【新刊案内】世界の車載用LIBのリユース・リサイクル 最新業界レポート 著者:CMCリサーチ調査部 発行:(株)シーエムシー・リサーチ
リユース・リサイクル利用の動向を調査! ヒアリングから得た課題、成長要因、ビジネス戦略とは!
材料科学や化学の先端技術やその市場動向に関するレポート発行やセミナー開催を行う(株)シーエムシー・リサーチ(東京都千代田区神田錦町、https://cmcre.com/)では、このたび「世界の車載用LIBのリユース・リサイクル 最新業界レポート」と題する書籍を2022年4月11日発行いたしますので、お知らせします。
書籍の定価は、140,000 円(税込 154,000 円)(書籍)、書籍とCDセットの定価はセット170,000 円(税込 187,000 円)(書籍+CD)となっており、ご購入受付中です。書籍目次の詳細や販売については以下の弊社サイトをご覧ください。
https://cmcre.com/archives/96130/
書籍の定価は、140,000 円(税込 154,000 円)(書籍)、書籍とCDセットの定価はセット170,000 円(税込 187,000 円)(書籍+CD)となっており、ご購入受付中です。書籍目次の詳細や販売については以下の弊社サイトをご覧ください。
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【新刊案内】世界の車載用LIBのリユース・リサイクル 最新業界レポート
Reuse and Recycling of Spent Lithium-Ion Batteries for Automobiles
◎刊行に当たって
「電池そのものを再利用」することをリユース、「電池を解体して原料を再利用」することをリサイクルとして、世界における車載用LIBのリユース・リサイクル業界を調査した。
中国では、既にEVが普及し始めてから10年が経過し、今後、使用済み車載LIBの廃棄量も相当程度進んでいく。リユース利用、リサイクル利用は、まずは中国において本格的に進展する。
中国では数年前、EVでの一次利用を終えた電池のほとんどは能力が80%程度を残したまま廃棄されていたが、現在ではリユースの有効利用が進みつつある。
ただ、回収した電池の状況が課題である。LIBパックの検査や装置内でのLIBの性能の計測・検査、及びリユース用途に応じた修復作業にかかるコストが高い。リユース電池の信頼性およびパフォーマンスを担保するために、有効な検査システムの確立が必要である。
リサイクルに関して、「乾式製錬(焼成法)」は、一般的に高温の炉で原料(鉱石、廃製品などの二次原料)を溶かし、溶けた状態で金属を分離する方法である。高温での操作であるため反応速度が大きく、大量処理に適する。燃焼によって不要な有機材料やプラスチックを除去するものである。LIBを直接投入できるという利点はあるが、消費エネルギーが大きく、リチウムの回収は困難である。
一方、湿式製錬(酸溶解法)は、酸・アルカリ・溶媒などの水溶液中で金属の分離を行う方法である。比較的小規模の設備でも操業可能であり、特定金属の精密な分離の期待が高まっている。しかしながら、複雑な処理が課題になっている。全元素の回収が可能になるという利点があるが、処理工程が複雑になり、薬剤費も大きい。
現状、リサイクルのための精製過程のコストは新品のLIBより高価である。そのため、各社はLIBリサイクルの処理費の低減についても様々な研究開発を実施している。
さらには、近年では使用済み車載LIBから解体された正極電極板を洗浄し、そのまま、再利用をする技術として、「ダイレクト・リサイクル法」が注目を集めている。各社はLIBのセルを構成する部材をできるだけ壊さずに、かつ、エネルギーをできるだけ使わずに取り出し、リユースすることを目指している。
今後の展開を見据えたうえでの次世代ビジネスにつながるレポートになっている。
CMCリサーチ調査部
■ 世界の車載用LIBのリユース・リサイクル 最新業界レポート
■ 発 刊:2022年4月11日発行
■ 著 者:CMCリサーチ調査部
■ 定 価:本体価格 140,000 円(税込 154,000 円)
本体 + CD セット 170,000 円(税込 187,000 円)
■ 体 裁:A4判・並製・170頁
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
ISBN 978-4-910581-20-0
◇ リユース・リサイクル利用の動向を調査!ヒアリングから得た課題、成長要因とは!
