【新刊案内】世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート 発行:(株)シーエムシー・リサーチ
「微生物と産業利用」という観点から、バイオプラ、その原料の開発状況・業界を分析! 生分解性、非生分解性タイプのバイオプラの生産菌、生産能力、業界動向を追った!
材料科学や化学の先端技術やその市場動向に関するレポート発行やセミナー開催を行う(株)シーエムシー・リサーチ(東京都千代田区神田錦町、https://cmcre.com/)では、このたび「世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート」と題する書籍を2022年5月30日発行いたしましたので、お知らせします。
書籍の定価は、180,000 円(税込 198,000 円)(書籍)、書籍とCDセットの定価はセット240,000 円(税込 264,000 円)(書籍+CD)となっており、ご購入受付中です。書籍目次の詳細や販売については以下の弊社サイトをご覧ください。
https://cmcre.com/archives/98051/
書籍の定価は、180,000 円(税込 198,000 円)(書籍)、書籍とCDセットの定価はセット240,000 円(税込 264,000 円)(書籍+CD)となっており、ご購入受付中です。書籍目次の詳細や販売については以下の弊社サイトをご覧ください。
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【新刊案内】世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
Bioplastics・Microbial Polymers
◎刊行に当たって
「生分解性プラスチック」分野において、PBAT、PBS、PLA、PHAの成長が加速している。
PBATは、農業用マルチシート用途が拡大している。また、食品包装用フィルム・容器、発砲シート、シュリンクフィルムなどに広がり、近年、数量を伸ばしている。
PBSはPLAと同様容器やフィルムなどで採用され、生分解性プラスチック市場の成長要因となっている。中国勢がPBS樹脂及びその共重合品を展開している。物性のバランスを取るために他の生分解性樹脂とブレンドしたりすることで用途拡大を図っている。
PLAは、加工食品の消費や宅配サービスの利用の増加が下支えしている。欧州はこのPLAを全面的に導入する方向で動き出している。コロナ禍でも、PLAは高成長を続けている。
PHAはPEやPPに比較的近い物性を示し、耐熱性、耐油性、ガスバリア性があるということで、現在様々な企業が開発・製造を行っている。微生物の種類や用いる炭素源を変えることにより、様々な分子構造を持つ共重合ポリエステルが見出されている。
一方、「バイオベース/非生分解性プラスチック」分野では、PE、PP、PAの増加が著しい。
バイオPEは、近年では100%バイオ由来であることが付加価値として認められ、採用企業も増えている。
バイオPPは、他のプラスチックとは異なり、バイオマスを原料とする技術開発の難易度が高く、工業化技術が確立されていなかったが、各社はこの課題に挑戦し、実用化に取り組んでいる。2024年で製造能力の大幅な増加が見込まれている。
バイオPAは、比較的ポリマー価格が高くバイオベース化に伴うコストを吸収しやすく、また、発酵合成されるコハク酸やアミノ酸を原料に用いることができることで、近年、研究開発が盛んである。
その他、PEFは、バイオPETの潜在的な代替品として広く使用できる可能性が出ており、100%バイオベースのボトル、フィルムなどの需要が高まっている。
欧米各国を中心に、従来の石油化学工業に頼らず、微生物を活用した環境に優しいものづくり産業を推進する流れがある。日本国内においても、経済産業省から「スマートセルインダストリー」が政策として打ち出され、生物によるものづくり「バイオベースポリマー」の研究開発が盛んになりつつある。
本レポートは、微生物の産業利用という観点で各種ポリマーの開発状況をメインに、世界のバイオプラスチック業界を調査した。今後の展開を見据えたうえでの次世代ビジネスにつながるレポートになっている。
CMCリサーチ調査部
■ 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
■ 発 刊:2022年5月30日発行
■ 定 価:本体価格 180,000 円(税込 198,000 円)
セット(冊子 + CD) 240,000 円(税込 264,000 円)
■ 体 裁:A4判・並製・252頁
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
ISBN 978-4-910581-22-4
◇「微生物と産業利用」という観点から、バイオプラ、その原料の開発状況・業界を分析!
