STマイクロエレクトロニクス、産業機器の小型化、省電力化、部材コスト低減に貢献する広帯域3軸振動センサを発表
動作温度範囲を-40℃ ~ 125℃に広げ、過酷な環境下での振動モニタが可能に

STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、単一のデジタル製品で3軸センシングを実現する広帯域3軸振動センサ「IIS3DWBG1」を発表しました。同製品は、産業用の状態モニタリング・アプリケーションにおいて、設計の簡略化と部材コストの低減に貢献します。
IIS3DWBG1は、センサの配置や取り付け場所が測定精度に影響する産業用状態モニタリング・システムに適しています。小型ながら動作温度範囲が-40℃ ~ 125℃と広いため、設置が困難な場所であっても、外付けの小型センサを最適な診断位置に柔軟に配置できます。また小型であることで、スマート・モータやスマート・ギアボックス内部への組み込みも容易になります。さらに、低消費電力により、バッテリ駆動機器の長時間動作を実現します。3軸センサとして広い帯域幅と高い分解能を備えており、欠陥や摩耗に関連する故障パターンに加え、緩みや位置ズレといった機器を設置する際の問題も容易に検知できるため、設置や保守、修理に役立ちます。
IIS3DWBG1は、モータや機器の一般的なモニタリングをはじめ、コイルやトランス、スナバ・コンデンサ、バスバー、コネクタにおける電気機械的な振動や、トラクション・インバータなどのパワー・エレクトロニクス・モジュールで発生する振動も検出できます。これにより自動車メーカーは、遠隔診断の対象をパワー・モジュールや電気自動車のトラクション・インバータにまで拡大し、予知保全を通じて顧客サポートをさらに強化することが可能です。最高125℃の動作温度範囲を備えているため、IIS3DWBG1はハイブリッドカーのモータ内のような、非常に過酷な環境にある回路や機構のモニタリングにも採用されています。
IIS3DWBG1は、動作温度範囲全体で感度が極めて安定しているという特徴があるため、最終アプリケーションでの補正を必要としません。DC ~ 6kHz超(-3dBポイント)の範囲でのフラットな周波数特性と、3軸モードで75µg/√Hzという低いノイズ密度により、ごく微小な振動を検出できるため、問題をより早期に発見して機器の故障を防ぐことができます。また機械的衝撃に対する高い耐性を備えるとともに、選択可能な遮断周波数を持つローパス・フィルタやハイパス・フィルタ、組み込みFIFO、割込み、温度センサ、および自己テスト機能などのデジタル機能も搭載しています。
IIS3DWBG1は、現在量産中です。小型LGA-14Lパッケージ(2.5 x 3mm)で提供されるため、基板の実装面積が小さく、回路レイアウトおよび最終製品設計を簡略化できます。単価は、1000個購入時に約12.00ドルです。
詳細については、ウェブサイトをご覧ください。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、約48,000名の従業員を擁し、包括的なサプライ・チェーンと最先端の製造設備を有する世界的な総合半導体メーカーです。約20万社を超えるお客様や数千社のパートナー企業と協力しながら、お客様のビジネス創出や持続可能な社会をサポートする半導体ソリューションの開発ならびにエコシステムの構築に取り組んでいます。STのテクノロジーは、スマート・モビリティ、電力エネルギー管理の効率化、クラウド接続型自律デバイスの普及を可能にします。STは、すべての直接・間接排出(スコープ1および2)、ならびに製品輸送、従業員の出張・通勤による排出(スコープ3の注力分野)におけるカーボンニュートラル達成に向けた取り組みを進めており、2027年末までに再生可能エネルギーの使用率を100%にする計画です。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト(http://www.st.com)をご覧ください。
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STマイクロエレクトロニクス(株)
アナログ・MEMS・センサ製品グループ
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
TEL : 03-5783-8250
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