◇ 21年の使用済み車載LIBの発生量は●GWh、中国が●%、EUが●%、日本が●%!
◇ リユース市場に流入する車載用LLBの蓄電容量の推移を調査!中国が●%を占めた!
◇ 2021年のリユース利用の市場は、●億円、2030年には●億円と拡大していく!
◇ リサイクルする上での乾式製錬、湿式製錬、ダイレクト・リサイクルの特徴とは!
◇ 各冷却方法の長所・短所、及び代表的な車種、及びリサイクル技術の状況を詳述!
◇ 中国・欧州・米国などの各国の政策、及び動向分析をベースにリユース市場を予測!
◇ 現在、開発されている車載LIBの劣化度 SOHの測定による劣化診断手法を詳述!
◇ リサイクル&リユース関連企業、電池メーカー、自動車メーカーのビジネス戦略とは!
◇ リチウム・コバルト・ニッケルの材料分析、需要動向、業界分析、企業動向を詳述!
https://cmcre.com/archives/96130/
【本書の構成および目次概要】
第1章 収集運搬、解体・放電、回収・リサイクル
1. 産業廃棄物処理の流れ
2. 収集運搬
3. LIBの一次保管
4. 解体・放電
5. 業界分析
6. 回収・リサイクル
6.1 概要
6.2 物理選別
6.2.1 個別選別
6.2.2 分解・解体
6.2.3 破砕
6.2.4 集合選別
6.3 化学分離
6.3.1 乾式製錬
6.3.2 湿式製錬
6.3.3 ダイレクト・リサイクル法
6.4 業界分析
7. エマルションフロー法
7.1 概要
7.2 エマルションフロー技術
8. 車載用LIBの部位別の材料と重量
第2章 リユース
1. 概要
2. 世界におけるEV・PHEV・HEVの販売予測
3. 使用済み車載LIBの廃棄量予測
4. リユース市場
5. UL1974
6. 中古EV・リユース電池の価格
7. 国内の業界動向
8. 課題
9. エネルギー貯蔵装置(ESS)用
9.1 概要
9.2 業界分析
9.3 JETリユース電池認証
9.4 企業動向
10. 劣化診断
10.1 概要
10.2 SOC、SOH
10.3 業界分析
10.4 企業動向
第3章 正極材リサイクル
1. 概要
2. 正極材の種類
2.1 LFP
2.2 NMC
2.3 NCA
2.4 コバルトフリー電池
3. LIBメーカーの材料ベースのビジネス戦略
4. LIBのコスト構成
5. 各社によるLIBの低コスト化
6. 業界分析(正極材リサイクル)
7. 企業紹介
8. Al箔
8.1 概要
8.2 企業動向
第4章 各国の動向分析
1. 中国
1.1 概要
1.2 政策動向
1.3 中国における使用済み車載LIBの廃棄量予測
1.4 動向分析(リユース)
1.5 動向分析(リサイクル)
1.6 中国の課題
1.6.1 流通面
1.6.2 技術面
2. 欧州
2.1 EU電池規制案
2.2 動向分析
3. 韓国
3.1 動向分析
3.2 韓国産業通商資源部
4. 米国
4.1 概要
4.2 動向分析
4.3 米国エネルギー省(DOE)
第5章 リサイクル&リユース関連企業のビジネス戦略
1. Redwood Materials
2. OnTo Technology
3. JX金属
4. DOWAホールディングス
5. 邦普循環(BRUNP)
6. Electra Battery Materials(旧First Cobalt)
7. Lithion Recycling
8. Retriev Technologies
9. Veolia、Solvay
10. Veolia
11. Ecobat
12. Promesa
13. Ascend Elements(旧Battery Resourcers)
14. American Manganese
15. Primobius
16. Li-Cycle
17. Fortum、BASF、Nornickel
18. Fortum
19. TOXCO
20. 太平洋セメント
21. 松田産業、太平洋セメント