◇ 生分解性、非生分解性タイプのバイオプラの生産菌、生産能力、業界動向を追った!
◇ P(3HB)、P(3HB-co-3HV)、P(3HB-co-4HB)、P(3HB-co-3HHx)、P(4HB)の開発状況!
◇ PBAT、PBS、PLA、PHA の生分解性プラの急成長市場の背景、及び、実態を追った!
◇ PE、PP、PA のバイオベース/非生分解性プラの成長要因、ビジネス戦略、今後の展開!
◇ バイオベースのMEGとテレフタル酸、HMD とアジピン酸の開発状況、業界分析をした!
◇ バイオPETの代替品のPEFの開発状況、使用事例、本格的な市場展開を詳述!
◇ カーボンニュートラルの波が押し寄せているゴム業界でのバイオマス利用状況を紹介!
https://cmcre.com/archives/98051/
【本書の構成および目次概要】
第1章 バイオプラスチックの分類と生産能力
1 概要
2 世界のバイオプラスチック生産能力
3 生分解性プラスチックの生産能力
4 バイオベース/非生分解性プラスチックの生産能力
5 バイオプラスチック製品の認証
第2章 生分解性プラスチック
1 PLA
1.1 概要
1.2 価格
1.3 製造法
1.4 PLAを改質するための添加剤
1.5 一般的な用途
1.6 3Dプリンター向け樹脂用
1.7 LCCO2排出量(kgCO2/kg)
1.8 業界分析
1.9 微生物と産業利用
1.10 企業動向
2 PHA
2.1 概要
2.2 製造法
2.3 用途
2.4 業界分析
2.5 微生物と産業利用
2.6 生産コストと生産状況
2.7 企業動向(P(3HB))
2.8 企業動向(P(3HB-co-3HV))
2.9 企業動向(P(3HB- co -4HB))
2.10 企業動向(P(3HB-co-3HHx))
3 PBAT
3.1 概要
3.2 製造法
3.3 用途
3.4 価格
3.5 業界分析
3.6 企業動向
4 PBS
4.1 概要
4.2 製造法
4.3 用途
4.4 業界分析
4.5 微生物と産業利用
4.6 企業動向
5 でんぷん系
5.1 概要
5.2 製造法
5.3 用途
5.4 業界分析
5.5 企業動向
6 PGA
6.1 概要
6.2 製造法
6.3 縫合糸用途
6.4 再生医療用足場材料
6.5 業界分析
6.6 企業動向
7 生分解性プラスチックの用途(まとめ)
第3章 バイオベース/非生分解性プラスチック
1 バイオPET
1.1 概要
1.2 製造法
1.3 バイオPETの種類
1.4 用途
1.5 業界分析
1.6 企業動向
2 PEF
2.1 概要
2.2 製造法
2.3 業界分析
2.4 企業動向
3 バイオPE
3.1 概要
3.2 製造法
3.3 用途
3.4 バイオPEの輸入関税撤廃
3.5 バイオPEのライフサイクルアセスメント事例
3.6 業界分析
3.7 微生物と産業利用
3.8 企業動向
4 バイオPA
4.1 概要
4.2 主なバイオPAの種類と用途
4.3 製造法
4.4 業界分析
4.5 PA11(ポリアミド11)とPA12(ポリアミド12)との比較
4.6 企業動向
5 バイオPP
5.1 概要
5.2 製造法
5.3 LCCO2排出量(kgCO2/kg)
5.4 業界分析
5.5 企業動向
6 バイオPTT
6.1 概要
6.2 製造法
6.3 用途
6.4 業界分析
6.5 微生物と産業利用
6.6 企業動向
7 バイオPC
7.1 概要
7.2 製造法
7.3 用途
7.4 業界分析
7.5 企業動向
8 バイオPU
8.1 概要
8.2 製造法
8.3 用途
8.4 業界分析
8.5 企業動向
9 バイオPBT
9.1 概要
9.2 製造法
9.3 用途
9.4 企業動向
10 バイオPMMA
10.1 概要
10.2 製造
10.3 用途
10.4 業界分析
10.5 企業動向
11 酢酸セルロース
11.1 概要
11.2 製造法
11.3 用途
11.4 業界分析
11.5 企業動向
12 木粉などバイオマスと石油由来プラスチックとの複合系
12.1 概要
12.2 Wood Plastic Composite
12.3 竹繊維複合系
12.4 米複合系
12.5 セルロース複合樹脂
12.6 企業動向
第4章 バイオプラスチックの原料
1 バイオPET樹脂の原料
1.1 概要
1.2 業界分析
1.3 企業動向(バイオMEG)
1.4 企業動向(テレフタル酸)
2 ナイロン66の原料
2.1 概要
2.2 バイオヘキサメチレンジアミン(バイオHMD)
2.2.1 概要
2.2.2 業界分析
