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株式会社ポニーキャニオン
会社概要

【仕事講座レポ】現役ディレクターが就活生に向けて音楽制作の仕事を紹介!「意識してほしいことは“喜怒哀楽”の追求!」

株式会社ポニーキャニオン


株式会社ポニーキャニオンが、就活生に向けた1day仕事講座『クリエイティブ基礎講座』音楽制作コース編を開催しました。今回、講師として音楽事業本部の淵上恵太と吉野祐治が登場し、音楽制作の仕事について貴重な体験エピソードを交えながら紹介してくれました。どんな内容の講座が行われたのか、その模様をお届けするので、今後の就職活動にぜひ役立ててください!


講座には約500名の就活生がオンラインにて参加。まず人事担当者から講座の目的について「実際の仕事内容を理解してもらうのと、入社後の働く姿をより明確にイメージをするきっかけにしてください!」と説明があり、講座がスタート。

まずは、淵上の自己紹介。「音楽が大好きで、学生時代からバンド活動をしていました。レコーディングのエンジニアになりたくて、大学を選び勉強していく中で、レコード会社のディレクターになってみたら?という先生のアドバイスをきっかけに複数のレコード会社を受けて、2007年にポニーキャニオンに入社しました」と経緯を語ります。入社1年目は大阪で音楽宣伝を担当し、2年目からは東京で音楽宣伝を担当。「テレビ、ラジオ、音楽雑誌やフリーペーパーなどに当社のアーティストを取材してもらうため、プロモーションをしていました」と振り返ります。そして、「4年目から音楽制作、ディレクターという仕事を始めて、約15年が経ちました」と語り、歴代の担当アーティスト名がモニターに映し出されるとグッと顔を寄せる参加者も。キャリアが長いだけに、男女、若手、ベテラン、ソロ、バンド、グループなど様々なアーティストを担当してきています。

▲音楽事業本部 淵上恵太▲音楽事業本部 淵上恵太

 
続けて、吉野の自己紹介へ。「僕も学生時代にバンド活動をしていましたが、プロを目指していたわけでもなく大学に進学しました。大学の教授から「インターンをしておいたほうがいい」というアドバイスをきっかけに、アニメ関係の会社で働いてみたらこの仕事おもしろそうだなと思い、アニメ志望で2014年にポニーキャニオンに入社しました」と意外な経緯を語ります。「2年まで映像作品の宣伝、3年目は出資会社に出向してVR/ARゲームの宣伝販促のプランニングを担当しました。海外の即売会では英語でプレゼンをして販売もしたり。それで、2017年から音楽制作の仕事に就きました」とのこと。「担当したアーティストのレコーディング現場や作品のプロモーション、『NHK紅白歌合戦』などの大きな現場を体験、勉強させてもらいました。現在は、3年前に立ち上がったIRORI RecordsでディレクターとA&Rをしています」とこちらも参加者の興味を惹きつけます。

▲音楽事業本部 吉野祐治▲音楽事業本部 吉野祐治


まずは、音楽ビジネス市場のパッケージからデジタル配信への変化などを説明。「これまではアルバムという作品を作っていた感覚だったのが、今は1曲単位でヒット作品を作るという感覚に変わってきました」と語る淵上。ここで「2022年にCDを買った人」というアンケートを取ると、約400人が購入しており、思わずふたりが「嬉しいな、ありがとうございます!」と感謝する場面も見られました。淵上曰く、「今ではリスナーが楽曲と出会ったタイミングが発売日です。例えば当社でいうと、1979年にリリースされた松原みきさんの「真夜中のドア~stay with me」の大ヒットがまさにそうで。デジタルで配信されているからこそ、国内外問わずたくさんの方に聴いてもらうことができました」と旧譜の魅力を身近に体験できることの大切さも語ってくれました。「そういった意味では、何十年経っても聴かれ続ける楽曲を作るのが重要」と説得力のあるコメントに参加者は思わず頷いていました。