22. POSCO Group
23. 華友鈷業
24. Enerma
25. 格林美(GEM)
26. Glencore、Managem
27. Lohum Cleantech
28. Accurec Recycling
29. 三菱マテリアル、日本磁力選鉱
30. 三菱マテリアル
31. フォーアールエナジー
32. エマルションフローテクノロジーズ(EFT)
33. エンビプロ・ホールディングス
34. VOLTA
35. 中偉新材料
36. SungEel HiTech
37. ENEOS ホールディングス
38. 中部電力
39. アサカ理研
40. 東邦亜鉛
41. 東京製鉄
42. ティーエムシー
43. 日本重化学工業
44. 伊藤忠商事
45. 豊田ケミカルエンジニアリング
46. 日本リサイクルセンター
47. Saubermacher Dienstleistungs
48. E.VAL Group
49. PESTECH International
50. センコーグループホールディングス
51. Stena Recycling
52. Acereron
53. MIT
54. 量子科学技術研究開発機構
55. JERA
56. トヨタ自動車、関西電力
57. 丸紅
58. 林商会
59. ReCell Center
60. University of Oxford
61. University of Leicester
62. アイエス東西
63. インソンモーターズ
64. SKエコプラント(旧SK建設)
65. TES
66. 中国鉄塔
67. 国家電網
68. 上海金橋集団
69. 江門市長優
70. 佛山市邦普循環科技
71. アドバンストマテリアルジャパン
第6章 電池メーカーのビジネス戦略
1. CATL
2. LG Group
3. サムスンSDI
4. Posco Group
5. 華友鈷業
6. SK Innovation
7. FREYR Battery
8. Northvolt
9. パナソニック
10. プライムプラネットエナジー&ソリューションズ(PPES)、パナソニック、豊田通商、東京大学
11. Ultium Cells
12. 国軒高科
13. 創明電池技術
第7章 自動車メーカーのビジネス戦略
1. テスラ
2. Volkswagen
3. トヨタ自動車
4. Ford Motors
5. GM
6. Daimler
7. Audi
8. Volkswagen Group Components
9. Stellantis
10. Chrysler
11. Renault Group
12. 日産自動車
13. 現代自動車グループ
14. BMW Group
15. 本田技研工業
16. ホンダモーターヨーロッパ・リミテッド
17. スズキ
18. Volvo Cars
19. 伊藤忠商事
20. BYD
第8章 冷却方式とリサイクル
1. 概要
2. 業界分析
3. 企業動向
第9章 リチウム・コバルト・ニッケル
1. 概要
2. リチウム
2.1 概要
2.2 材料分析
2.2.1 安定性
2.2.2 焼結温度
2.2.3 需要動向
2.3 企業動向
3. コバルト・ニッケル
3.1 コバルト
3.2 ニッケル
3.3 企業動向
☆目次の詳細とお申し込みはこちらをご覧ください↓
https://cmcre.com/archives/96130/
◎CMCリサーチ刊行関連書籍のご案内
(1)世界のxEV、車載用LIB・LIB材料 最新業界レポート
– 中国・欧州・米国・韓国・日本の主要市場の現状と各社のビジネス戦略 –
https://cmcre.com/archives/93489/
■ 発 行:2022年2月4日
■ 定 価:冊子版 180,000 円(税込 198,000 円)
セット(冊子 + CD) 220,000 円(税込 242,000 円)
★ メルマガ会員:定価の10%引き!