2.3 バイオアジピン酸
2.3.1 概要
2.3.2 製造法
2.3.3 用途
2.3.4 業界分析
2.3.5 微生物と産業利用
2.4 企業動向
3 バイオコハク酸
3.1 概要
3.2 用途
3.3 業界分析
3.4 微生物と産業利用
3.5 企業動向
4 バイオ1,4-BDO
4.1 概要
4.2 製造法
4.3 用途
4.4 業界分析
4.5 微生物と産業利用
4.6 企業動向
5 バイオ1,3-PDO
5.1 概要
5.2 製造
5.3 用途
5.4 業界分析
5.5 微生物と産業利用
5.6 企業動向
6 ヒマシ油
6.1 概要
6.2 製造法
6.3 用途
6.4 業界分析
6.5 企業動向
7 3-ヒドロキシプロピオン酸(3-HPAc)
7.1 概要
7.2 用途
7.3 業界分析
7.4 微生物と産業利用
7.5 企業動向
8 バイオアクリル酸
8.1 概要
8.2 製造法
8.3 用途
8.4 業界分析
8.5 微生物と産業利用
8.6 企業動向
9 フランジカルボン酸(FDCA)
9.1 概要
9.2 製造
9.3 用途
9.4 業界分析
9.5 微生物と産業利用
9.6 企業動向
10 ウルシオール
10.1 概要
10.2 業界分析
10.3 企業動向
11 その他木質系材料
11.1 概要
11.2 セルロース
11.2.1 セルロースナノファイバーの製造コスト
11.2.2 セルロースナノファイバーの販売価格
11.2.3 企業動向
11.3 ヘミセルロース
11.4 リグニン
11.5 企業動向
12 アクリルアミド
12.1 概要
12.2 製造
12.3 用途
12.4 業界分析
12.5 微生物と産業利用
12.6 企業動向
第5章 ゴム
1 天然ゴム・合成ゴム
2 天然ゴム
3 天然ゴムの種類
4 合成ゴム
5 合成ゴムの種類
6 天然ゴムと合成ゴムの違い
7 業界分析
8 イソプレンゴム
8.1 概要
8.2 製造法
8.3 用途
8.4 企業動向
9 エチレンプロピレンゴム(EPDM)
9.1 概要
9.2 製造法
9.3 用途
9.4 業界分析
9.5 企業動向
10 ブタジエンゴム
10.1 概要
10.2 製造法
10.3 用途
10.4 業界分析
10.5 企業動向
11 ゴムの種類と特長
第6章 微生物と産業利用
1 概要
2 化学合成法とバイオ合成法
3 目的生産物質と使用する微生物
4 コリネ型細菌
4.1 概要
4.2 開発動向
(1) イソブタノール
(2) 乳酸、コハク酸
(3) ムコン酸
5 酢酸生成菌
5.1 概要
5.2 開発動向
(1) エタノール
(2) P(3HB)
6 ハロモナス菌
6.1 概要
6.2 開発動向
(1) PHA
(2) 3-ヒドロキシ酪酸
(3) 廃グリセロール処理
7 光合成細菌
7.1 概要
7.2 開発動向
(1) PHA
(2) タンパク質
8 水素細菌
8.1 概要
8.2 開発動向
(1) イソブタノール
(2) PLA
(3) PHA
(4) アミノ酸
9 鉄酸化細菌
9.1 概要
9.2 開発動向
(1) エチレン
第7章 各国の政策
1 EU
1.1 EUプラスチック戦略
1.2 EUのプラスチック関連の環境戦略や法規制
1.3 動向分析
1.4 フランス
1.5 英国
1.6 ドイツ
1.7 イタリア
1.8 オランダ
2 米国
2.1 動向分析
2.2 バイオプリファードプログラム
3 中国
3.1 動向分析
3.2 循環経済の発展に関する第14次5カ年(2021~2025年)
4 日本
4.1 プラスチック資源循環戦略
4.2 バイオプラスチック導入ロードマップ
4.3 プラスチック新法
4.4 動向分析
☆目次の詳細とお申し込みはこちらをご覧ください↓
https://cmcre.com/archives/98051/
◎CMCリサーチ刊行関連書籍のご案内
(1) 生分解性プラスチック入門 ~ 生分解性プラスチックの基礎から最新技術・製品動向まで ~
https://cmcre.com/archives/65218/
■ 発 刊:2020年9月10日
■ 著者:望月 政嗣
■ 定 価:冊子版(カラー) 60,000 円(税込 66,000 円)
セット(冊子 + CD) 70,000 円(税込 77,000 円)
★ メルマガ会員:定価の10%引き!
■ 体 裁:A4判・並製・176頁
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
ISBN 978-4-904482-88-9
