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GMOインターネットグループ
会社概要

GMOリサーチ、『加工食品に関する調査』を日本・中国で実施

~中国では「食の情報」への関心が高い~

GMOインターネットグループ

2014年9月29日
報道関係各位

GMOリサーチ株式会社
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『加工食品に関する調査』を日本・中国で実施
~中国では「食の情報」への関心が高い~
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GMOインターネットグループでインターネットリサーチ事業を展開するGMO
リサーチ株式会社(代表取締役社長 細川 慎一 以下、GMOリサーチ)は、
GMOリサーチが保有する日本のモニターと中国の提携モニターを対象に「加工
食品に関する調査」を実施いたしました。
 ●調査テーマ:加工食品に関する調査について
 ●調査地域:日本、中国
 ●調査対象:20~59歳の男女、各国800名ずつ 計1,600名
 ●調査期間:2014年6月30日~2014年7月4日
 ●調査方法:インターネット調査(クローズド調査)

【調査背景】
 昨今、日本では加工食品が生活必需品となっておりますが、最近では単な
る時間短縮の目的ではない商品が増加傾向にある様子が見受けられます。
一方、日本でも加工食品を輸入する中国では、XO醤、豆板醤などの合わせ
調味料が頻繁に利用されているイメージがありますが、「食の安全」をめぐ
る問題がマスメディアに取り沙汰されたことは記憶に新しく、現在の中国に
おける加工食品の利用動向に関心が集まっています。
 そこでGMOリサーチでは、日中両国の加工食品に関する消費者実態を把握す
るため、両国のモニターを対象にインターネットでのアンケートを実施いた
しました。

【調査結果】
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■各加工食品の利用頻度(図1)
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・両国における加工食品の位置づけを把握するため、加工食品に属する4種類
 の食品に対して、それぞれ利用頻度を調べた。中国では「ほぼ毎日」と
 回答した数値が、各加工食品で日本より高い結果となり、単に「加工食品
 が生活に溶け込んでいる」だけに留まらず、“加工食品依存”とも捉えら
 れるような頻度で利用しているヘビーユーザーが一定数いることがうかが
 える。
・また、「週に1回以上利用する」と回答した人が最も多い加工食品は、「調
 理済み冷凍食品」(日本:39.9%、中国:64.3%)で、両国とも最も利用
 されていることがわかった。しかし、「ほとんど利用していない、全く利
 用していない」と回答した人は、中国が9.4%なのに比べて日本は31.6%と非
 常に多い結果になった。
・その他の食品における「週に1回以上利用する」と回答した人の割合も「レ
 トルト食品」が日本:24.0%、中国:50.1%、「インスタント食品」が
 日本:29.7%、中国:47.1%、「メニュー専用合わせ調味料」が
 日本:28.9%、中国:53.2%と、それぞれ中国が日本の1.5~2倍の数値と
 なっており、中国では加工食品が生活に溶け込んでいる様子がうかがえる。

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■各加工食品に対して満足している点(図2~3)
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・ 「調理済み冷凍食品」の日本・中国における利用頻度の高さの背景を探る
 べく、満足している点について調べたところ、日本・中国ともに「調理時
 間が短縮できる」(日本:50.2%、中国:46.8%)と「簡便性に優れ、調理
 の手間が省ける」(日本:46.1%、中国:52.9%)が上位になった。
・ 両国の違いがはっきりと分かれたのは、満足している点の3位で、日本は
 「美味しい商品が充実している」が3位となるも31.5%だったが、中国は
 「調理方法がわかりやすい」が45.2%と半数に迫る高い数値で、3位になっ
 ている。この順位は中国で2番めに利用頻度の高かった「レトルト食品」に
 おいても同じだった。
・ このことから、「調理済み冷凍食品」に対して、日中ともに調理時間の短
 縮や手間が省ける点を重視しているが、中国の場合は、さらに「調理方法
 のわかりやすさ」にも比重を置いていることがわかった。

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■各加工食品に対する不満点(図4~5)
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・各加工食品に対する不満点では、食品別での不満点の項目に差はほぼ見ら
 れなかったものの、特に「インスタント食品」「メニュー専用あわせ調味
 料」において、日中の回答の違いが際立った。

<「インスタント食品」に対する不満点>
・日本では順に「ヘルシーな商品が少ない」(25.2%)、「もっと低い価格
 が相応しい」(21.2%)、「あまり美味しくない」(19.3%)が上位となっ
 た。一方、中国では「栄養成分表示に関する情報の不足」(32.8%)が一
 番多く、続いて「あまり美味しくない」(28.8%)、「ヘルシーな商品が
 少ない」(27.3%)となった。
・日本と中国の違いで際立っているのが、「栄養成分表示に関する情報の不
 足」で、日本では不満を感じている人が8.5%なのに対して、中国では32.8
 %と最も数値が高い。また、「品質があまり良くない」という項目に対し
 て、日本は10.1%だが、中国では倍以上の22.5%という結果になった。

<「メニュー専用あわせ調味料」に対する不満点>
・日本では「もっと低い価格が相応しい」(日本30.1%、中国:18.0%)が
 他に比べて際立って高い数値になっているのに対して、中国では、「食材
 原料の原産地や製品の製造元などの情報が不足している」(日本:9.8%、
 中国:27.2%)が突出して高い数値になっている。
・こうした結果から、日本では加工食品を利用する際に、健康や価格を気に
 する人が多い一方、中国では価格や味よりも、食品の情報や品質について
 の関心が高いことがわかった。これは、「食の安全」への信頼が厚い日本
 に比べ、中国では加工食品に対して多くの人が懸念を抱いていると考えら
 れ、両国の社会的背景の相違がうかがえる。