■ 体 裁:A4判・並製・240頁
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
ISBN 978-4-910581-16-3
☆詳細とご購入はこちらから↓
https://cmcre.com/archives/93489/
(2)EV用リチウムイオン電池のリユース・リサイクル2021 ~ 特性、規格、安全性とビジネス動向 ~
https://cmcre.com/archives/81438/
■ 発 刊:2021年6月22日発行
■ 著 者:菅原秀一
■ 定 価:本体価格 80,000 円(税込 88,000 円)
本体 + CD セット 95,000 円(税込 104,500 円)
■ 体 裁:A4判・並製・226頁(カラー印刷)
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
ISBN 978-4-910581-04-0
☆詳細とご購入はこちらから↓
https://cmcre.com/archives/81438/
(3)リチウムイオン電池の安全性確保と関連する規制・規格と表示ルール 2021
https://cmcre.com/archives/68012/
■ 発 行:2020年12月1日発行
■ 調査・執筆:菅原 秀一
■ 定 価:冊子版 80,000円 + 消費税
セット(冊子 + CD) 95,000円 + 消費税
★ メルマガ会員:定価の10%引き!
■ 体 裁:A4判・並製・270頁・カラー
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
ISBN 978-4-904482-91-9
☆詳細とご購入はこちらから↓
https://cmcre.com/archives/68012/
(4)低炭素社会とバッテリーアグリゲーション ~ リチウムイオン蓄電池の寿命劣化と経済性 ~
https://cmcre.com/archives/57545/
■ 発 行:2020年3月19日
■ 著 者:有馬 理仁
■ 定 価:冊子版 80,000円 + 消費税
セット(冊子 + CD) 90,000円 + 消費税
★ メルマガ会員:定価の10%引き!
■ 体 裁:A4判・並製・125頁・カラー
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
ISBN 978-4-904482-75-9
☆詳細とご購入はこちらから↓
https://cmcre.com/archives/57545/
(5)実用・新リチウムイオン二次電池工学
https://cmcre.com/archives/53927/
■ 発 行:2019年12月3日
■ 定 価:本体 100,000円 + 消費税
書籍 + CD(セット) 120,000円 + 消費税
★ メルマガ会員:定価の10%引き!
■ 体 裁:A4判・並製・438頁(カラー印刷)
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
ISBN 978-4-904482-68-1
☆詳細とご購入はこちらから↓
https://cmcre.com/archives/53927/
(6)リチウムイオン電池&全固体電池製造技術
https://cmcre.com/archives/48672/
■ 発 行:2019年6月30日
■ 監 修:向井 孝志
ATTACCATO合同会社、産業技術総合研究所
■ 定 価:本体(白黒) 90,000円 + 消費税
本体 + CD(カラー) 100,000円 + 消費税
★ メルマガ会員:定価の10%引き!
■ 体 裁:A4判・並製・本文244頁
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
ISBN 978-4-904482-63-6
☆詳細とご購入はこちらから↓
https://cmcre.com/archives/48672/
(7)全固体電池の基礎理論と開発最前線
https://cmcre.com/archives/34923/
■ 発 刊:2018年7月31日
■ 監 修:菅野了次(東京工業大学)
■ 定 価:本体(白黒) 90,000円 + 消費税
本体 + CD(カラー) 100,000円 + 消費税
★ メルマガ会員:定価の10%引き!
■ 体 裁:A4判・並製・271頁
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
ISBN 978-4-904482-51-3
☆詳細とご購入はこちらから↓
https://cmcre.com/archives/34923/
☆ 詳細とご購入はこちらから↓
https://cmcre.com/archives/78988/
◎最新セミナー/ウェビナーのご案内
〇 リチウムイオン電池のリユースに向けた残量推定・劣化診断技術
開催日時:2022年4月13日(水)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/95022/
〇 EV用リチウムイオン電池のリユース/リサイクルに関わる技術とビジネス
開催日時:2022年4月13日(水)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/90204/
〇 シリコーンの基本知識と高機能化の応用事例
開催日時:2022年4月13日(水)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/94600/
〇 食品業界の最先端動向 ~ 国際競争力と3Dバイオプリンター ~
開催日時:2022年4月14日(木)13:00~16:30
https://cmcre.com/archives/94095/
〇 使用済リチウムイオン電池や海水からのリチウム資源回収の最前線
開催日時:2022年4月15日(金)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/94280/
〇 自動車用パワーエレクトロニクスの基礎と技術動向 < PCU、インバータ、DCDCコンバーター>
開催日時:2022年4月18日(月)10:30~16:30
https://cmcre.com/archives/93349/
〇 自動車用接着剤の設計と評価法 - エポキシ系接着剤を例として –
開催日時:2022年4月19日(火)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/94944/
〇 農業における二酸化炭素の利用(CCU)の基礎と応用
開催日時:2022年4月19日(火)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/93585/
〇 バッテリマネジメントシステム(BMS)の基礎と応用
開催日時:2022年4月19日(火)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/93930/
〇 炭素制約下社会というビジネス環境の変化におけるビジネスのヒント
開催日時:2022年4月20日(水)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/93988/
〇 5G、及びBeyond 5Gで求められるノイズ対策・電磁波シールド・吸収材料の設計・技術
開催日時:2022年4月20日(水)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/94056/
☆続々追加中!