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(2)プラスチック最新業界レポート2020
~ マイクロプラスチック・廃プラスチック・バイオプラスチックを探る ~
https://cmcre.com/archives/52924/
■ 発行:2019年11月11日
■ 定価:冊子版 90,000 円(税込 99,000 円)
セット(冊子 + CD) 100,000 円(税込 110,000 円)
★ メルマガ会員:定価の10%引き!
■ 体裁:A4判・並製・266頁
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
ISBN 978-4-904482-67-4
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(3)バイオベースマテリアルの開発と市場
https://cmcre.com/archives/9930/
■ 発行:2015年6月1日
■ 定 価:60,000 円(税込 66,000 円)
* メルマガ登録者は 54,000 円(税込 59,400 円)
■ 体 裁:B5判 上製 208頁
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
ISBN 978-4-904482-17-9
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◎最新セミナー/ウェビナーのご案内
〇 カーボンニュートラル社会における微細藻類の大量培養・産業化
開催日時:2022年6月14日(火)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/96530/
〇 二酸化炭素を利用した樹脂接合法の基本原理と産業利用
開催日時:2022年6月14日(火)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/94684/
〇 切断技術の基礎と応用 – 各種切断技術の原理・特徴から切断品質、最新技術まで –
開催日時:2022年6月14日(火)10:00~17:00
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〇 CO2分離回収技術の進展と実用化への展望
開催日時:2022年6月15日(水)13:30~16:30
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〇 5G・次世代自動車に対応するSiC/GaNパワーデバイスの技術動向と課題
開催日時:2022年6月15日(水)10:30~16:30
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〇 固体イオニクス入門
開催日時:2022年6月16日(木)13:30~16:30
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〇 抗体医薬品の品質管理技術 入門
開催日時:2022年6月16日(木)12:30~16:30
https://cmcre.com/archives/95717/
〇 バッテリマネジメント、及びセルバランス技術の基礎と応用
開催日時:2022年6月16日(木)10:30~16:30
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〇 遺伝子改変マウス作製技術の基礎と応用:PITT法、Easi-CRISPR法、i-GONAD法を中心に
開催日時:2022年6月17日(金)13:30~16:30
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〇 EV電池レアメタルのサプライチェーンリスク回避への材料戦略
開催日時:2022年6月17日(金)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/93249/
〇 微生物によるカーボンリサイクル
開催日時:2022年6月17日(金)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/96690/
〇 生分解性バイオマスプラスチックの高性能化と今後の展望
開催日時:2022年6月20日(月)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/95880/
☆続々追加中!
