無印良品 「素材に還るフリース」シリーズ 10アイテム発売
環境への負荷軽減を考慮し、単一素材の商品で易リサイクルを推進

無印良品を展開する株式会社良品計画(東京都文京区/代表取締役社長 清水 智)は、「素材に還るフリース」シリーズから紳士・婦人・子どもの合計10アイテムを9月17日(水)から順次、無印良品の一部店舗とネットストアで発売します。また、「素材に還るフリース」シリーズ以外の11アイテムは、単一素材の商品として順次、無印良品の一部店舗とネットストアで発売します。
良品計画は、「感じ良い暮らしと社会」の実現に向けて、生活の基本を支える商品とサービスを提供しています。天然素材を活用した商品や環境への負荷軽減を考慮した商品、世界の伝統や文化から学んだ商品などを開発しており、2025年秋冬シーズンの衣料品では、リサイクルを前提とした易リサイクル設計をコンセプトにした商品を拡大しました。
■環境に配慮した商品の開発と循環型社会への取り組み
無印良品は1980年の誕生以来、3つのわけ「素材の選択」、「工程の点検」、「包装の簡略化」を守りながら商品をつくり続けています。「資源を無駄にしない」という考えをもとに、服の生地を裁断する際に発生した端切れなど、一般的には廃棄される部分を糸に再生し、生地化・製品化を行っています。これまでも再生ナイロンや再生ポリエステル、再生ウールを使用した商品を販売してきました。
2024年からは、繊維製品の資源循環促進に向けた「工程の点検」を行い、リサイクルに際しての分解作業や分離工程が必要のない、易リサイクル商品の開発を始めています。
■「素材に還るフリース」シリーズ
身生地やボタンなどの付属品、縫製糸に至るまでの全ての製品パーツにPET(ポリエチレンテレフタレート)100%原料を使用し※1、再資源化しやすいように商品化しました。生地にペットボトルを主原料としたリサイクルPET100%を使用したフリース素材は、軽量で程よい膨らみと柔らかな着心地です。肌寒くなりはじめた季節にはアウターとして、寒さが増してきた季節にはミドラーとしても活躍し、秋冬を通じて長くご使用いただけます。

■その他の単一素材(易リサイクル)商品
『素材に還るフリース』シリーズの他に、11アイテムをPET(ポリエチレンテレフタレート)100%原料の単一素材でつくり、商品をご使用いただいた後に再資源化しやすいようにしています。これからも、可能な限り合繊素材を使用する衣料品の単一素材化を進めていきます。
<2025年新商品 (抜粋)>
婦人 ふんわり中わた キルティングジャケット / 婦人 ふんわり中わた キルティングコート
ふくらみと柔らかさが特長の中わたを使用しました。

◇ 商品ラインナップ ※別紙参照
・「素材に還るフリース」シリーズ
https://www.ryohin-keikaku.jp/news/pdf/20250917_itemlist1.pdf
・その他の単一素材商品
https://www.ryohin-keikaku.jp/news/pdf/20250917_itemlist2.pdf
<資源回収の取り組み>
良品計画では、2010年から店舗での「衣料品」の回収を開始し、その後「スキンケアPETボトル」や「プラスチック収納用品」と回収対象を拡大してきました。衣料品でリユース、アップサイクルを経て再販できるものは、「染めなおした服」や「つながる服」、「洗いなおした服」として販売し、プラスチック収納用品は再生ポリプロピレン入りの商品として活用を進めています。
・無印良品のリユース、リサイクルの取り組み:
https://www.muji.com/jp/ja/special-feature/other/recycle/?msockid=1b46bc891a4b67d02e56aabf1b4e660a
良品計画は、今後も「感じ良い暮らしと社会」の実現に向けて、天然素材の活用や環境負荷の低減を考慮した商品開発を進めてまいります。
※1 キッズ、ベビーのタグ部分に関しては、名前を書くことができるように、製造工程上必要となるアクリル樹脂を、リサイクルできる範囲で微量(0.5%i以下)に使用しています。
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