いよいよ、話題は音楽制作について。まずは音楽が世の中に届けられるまで、制作、宣伝&販促、ライブ制作、営業担当、イベンター、メディア、レコード店や配信業者などが関わっていることを説明していきます。制作担当については「いろいろなタイプの方がいて、僕と吉野でも違うので、ざっくり3パターンにまとめてみました。ひとつめはA&R型で、制作のためにプロデューサーを立てて、自身はスケジュールや予算の管理、宣伝のプライニングに重きを置くタイプ。ディレクター型は、スタジオ作業になったら自らディレクションをするタイプ。最後は、マネージメント型で、アーティストのスケジュール管理などマネージメント業務もしながら制作に携わるタイプです」とわかりやすく話します。

実際、どんな実務をしているのか聞かれた吉野は「制作現場に立ち会いつつ、マネージメントをしているアーティストもいるので事務所的な役割もしながら、中長期的なプランニングを立てたりしています。特に意識しているのは、3年後にどういう立ち位置のアーティストになりたいのかを考えています」とプランニング資料を表示しながら説明。初めて見る資料に参加者は興味津々。「例えば、3年後に日本武道館でライブをしたいと位置づけたとします。逆算していくと、この時期には大きいタイアップをつけたいよね、じゃあこういう曲を出そうか、みたいなことをアーティストと話し合いながら戦略的にリリースプランを組んでいます」と語ってくれました。淵上は「僕はディレクター型で、アーティストと一緒にスタジオに入って楽曲制作に直接携わることが多いです。実際、今日はレコーディングスタジオから参加しています」と説明。

また、音楽制作に携わる主なスタッフについては、アーティスト、プロデューサー、ディレクター、作詞家/作曲家、デザイナー、カメラマンなど様々な方たちがいて、そのやり取りを仕切っていくのも制作の仕事の重要なポイントだと言います。
 
  • 今日から意識してほしい!エンタメ業界に興味があるならやっておきたいこと!!

実務については、まず商品でもある作品・楽曲をいつ、どんなイメージ・形にするのかを企画。さらに、いつまでに、いくらで、誰とどこで、を組み立てながら制作をしていくのが基本だそう。ひと言でまとめると「“0を1にする仕事”かなと思っています」と話す淵上。その取っ掛かりとなるのが、「アイディアを出すこと。時代や時期、アーティスト、楽曲、背景に合った音源、映像、アートワークを作るために必要です。さらにアイディアを形にするため、周囲の人たちを同じ方向へ導くために“まとめる”ことも重要だと思います」とのこと。

続けて、淵上が「入社当時から大事にしていることがあって、それは“コミュニケーション”です。自分の意思を誰かに伝えること、他人の意思を聞き出すこと、周りを巻き込んでいくこと。ここを意識できれば、音楽の専門知識がなくても仕事を楽しめると思います。アーティストから関係者、社内スタッフなど、誰とやり取りするのにも一番重要です。これは学生生活も同じで、例えば仲の良い友達と些細なケンカをしたとき、バイト先で納得のいかないことがあったときなど、どう解決するのかと言えばコミュニケーションです」との言葉に多くの就活生が頷いていました。

さらに、「エンタメ業界に興味があるなら、今日から意識してほしいことがあります。それは“なぜ?”と感じたものを追求することです。感動したのはなぜ?あまり好きじゃないのはなぜ?と掘り下げてみてください。エンタメに触れたときの喜怒哀楽には、きっと理由があるはず。その理由がモノを作るときのヒントになることもあるし、自分の気付きにもなります」と熱いメッセージを届けてくれました。

 

続けて、吉野が「コミュニケーションは大事ですよね。自分はTikTokをはじめとした新しいメディアでバズる曲は、なんでこんなに注目されているんだろう、どういうプロモーションをしているんだろうとか日々研究しています。みなさんも企業研究などをしていると思いますが、広い視野を持つことも大切です」と語ると、「ヒットしているものには必ず理由があるし、追求していくのは楽しいですよね。自身のアップデートにも繋がりますし」と淵上も思わず共感。

