーシップにおいて、詩歩さんをJTBの訪日インバウンド事業を指す「JTB JAPAN Inbound」の専属マイスター*1としてお迎えします。絶景を切り口として地域の魅力を発掘し、誘客やエリア内での分散、受け入れ体制など地域毎に異なる多様なニーズに向き合い、課題の解決につなげていきます。

第1弾として今冬、富山県の「冬ならではの絶景」を写真・記事でコンテンツ化し、日本好き外国人向けメディア「FUN!JAPAN」からアジアを中心とする海外へ発信します。詩歩さんとともに開発した観光コンテンツによって、訪日旅行における体験価値を高め、観光の地域分散を促進します。成果はデータとして蓄積しPDCAを回すことで、他の地域へも取り組みを展開していきます。
*1「JTB JAPAN Inbound」 マイスター
「訪日外国人旅行者へ最高の訪日体験を提供」できる仕組みをつくり、訪日インバウンド市場のさらなる成長と持続可能な観光立国の実現を目指す事業戦略「訪日インバウンドVISION2030」に共感し、訪日外国人旅行者の旅行の目的となるきっかけを共創できるパートナーとして、日本各地の本質的な魅力を見極め、コンテンツ化し、世界へ発信できる専門家。
■課題と背景
現在、訪日インバウンド市場では、オーバーツーリズムや環境負荷の増大、人手不足が課題となっています。政府が掲げた2030年に訪日外国人旅行者数6,000万人、訪日外国人旅行消費額15兆円を実現するためには、訪日外国人旅行者の観光における「時間・場所・コンテンツ」などの適切な分散を行い、地域経済の活性化につなげることが重要です。都市部への一極集中を改善し、地方に新たな人流を創る、誘客・創客が必要不可欠だと考えています。
■パートナーシップ概要
これまで海外の絶景を中心に日本へ発信してきた詩歩さんですが、近年は日本の絶景の撮影にも取り組まれており、「持続可能な地域の観光産業の発展へ貢献したい」という想いがJTBの「訪日インバウンドVISION2030」の目指す姿と合致し、今回の共創につながりました。
詩歩さんとのパートナーシップ締結により、以下のような取り組みを推進していきます。
1.地域の魅力を引き出し、訪日外国人旅行者を引き付ける観光コンテンツの発掘
詩歩さんのこれまでの絶景プロデューサーとしての経験を生かし、訪日外国人に向けたその土地ならではの景色、風景を中心とした観光コンテンツの新たな魅力を創出します。
2.アジアを中心とする日本好き外国人向けメディア「FUN!JAPAN」を通じた海外への情報発信
1で取り上げた観光コンテンツを詩歩さんならではの目線で撮影し、JTBのグループ会社である株式会社Fun Japan Communications が運営する日本好き外国人向けメディア「FUN!JAPAN」にて、観光コンテンツに関する情報を海外へ発信します。
今後、様々な地域、季節の観光コンテンツを「FUN!JAPAN」に集め、多くの日本好き外国人の方に日本の絶景を紹介します。(FUN!JAPANホームページ:https://www.fun-japan.jp/jp)
3.全国のJTB各拠点と地域自治体との連携により、観光コンテンツの発掘に伴う地域の取り組みをトータルで支援
全国47都道府県に拠点を持つJTBの強みを生かし、各地域自治体の多様な課題やニーズに寄り添います。詩歩さんとの観光コンテンツの発掘に加え、訪日外国人旅行者の受け入れ体制の整備や地域活性化にも取り組んでいきます。
■第一弾の取り組み
取り組みの第一弾は、冬の富山県を舞台とします。冬の絶景で新たな観光機会創出の可能性を秘めた富山県において、訪日外国人旅行者を冬にも呼び込むことで季節の魅力を発信し、通過型観光地から滞在型観光地への転換を目指します。
詩歩さんの視点で捉えた冬ならではの魅力的な絶景を撮影・記事化し、「FUN!JAPAN」を通じて海外へ発信することで、来年以降の訪日外国人旅行者の冬の富山への誘客につなげていきます。なお、第一弾の写真・記事の公開は2026年3月頃を予定しています。
■絶景プロデューサー 詩歩さん メッセージ

これまで海外70ヵ国と日本全国をカメラ片手に巡ってきました。旅を通じて感じたのは、魅力的な絶景スポットは地方にこそ眠っているということです。街明かりが少ないからこそ見える満天の星、山間部ならではの幻想的な雲海など、これまで数多く撮影してきました。
今回JTBさんとご一緒するにあたりオーバーツーリズムなどの懸念を正直にお伝えしたところ、景観保全や地域配慮も並行して取り組みたいという姿勢で意見が一致しました。写真という視点で培ってきた地方創生の経験を生かし、地域の皆さんもまだ気づいていないような新しい魅力を発掘できるよう尽力します。
<プロフィール>
詩歩(しほ)
「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」プロデューサー
静岡県出身、早稲田大学卒業。累計66万部の書籍「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」著者で、SNSのフォロワー数は100万人以上。 昨今の”絶景”ブームを牽引し、流行語大賞にもノミネートされた。 現在はフリーで活動し、旅行商品のプロデュースや自治体の地域振興アドバイザーなどを務める。
URL: https://shiho.me/

■株式会社JTB 常務執行役員 ツーリズム事業本部 副本部長 訪日インバウンドビジネス担当 山田 仁二 メッセージ
訪日インバウンドVISION2030の実現に向けて、全国各地の本質的な魅力を世界へ発信し、交流創造を具現化し続けたいと考えています。詩歩さんは、国内外問わず地域の魅力を深く掘り下げ、絶景という軸で作品に仕立て、共感を創出するプロデュース力をお持ちの方です。詩歩さんとともに、世界各国のお客様へ地域の絶景(ZEKKEI)を発信し、その場所が訪問目的となるような取り組みを推進してまいります。
■今後の展望
JTBグループ全体で横断的に「訪日インバウンドVISION2030」を推進するため、「既存事業6領域」と「+1の新領域」を整理し、それぞれの領域での創客を目指しています。
本取り組みを通して、当社の保有する様々なデータに基づき、ソースマーケットごとに異なるニーズやインサイトを理解し、地域に寄り添った、地域ごとの異なる地域課題の解決、その結果として地域分散や地域活性化から訪日インバウンド市場の成長に寄与することを目指していきます。
■「JTB JAPAN Inbound」について

JTBグループは、訪日インバウンド事業戦略「訪日インバウンドVISION2030」を掲げ、地域やステークホルダーとの「共創」と「創客」を通じて、訪日外国人旅行者の受入数および観光収入の拡大と、それによる持続可能な観光立国の実現を目指しています。訪日インバウンド戦略の策定から推進、さらには訪日外国人旅行者への認知拡大と体験提供までを一貫して支援し、「また訪れたい」と感じる魅力的な体験の創出に取り組んでまいります。
関連リリース:JTBが「訪日インバウンドVISION2030」を発表
https://www.jtbcorp.jp/jp/newsroom/2025/09/01_jtb_inboundvision2030.html
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