TIS、「Databricks」と「Braze」を活用したデータドリブンマーケティング基盤の構築支援サービスを提供開始

~データの高度活用により、顧客一人ひとりに最適な購買体験を提供~

TISインテックグループ

TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 安史、以下:TIS)は、Databricks Japan株式会社(本社所在地:米国カリフォルニア州サンフランシスコ、所在地:東京都中央区)が提供する「Databricks」と、Braze株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:水谷 篤尚)が提供する「Braze」を活用した「データインテリジェンスプラットフォーム:Databricks」および「顧客エンゲージメントプラットフォーム:Braze」の提供を、2025年11月21日より開始したことを発表します。

「データインテリジェンスプラットフォーム:Databricks」および「顧客エンゲージメントプラットフォーム:Braze」は、データとAIを統合した基盤である「Databricks」と、モバイルやWebを中心とした顧客エンゲージメント向上を図るマーケティングオートメーションツールである「Braze」を組み合わせ、データ活用戦略の立案から基盤構築、マーケティング運用までをシームレスに支援するプラットフォームです。これにより、企業の顧客体験向上やパーソナライズドマーケティングの実現を後押しします。データと顧客接点をつなぐ実践的なマーケティング基盤を提供するために「Databricks」で顧客データを統合・分析し、「Braze」でその結果をもとに最適なメッセージを自動配信することで、より精度の高いパーソナライズ施策を実現します。今回は、これらをTISのマーケティングソリューション群の統一ブランド「MARKETING CANVAS」の新ソリューションとして展開します。

提供スキーム

TISは、1to1マーケティングでデータ利活用の検討をする企業に対し、導入前のデータ活用戦略策定から「Databricks」を活用した基盤構築、「Braze」による施策運用・効果検証までを一連のプロセスとして支援します。TISが強みとするシステム構築力と業務理解力を活かし、企業ごとのマーケティング体制に最適なデータ統合環境を構築します。

背景

近年、SNSやデジタルメディアの普及に伴う価値観の変化により、消費者の消費行動は流行の商品を選ぶ傾向から、消費者が自ら情報を能動的に収集、自分の価値観に合った商品を選ぶ傾向に変化し、顧客ニーズの多様化や購買行動の変化が進んでいます。そのため、画一的な情報提供を中心としたこれまでのマスマーケティングから、顧客一人ひとりのニーズや行動履歴に基づいた情報提供や体験提供を行う1to1マーケティングの実践が求められるようになっています。小売業をはじめとする多くの企業では、大量のデータを活用したAIによる消費者分析や、パーソナルな体験の提供といったマーケティングモデルへの転換が進められています。一方で、そのようなニーズを抱える多くの企業が、データ活用人材やデータ環境整備の不足などを背景として、データとAIを十分に活用しきれていない状況が見受けられます。

そこでTISは、企業が競争優位を築き、より高度なデータドリブン経営への進化を実現できるよう、統合されたデータとAIの基盤を活用したマーケティングプラットフォーム開発支援サービスとして「データインテリジェンスプラットフォーム:Databricks」および「顧客エンゲージメントプラットフォーム:Braze」の提供を開始しました。

「データインテリジェンスプラットフォーム:Databricks」の概要

「データインテリジェンスプラットフォーム:Databricks」は、企業内のあらゆるデータを統合し、AI活用を加速させるための統合データプラットフォームです。高速、高性能かつコスト効率に優れたオープンなAI環境を備えた基盤として、さまざまな分野で活用されています。主な特長は以下の通りです。

  • 高い処理性能

大規模分散データ処理エンジン「Apache Spark」により、膨大なデータも高速処理。ビジネスを加速する迅速なデータ活用を実現。

  • 高コストパフォーマンス

データ量課金ではなく処理量による課金のため、データ量課金や他製品と比較して効率的なコスト管理が可能。

  • 統合プラットフォーム

データの取り込みから分析・AI開発・提供・ガバナンスまでをワンストップで実現。業務運用とシステム運用の双方でコストを削減。

<提供価格>

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「顧客エンゲージメントプラットフォーム:Braze」の概要

「顧客エンゲージメントプラットフォーム:Braze」は、顧客の行動データをもとに最適なタイミング・チャネルでメッセージを配信し、顧客体験の向上とエンゲージメントの強化を実現するマーケティングオートメーションプラットフォームです。アプリやWebサイトの利用状況、購買履歴などのデータをもとに、メールやプッシュ通知、アプリ内メッセージなどをリアルタイムで配信し、顧客との関係強化を図ることができます。主な特長は以下の通りです。

  • リアルタイムコミュニケーション

顧客行動を即座に把握・分析し、CDP(Customer Data Platform)などのデータ基盤から最新の顧客データを取得、コンテキストに応じたマーケティング施策を実施。カート放棄や閲覧履歴を基に自動フォローアップキャンペーンを展開し、売上向上を支援。

  • AIを活用したパーソナライゼーション

予測モデルにより購買意欲の高い顧客を特定し、最適なメッセージ内容や配信タイミングを自動で最適化。顧客一人ひとりに合わせたアプローチを実現。

  • マルチチャネルキャンペーン管理

メール、プッシュ通知、SMSなど多様なチャネルを統合的に管理し、一貫したメッセージ配信を実現。オンライン・オフラインを横断したシームレスな顧客体験を提供。

<提供価格>

個別見積もり

詳細は以下URLをご参照ください。

https://www.tis.jp/service_solution/braze/

採用メリット

「データインテリジェンスプラットフォーム:Databricks」および「顧客エンゲージメントプラットフォーム:Braze」を組み合わせ、TISによる導入コンサルティングから構築・運用支援を一貫して提供することで、以下のような効果を実現します。