話題は変わって、「今日は制作過程を体感してもらいます!」という淵上のひと声に興味津々の表情を見せる就活生のみなさん。楽曲のデモ音源や歌詞がどのようにブラッシュアップされて完成していくのか、一連の流れを実際の楽曲を基に体感してきます。また、CDジャケット用のアートワーク撮影では、デザイナーや美術スタッフらの惜しみない努力のおかげで素晴らしいデザインに仕上がり、まとめることの大切さを感じたとのこと。また、ミュージックビデオの撮影では出演した俳優のアドリブに感銘を受けたりと、これぞ制作現場!という貴重なエピソードが語られました。「普段、他現場のエピソードをあまり聞くことがないので楽しいですね」と嬉しそうな吉野。
 
  • いつの時代になっても変わらない!一緒に楽しく音楽を作れる環境が大切!!

講座も終盤ということで、就活生からの質問コーナーへ。「どんなスケジュールで仕事をしていますか?」の問いに、実際に一週間のスケジュールを表示しながら、スタジオ作業で夜遅くなった場合は翌日を半休にしたり、テレワーク対応をしているとフレキシブルに働ける環境を説明。また、「音楽の知識がないとダメですか?」という質問には、「全然大丈夫です!でも、アーティストやスタッフとの共通言語を持っているとコミュニケーションが円滑になる場合もあります。中学生の音楽の教科書を見てみるくらいでも良いので、勉強することをオススメします」と答えてくれました。

「誰でも自己プロデュースできる時代ですが、その中でレコード会社の存在価値はなんだと思いますか?」という鋭い質問に、淵上は「アイディアをひとりで出すのは限界があると思っていて、僕らからこういうやり方もあるんじゃないか?という選択肢を与えられると思います。あとは、人を繋げられること。プロデューサー、エンジニア、ミュージシャンなど我々が蓄積した経験を基に化学反応が起こって、もっとおもしろくなるんじゃないかな」と回答。

「ポニーキャニオンに入社して良かったことは?」について、「やはり社内には、アニメ作品の担当、映像作品の担当などさまざまな方がいるので、いろいろな意見を聞きやすいのがひとつ。あとは、アーティストと話し合いながら作品を作ったり、大きな舞台に立っているところを間近に体感できることかな。特に、音楽ジャンルの醍醐味だと思うので、ぜひ足を踏み入れてみてください」と吉野。淵上はあえて違う切り口で「雇用面について言うと、エンタメ業界の企業の中では安心して暮らしていける会社だと思っています。働いていく中でそこってすごく重要ですよね。あと、服装がTPOをわきまえつつも自由なところが大好きです」と答え、参加者が意外と聞きづらいポイントをしっかり話していました。

そして、最後の質問は「音楽にとって大切になってくるものは、なんだと思いますか?」。吉野は「最近の風潮として、曲のイントロやギターソロを聴かないなど、話題に挙がることがありますよね。サブスクで流し聴きしているぶんには、パッとインパクトのある曲のほうが戦略的に良いこともあるかもしれません。だけど、自分の順位でそれは2番目、3番目。1番は楽曲として好きなもの、良いものをどう伝えていくのか。それを考えるのが我々の仕事かなと思っています」とコメント。淵上は「吉野の話にも近いけど、リスナーにいろいろな聴き方や楽しみ方が増える中で、やっぱりいい音楽を作り続けることに尽きます。それには良いアーティストを見つけて、パートナーとなって、一緒に楽しく音楽を作れる環境が大切。時代が変わり続けても、これは変わらないと思います」と音楽制作の仕事に携わるふたりだからこその想いが語られて、講座が終了。参加された方たちは満足そうな笑みで退出されていきました。

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業種
製造業
本社所在地
東京都港区六本木1-5-17
電話番号
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代表者名
吉村隆
上場
未上場
資本金
1億円
設立
1966年10月
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