【発売3ヵ月で15万部突破】第21回『このミス』大賞・文庫グランプリ受賞『レモンと殺人鬼』
国語教師が描いた予測不能な“どんでん返し”ミステリー
株式会社宝島社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:蓮見清一)が主催する第21回 『このミステリーがすごい!』大賞の「文庫グランプリ」を受賞した『レモンと殺人鬼』(2023年4月6日発売)が発売3ヵ月で15万部を突破しました。
本書は、地方で大学職員として働く主人公が、妹の殺人事件をきっかけに次々と明かされる意外な事実に触れながら真相を追い求める、予測不能のどんでん返しミステリーです。同賞の選考では、「丹念に織り込まれた伏線が後半次々に炸裂する」「二転三転四転五転の展開にねじ伏せられる」と好評を得ました。
著者は、高校で国語教師として働く、くわがきあゆさん。くわがきさんは、京都府京都市生まれで現在も同市に在住。第8回「暮らしの小説大賞」を受賞し、『焼けた釘』(産業編集センター)で2021年にデビュー後、2022年に本作で第21回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリを受賞しました。物語のスピード感、人物造形や文体のメリハリ、伏線の張り巡らせ方など、文章が巧みで読者を飽きさせないと選考委員から高く評価されています。
【あらすじ】
保険外交員の妹が殺された。生前、彼女が保険金殺人を行っていたという報道に、姉の「私」は驚愕する。妹がそんなことをするはずがない。私たち姉妹はかつて父親を少年犯に殺されたつらい過去を共有していた。私は妹の潔白を証明するため、独自に調査を始める。しかし、妹にとって不利な証拠ばかりが見つかるうえに、出所した元少年犯が行方をくらましたという情報が入る。妹は何を思い、誰に殺されたのか。混乱する私の身のまわりで、次々と不審な出来事が起こり始める。
【著者コメント】
■本作に込めた思い
オチの読めない物語に挑戦してみました。また、とても気の弱い主人公が出てきます。彼女に少しだけ強くなってほしいと思って書きました。
■見どころ
物語の後半部分です。仕掛けをたくさん用意したつもりなので、ぜひ最後の1ページまで確認してもらえたらと思います。
■レモン、歪んだ登場人物たち・・・着想はどこから?
ごく普通の日常生活から着想を得ました。この物語には 奇矯な人物ばかりが出てくると思われがちですが、 ここまでオーバーな形ではないけれど、身近にこういう捉え方をする人はいませんか、という登場人物を造形したつもりです。
■読者へメッセージ
『レモンと殺人鬼』は思った以上に反響をいただき、版を重ねることができました。この思った以上の反響がまた跳ね返り、ひとりでも多くの新しい読者に届けば幸いです
※取材可能です
著者:くわがき あゆ
1987年2月生まれ。京都府京都市出身・在住。
京都府立大学文学部文学科国文学中国文学専攻卒業。
現在は高校で国語教師として勤務。趣味はヨーロッパ旅行。
・イラストレーター雪下まゆさんが手がけたインパクトある装画も人気
・読書好きの齊藤なぎささんからも推薦コメントが!
・帯の「高さ」にも理由があります。読んでからのお楽しみ
宝島社文庫『レモンと殺人鬼』
発売日:2023年4月6日
定価:780円(税込)
https://tkj.jp/book/?cd=TD041678&path=&s1=
「文庫グランプリ」とは
ミステリー&エンターテインメント作家・作品の発掘・育成を目的に宝島社が2002年に創設した新人賞『このミステリーがすごい!』大賞。2020年より優れた作品を文庫として刊行する「文庫グランプリ」を新設しました。
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