伊丹敬之一橋大学名誉教授が中小企業大学校総長に就任
独立行政法人中小企業基盤整備機構(理事長:宮川正 本部:東京都港区)は、伊丹敬之(いたみ・ひろゆき)一橋大学名誉教授を招聘し、2025年4月1日付で「中小企業大学校総長」に就任いただきました。
中小機構では、中小企業大学校等を通じて、中小企業が直面する複雑化・多様化する経営課題への対応に求められる人材の育成に取り組んでおります。
このたび、「人」を企業経営の中心に据える「人本主義」を提唱し、多くの経営者に影響を与えてこられた伊丹敬之先生を、中小企業大学校の総長に迎えることとなりました。
今後は伊丹総長の指導のもと、時代の変化や中小企業のニーズに即した研修の企画運営を通して、中小企業および支援機関の人材育成に一層邁進してまいります。
【伊丹 敬之 総長 からのメッセージ】

中小企業の強みは、その柔軟性と迅速な意思決定にあります。この特性を最大限に活かすことが、競争力の源泉となります。そして、企業の成長を支えるのは「人」です。だからこそ、従業員が学び、成長できる環境を整えることが不可欠です。 経営者自身が学び続ける姿勢を示し、社員の主体性や創造性を引き出すことで、組織全体の競争力を高めることが可能になります。「人は仕事の場で育つ」、が私の信念です。みんなが切磋琢磨できる仕事の場を多くの中小企業が作っていくこと、それが日本の持続的成長の鍵になると考えます。 これまでの経験を活かし、中小企業大学校総長として中小機構の人材育成を後押しし、中小企業の成長・発展に貢献してまいります。 伊丹 敬之 |

【略歴】 |
一橋大学大学院商学研究科修士課程修了、米カーネギーメロン大学経営大学院博士課程修了(Ph.D.)。一橋大学大学院商学研究科教授、東京理科大学大学院イノベーション研究科教授、国際大学学長を歴任。 |
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【褒章・受賞】 |
2005年紫綬褒章を受章。2023年に文化功労者に選出。 |
【著書】 |
『経営は無理をせよ、無茶はするな オーバーエクステンション戦略のすすめ』、『漂流する日本企業: どこで、なにを、間違え、迷走したのか?』、『日本企業の多角化戦略』、『日本型コーポレートガバナンス』、『経営戦略の論理〈第4版〉』、『中二階の原理』、『経営学とはなにか』、『場の論理とマネジメント』、『経営を見る眼』、『経済を見る眼』、『直感で発想 論理で検証 哲学で跳躍』、『人本主義企業』、『高度成長を引きずり出した男』他多数。 |
<中小企業大学校>
中小機構が運営する中小企業大学校は、全国に9つある研修施設のほかに、中小機構各地域本部にキャンパスを開設しています。
https://www.smrj.go.jp/institute/index.html

<独立行政法人中小企業基盤整備機構(中小機構)>
中小機構は、事業の自律的発展や継続を目指す中小・小規模事業者・ベンチャー企業のイノベーションや地域経済の活性化を促進し、我が国経済の発展に貢献することを目的とする政策実施機関です。経営環境の変化に対応し持続的成長を目指す中小企業等の経営課題の解決に向け、直接的な伴走型支援、人材の育成、共済制度の運営、資金面での各種支援やビジネスチャンスの提供を行うとともに、関係する中小企業支援機関の支援力の向上に協力します。
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