☆開催予定のウェビナー一覧はこちらから!↓
https://cmcre.com/archives/category/seminar/semi_cmcr_f/
Reuse and Recycling of Spent Lithium-Ion Batteries for Automobiles
◎刊行に当たって
「電池そのものを再利用」することをリユース、「電池を解体して原料を再利用」することをリサイクルとして、世界における車載用LIBのリユース・リサイクル業界を調査した。
中国では、既にEVが普及し始めてから10年が経過し、今後、使用済み車載LIBの廃棄量も相当程度進んでいく。リユース利用、リサイクル利用は、まずは中国において本格的に進展する。
中国では数年前、EVでの一次利用を終えた電池のほとんどは能力が80%程度を残したまま廃棄されていたが、現在ではリユースの有効利用が進みつつある。
ただ、回収した電池の状況が課題である。LIBパックの検査や装置内でのLIBの性能の計測・検査、及びリユース用途に応じた修復作業にかかるコストが高い。リユース電池の信頼性およびパフォーマンスを担保するために、有効な検査システムの確立が必要である。
リサイクルに関して、「乾式製錬(焼成法)」は、一般的に高温の炉で原料(鉱石、廃製品などの二次原料)を溶かし、溶けた状態で金属を分離する方法である。高温での操作であるため反応速度が大きく、大量処理に適する。燃焼によって不要な有機材料やプラスチックを除去するものである。LIBを直接投入できるという利点はあるが、消費エネルギーが大きく、リチウムの回収は困難である。
一方、湿式製錬(酸溶解法)は、酸・アルカリ・溶媒などの水溶液中で金属の分離を行う方法である。比較的小規模の設備でも操業可能であり、特定金属の精密な分離の期待が高まっている。しかしながら、複雑な処理が課題になっている。全元素の回収が可能になるという利点があるが、処理工程が複雑になり、薬剤費も大きい。
現状、リサイクルのための精製過程のコストは新品のLIBより高価である。そのため、各社はLIBリサイクルの処理費の低減についても様々な研究開発を実施している。
さらには、近年では使用済み車載LIBから解体された正極電極板を洗浄し、そのまま、再利用をする技術として、「ダイレクト・リサイクル法」が注目を集めている。各社はLIBのセルを構成する部材をできるだけ壊さずに、かつ、エネルギーをできるだけ使わずに取り出し、リユースすることを目指している。
今後の展開を見据えたうえでの次世代ビジネスにつながるレポートになっている。
CMCリサーチ調査部
■ 世界の車載用LIBのリユース・リサイクル 最新業界レポート
■ 発 刊:2022年4月11日発行
■ 著 者:CMCリサーチ調査部
■ 定 価:本体価格 140,000 円(税込 154,000 円)
本体 + CD セット 170,000 円(税込 187,000 円)
■ 体 裁:A4判・並製・170頁
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
ISBN 978-4-910581-20-0
◇ リユース・リサイクル利用の動向を調査!ヒアリングから得た課題、成長要因とは!