  • 業務とKPIに基づいたデータ活用戦略の策定

現場業務やマーケティング目標を理解したうえで、KPI達成に直結するデータ戦略の策定から基盤構築・運用までを一体的に設計。構築後も継続的な改善を見据えた伴走型支援を提供。

  • 大量データの統合と利活用を支える基盤構築

構造化データに加え、コールセンター音声データやWebログなどの非構造データも含めて、分散する大量データを統合管理。分析からAI活用、施策実施までをワンストップで行えるデータ統合基盤を実現。

  • クラウドベースのデータ基盤/AI基盤の構築

データ量やチャネル拡大に応じて柔軟かつ効率的に対応できるクラウドベースのデータ基盤を構築。段階的にAI活用や自動化を進めることで、継続的な業務高度化を支援。

  • 導入前のコンサルティングから運用後の改善提案までフォロー

システム構築にとどまらず、DX企画から運用・改善提案までを包括的に支援。IT/業務の両面から、企業のデータドリブンマーケティングの実現に向けて伴走。

今後について

デジタルマーケティングに関する構想策定から基盤構築、運用・改善までを一体で支援するTISのデジタルマーケティングソリューション群「MARKETING CANVAS」では、「Databricks」や「Braze」の導入支援を通じて、企業のデータドリブンマーケティングを継続的に進化させる基盤を提供します。売上高100億円以上の小売業をはじめ、DtoC企業をメインターゲットに、「データインテリジェンスプラットフォーム:Databricks」および「顧客エンゲージメントプラットフォーム:Braze」の導入支援を推進します。同時に、顧客体験やマーケティング施策を高度化するためのカスタマイズツールの開発・検討を進め、2027年度までに導入社数10社を目指します。

イベント情報

データブリックス・ジャパンが主催するイベント「Data + AI World Tour 2025」に出展し、最新のデータ利活用事例やマーケティング基盤構築に関する取り組みを紹介します。

<開催概要>

開催日時

2025年11月28日(金)

会場

ザ・プリンス パークタワー東京

(東京都港区芝公園4-8-1)

参加条件

無料・事前申し込み制

主催

データブリックス・ジャパン株式会社

詳細は以下URLをご参照ください。

https://www.databricks.com/dataaisummit/worldtour

デジタルマーケティングサービス群「MARKETING CANVAS」について

「MARKETING CANVAS」は、企業のマーケティング活動における顧客体験の向上や業務最適化、パーソナライズドマーケティングを支援する、TISのマーケティングソリューション群の統一ブランドです。企業が抱えるデータ・チャネル・組織の課題を横断的に捉え、構想策定からPoC(概念実証)、基盤構築、運用・改善までを一体で支援します。生成AIやデータ統合基盤を活用し、データドリブンな意思決定とCX(顧客体験)再設計を実現することで、企業と生活者が共に価値を創る「共創型マーケティング」の実現を目指しています。

詳細は以下URLをご参照ください。

https://www.tis.jp/branding/MC/

データブリックス・ジャパン株式会社について

詳細は以下URLをご参照ください。

https://www.databricks.com/jp

Braze株式会社について(https://www.braze.com/ja

Brazeは、ブランドが「Be Absolutely Engaging.」を実現する顧客エンゲージメントプラットフォームです。「Braze」の活用で、マーケティング担当者はあらゆるデータソースから、データを収集、施策実行ができ、1つのプラットフォームからマルチチャネル、かつリアルタイムに、顧客とパーソナライズされたコミュニケーションができます。さらにAIで仮説検証と最適化を繰り返しながら、大量配信を支援するスケーラビリティーで、ハイパーパーソナライゼーションを実現し、ブランドに熱狂するファンとの魅力的な関係を構築、維持できます。同社は、2024年の米国ニュースで働きがいのあるテクノロジー企業に選ばれ、英国のGreat Place to Work誌で2023 年の女性にとって最も働きやすい職場に選ばれ、ガートナーの2023年マジック クアドラントでマルチチャネル マーケティング ハブおよびマーケティング ハブのリーダーに選ばれました。 The Forrester Wave:クロスチャネル マーケティング ハブ、2023 年第 1 四半期。Braze はニューヨークに本社を置き、北米、ヨーロッパ、APACに10以上のオフィスを構えています。

TIS株式会社について(https://www.tis.co.jp/

TISインテックグループのTISは、金融、産業、公共、流通サービス分野など多様な業種3,000社以上のビジネスパートナーとして、お客さまのあらゆる経営課題に向き合い、「成長戦略を支えるためのIT」を提供しています。50年以上にわたり培ってきた業界知識やIT構築力で、日本・ASEAN地域の社会・お客さまと共創するITサービスを提供し、豊かな社会の実現を目指しています。

TISインテックグループについて

TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心としたさまざまな社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。

※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。 

◆本サービスに関するお問い合わせ先

TIS株式会社 デジタルイノベーション事業本部 デジタルイノベーション営業統括部

デジタルイノベーション第2営業部 MARKETING CANVAS担当

E-mail:canvas@ml.tis.co.jp

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会社概要

TIS株式会社

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URL
https://www.tis.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー
電話番号
050-1702-4071
代表者名
岡本安史
上場
東証プライム
資本金
100億円
設立
1971年04月