【総論】
 今回の調査で、中国と日本において加工食品を利用する際に重要視するポ
イントの相違が見えてきました。
 日中ともに、調理時間の短縮や調理方法の簡便さを目的として加工食品を
利用しているものの、日本では、より低価格での提供を求める割合が多いこ
とがわかりました。この背景には、長く続いたデフレによる消費者の節約志
向と、それに伴う価格競争が要因のひとつに挙げられるとGMOリサーチは推察
します。現在、景気回復の傾向にあるといわれますが、消費者の節約志向は
依然として強いのではないでしょうか。しかし、景気回復の兆しが見えたこ
とによって円安基調となり、原材料や製品の輸入価格が上昇しています。さ
らには2014年4月の消費税率の引き上げもあり、加工食品メーカーにおいては
商品価格の値上げ、あるいは同じ値段でありながら内容量を減らすといった
実質値上げを実施する動きもあります。こうした状況から、今後の日本の経
済動向に応じて、消費者の志向が変化していくと考えます。
 一方、中国では加工食品を利用する際、日本と違って価格よりも原産地や
栄養成分などの「内容情報」を気にかけていることがわかりました。これは、
「食の安全」について、中国内外でも依然として大きな問題として取り上げ
れられていることが関係していると考えられます。中国においては食品の安
全性に対する管理体制の構築が、今後の課題といえます。
 日本・中国ではそれぞれの社会・経済状況の違いにより消費者のニーズは
異なりますが、調理時間の短縮をはじめ、健康面や価格、食の安全など、両
国の多様なニーズに応じながら、今後も両国において加工食品への需要は高
まっていくとGMOリサーチは考えます。

※本調査での加工食品は「調理済み冷凍食品」「レトルト食品」「インス
タント食品」「メニュー専用合わせ調味料」とし、各食品、言葉の定義は
以下をご参照ください。
URL:http://www.gmo.jp/news/article/?id=4586

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【参考資料】
本プレスリリース及び参考資料は以下のURLからご覧いただけます。
URL:http://www.gmo.jp/news/article/?id=4586

(図1)各加工食品の利用頻度[N=各項目、各国 800 単一回答]
(図2)「調理済み冷凍商品」に満足している点(上位6位までを表示)
[「調理済み冷凍食品」を利用すると回答した日本:N=460、中国:N=697
複数回答]
(図3)「レトルト食品」に満足している点(上位6位までを表示)
[「レトルト食品」を利用すると回答した日本:N=492、中国:N=666複数
回答]
(図4)「インスタント食品」に不満に感じる点(上位7位までを表示)
[「インスタント食品」を利用すると回答した日本:N=457、中国:N=671
複数回答]
(図5)「メニュー専用合わせ調味料」に不満に感じる点(上位7位までを表
示)[「メニュー専用合わせ調味料」を利用すると回答した日本:N=439、
中国:N=621複数回答]
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【GMOリサーチ株式会社について】
 市場調査・分析および調査データを基にしたコンサルティングサービスを
提供しております。従来通りの市場調査手法はもちろん、MROCやアイトラッ
キング、スキャナマインドなど、最先端の技術と手法を駆使したGMOリサーチ
の市場調査サービスは、企業の迅速かつ最適な意思決定のお手伝いをいたし
ます。
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【調査に関するお問い合わせ先】
●GMOリサーチ株式会社 JMI事業本部 白鳥
TEL:03-5784-1100 FAX:03-5784-1105
E-mail:haruka.shiratori@gmo-jmi.jp
-------------------------------------
【報道関係お問い合わせ先】
●GMOリサーチ株式会社 広報部 千野
TEL:03-5784-1100 FAX:03-5784-1105 E-mail:pr@gmo-research.jp

●GMOインターネット株式会社 グループ広報・IR部 石井・島田
TEL:03-5456-2695 FAX:03-3780-2611 E-mail:pr@gmo.jp
-------------------------------------

【GMOリサーチ株式会社】(URL:http://www.gmo-research.jp/
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会社名 GMOリサーチ株式会社
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役社長 細川 慎一
事業内容 ■市場調査分析、広告、宣伝、出版に関する業務
■市場の調査並びにマーケティング調査に関するコンサルタント業務
■マーケティングリサーチ及び経営情報の調査、収集、提供
■各種市場調査の企画、実施
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【GMOインターネット株式会社】(URL:http://www.gmo.jp/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
会社名 GMOインターネット株式会社 (東証第一部 証券コード:9449)
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役会長兼社長・グループ代表 熊谷 正寿
事業内容 ■インターネットインフラ事業
■インターネット広告・メディア事業
■インターネット証券事業
■モバイルエンターテイメント事業
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright (C) 2014 GMO Research, Inc. All Rights Reserved.

■GMO INTERNET GROUP■ www.gmo.jp

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関連リンク
http://www.gmo.jp/news/article/?id=4586

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業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー
電話番号
03-5456-2555
代表者名
熊谷正寿
上場
東証プライム
資本金
50億円
設立
1991年05月
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