◇ 21年の使用済み車載LIBの発生量は●GWh、中国が●%、EUが●%、日本が●%!
◇ リユース市場に流入する車載用LLBの蓄電容量の推移を調査!中国が●%を占めた!
◇ 2021年のリユース利用の市場は、●億円、2030年には●億円と拡大していく!
◇ リサイクルする上での乾式製錬、湿式製錬、ダイレクト・リサイクルの特徴とは!
◇ 各冷却方法の長所・短所、及び代表的な車種、及びリサイクル技術の状況を詳述!
◇ 中国・欧州・米国などの各国の政策、及び動向分析をベースにリユース市場を予測!
◇ 現在、開発されている車載LIBの劣化度 SOHの測定による劣化診断手法を詳述!
◇ リサイクル&リユース関連企業、電池メーカー、自動車メーカーのビジネス戦略とは!
◇ リチウム・コバルト・ニッケルの材料分析、需要動向、業界分析、企業動向を詳述!
https://cmcre.com/archives/96130/
【本書の構成および目次概要】
第1章 収集運搬、解体・放電、回収・リサイクル
1. 産業廃棄物処理の流れ
2. 収集運搬
3. LIBの一次保管
4. 解体・放電
5. 業界分析
6. 回収・リサイクル
6.1 概要
6.2 物理選別
6.2.1 個別選別
6.2.2 分解・解体
6.2.3 破砕
6.2.4 集合選別
6.3 化学分離
6.3.1 乾式製錬
6.3.2 湿式製錬
6.3.3 ダイレクト・リサイクル法
6.4 業界分析
7. エマルションフロー法
7.1 概要
7.2 エマルションフロー技術
8. 車載用LIBの部位別の材料と重量
第2章 リユース
1. 概要
2. 世界におけるEV・PHEV・HEVの販売予測
3. 使用済み車載LIBの廃棄量予測
4. リユース市場
5. UL1974
6. 中古EV・リユース電池の価格
7. 国内の業界動向
8. 課題
9. エネルギー貯蔵装置(ESS)用
9.1 概要
9.2 業界分析
9.3 JETリユース電池認証
9.4 企業動向
10. 劣化診断
10.1 概要
10.2 SOC、SOH
10.3 業界分析
10.4 企業動向
第3章 正極材リサイクル
1. 概要
2. 正極材の種類
2.1 LFP
2.2 NMC
2.3 NCA
2.4 コバルトフリー電池
3. LIBメーカーの材料ベースのビジネス戦略
4. LIBのコスト構成
5. 各社によるLIBの低コスト化
6. 業界分析(正極材リサイクル)
7. 企業紹介
8. Al箔
8.1 概要
8.2 企業動向
第4章 各国の動向分析
1. 中国
1.1 概要
1.2 政策動向
1.3 中国における使用済み車載LIBの廃棄量予測
1.4 動向分析(リユース)
1.5 動向分析(リサイクル)
1.6 中国の課題
1.6.1 流通面
1.6.2 技術面
2. 欧州
2.1 EU電池規制案
2.2 動向分析
3. 韓国
3.1 動向分析
3.2 韓国産業通商資源部
4. 米国
4.1 概要
4.2 動向分析
4.3 米国エネルギー省(DOE)
第5章 リサイクル&リユース関連企業のビジネス戦略
1. Redwood Materials
2. OnTo Technology
3. JX金属
4. DOWAホールディングス
5. 邦普循環(BRUNP)
6. Electra Battery Materials(旧First Cobalt)
7. Lithion Recycling
8. Retriev Technologies
9. Veolia、Solvay
10. Veolia
11. Ecobat
12. Promesa
13. Ascend Elements(旧Battery Resourcers)
14. American Manganese
15. Primobius
16. Li-Cycle
17. Fortum、BASF、Nornickel
18. Fortum
19. TOXCO
20. 太平洋セメント
21. 松田産業、太平洋セメント
22. POSCO Group
23. 華友鈷業
24. Enerma
25. 格林美(GEM)
26. Glencore、Managem
27. Lohum Cleantech
28. Accurec Recycling
29. 三菱マテリアル、日本磁力選鉱
30. 三菱マテリアル
31. フォーアールエナジー
32. エマルションフローテクノロジーズ(EFT)
33. エンビプロ・ホールディングス
34. VOLTA
35. 中偉新材料
36. SungEel HiTech
37. ENEOS ホールディングス
38. 中部電力
39. アサカ理研
40. 東邦亜鉛
41. 東京製鉄
42. ティーエムシー
43. 日本重化学工業
44. 伊藤忠商事
45. 豊田ケミカルエンジニアリング
46. 日本リサイクルセンター
47. Saubermacher Dienstleistungs
48. E.VAL Group
49. PESTECH International
50. センコーグループホールディングス
51. Stena Recycling
52. Acereron
53. MIT
54. 量子科学技術研究開発機構
55. JERA
56. トヨタ自動車、関西電力
57. 丸紅
58. 林商会
59. ReCell Center
60. University of Oxford
61. University of Leicester
62. アイエス東西
63. インソンモーターズ
64. SKエコプラント(旧SK建設)
65. TES
66. 中国鉄塔
67. 国家電網
68. 上海金橋集団
69. 江門市長優
70. 佛山市邦普循環科技
71. アドバンストマテリアルジャパン
第6章 電池メーカーのビジネス戦略
1. CATL
2. LG Group
3. サムスンSDI
4. Posco Group
5. 華友鈷業
6. SK Innovation
7. FREYR Battery
8. Northvolt
9. パナソニック
10. プライムプラネットエナジー&ソリューションズ(PPES)、パナソニック、豊田通商、東京大学
11. Ultium Cells
12. 国軒高科
13. 創明電池技術
第7章 自動車メーカーのビジネス戦略
1. テスラ
2. Volkswagen
3. トヨタ自動車
4. Ford Motors
5. GM
6. Daimler
7. Audi
8. Volkswagen Group Components
9. Stellantis
10. Chrysler
11. Renault Group
12. 日産自動車
13. 現代自動車グループ
14. BMW Group
15. 本田技研工業
16. ホンダモーターヨーロッパ・リミテッド
17. スズキ
18. Volvo Cars
19. 伊藤忠商事
20. BYD
第8章 冷却方式とリサイクル
1. 概要
2. 業界分析
3. 企業動向
第9章 リチウム・コバルト・ニッケル
1. 概要
2. リチウム
2.1 概要
2.2 材料分析
2.2.1 安定性
2.2.2 焼結温度
2.2.3 需要動向
2.3 企業動向
3. コバルト・ニッケル
3.1 コバルト
3.2 ニッケル
3.3 企業動向
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■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
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(3)リチウムイオン電池の安全性確保と関連する規制・規格と表示ルール 2021
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■ 発 行:2020年12月1日発行
■ 調査・執筆:菅原 秀一
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(4)低炭素社会とバッテリーアグリゲーション ~ リチウムイオン蓄電池の寿命劣化と経済性 ~
https://cmcre.com/archives/57545/
■ 発 行:2020年3月19日
■ 著 者:有馬 理仁
■ 定 価:冊子版 80,000円 + 消費税
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■ 体 裁:A4判・並製・125頁・カラー
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
ISBN 978-4-904482-75-9
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(5)実用・新リチウムイオン二次電池工学
https://cmcre.com/archives/53927/
■ 発 行:2019年12月3日
■ 定 価:本体 100,000円 + 消費税
書籍 + CD(セット) 120,000円 + 消費税
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■ 体 裁:A4判・並製・438頁(カラー印刷)
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
ISBN 978-4-904482-68-1
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(6)リチウムイオン電池&全固体電池製造技術
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■ 発 行:2019年6月30日
■ 監 修:向井 孝志
ATTACCATO合同会社、産業技術総合研究所
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■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
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(7)全固体電池の基礎理論と開発最前線
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■ 監 修:菅野了次(東京工業大学)
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