☆開催予定のウェビナー一覧はこちらから!↓
https://cmcre.com/archives/category/seminar/semi_cmcr_f/
Bioplastics・Microbial Polymers
◎刊行に当たって
「生分解性プラスチック」分野において、PBAT、PBS、PLA、PHAの成長が加速している。
PBATは、農業用マルチシート用途が拡大している。また、食品包装用フィルム・容器、発砲シート、シュリンクフィルムなどに広がり、近年、数量を伸ばしている。
PBSはPLAと同様容器やフィルムなどで採用され、生分解性プラスチック市場の成長要因となっている。中国勢がPBS樹脂及びその共重合品を展開している。物性のバランスを取るために他の生分解性樹脂とブレンドしたりすることで用途拡大を図っている。
PLAは、加工食品の消費や宅配サービスの利用の増加が下支えしている。欧州はこのPLAを全面的に導入する方向で動き出している。コロナ禍でも、PLAは高成長を続けている。
PHAはPEやPPに比較的近い物性を示し、耐熱性、耐油性、ガスバリア性があるということで、現在様々な企業が開発・製造を行っている。微生物の種類や用いる炭素源を変えることにより、様々な分子構造を持つ共重合ポリエステルが見出されている。
一方、「バイオベース/非生分解性プラスチック」分野では、PE、PP、PAの増加が著しい。
バイオPEは、近年では100%バイオ由来であることが付加価値として認められ、採用企業も増えている。
バイオPPは、他のプラスチックとは異なり、バイオマスを原料とする技術開発の難易度が高く、工業化技術が確立されていなかったが、各社はこの課題に挑戦し、実用化に取り組んでいる。2024年で製造能力の大幅な増加が見込まれている。
バイオPAは、比較的ポリマー価格が高くバイオベース化に伴うコストを吸収しやすく、また、発酵合成されるコハク酸やアミノ酸を原料に用いることができることで、近年、研究開発が盛んである。
その他、PEFは、バイオPETの潜在的な代替品として広く使用できる可能性が出ており、100%バイオベースのボトル、フィルムなどの需要が高まっている。
欧米各国を中心に、従来の石油化学工業に頼らず、微生物を活用した環境に優しいものづくり産業を推進する流れがある。日本国内においても、経済産業省から「スマートセルインダストリー」が政策として打ち出され、生物によるものづくり「バイオベースポリマー」の研究開発が盛んになりつつある。
本レポートは、微生物の産業利用という観点で各種ポリマーの開発状況をメインに、世界のバイオプラスチック業界を調査した。今後の展開を見据えたうえでの次世代ビジネスにつながるレポートになっている。
CMCリサーチ調査部
■ 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
■ 発 刊:2022年5月30日発行
■ 定 価:本体価格 180,000 円(税込 198,000 円)
セット(冊子 + CD) 240,000 円(税込 264,000 円)
■ 体 裁:A4判・並製・252頁
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
ISBN 978-4-910581-22-4
◇「微生物と産業利用」という観点から、バイオプラ、その原料の開発状況・業界を分析!
◇ 生分解性、非生分解性タイプのバイオプラの生産菌、生産能力、業界動向を追った!
◇ P(3HB)、P(3HB-co-3HV)、P(3HB-co-4HB)、P(3HB-co-3HHx)、P(4HB)の開発状況!
◇ PBAT、PBS、PLA、PHA の生分解性プラの急成長市場の背景、及び、実態を追った!
◇ PE、PP、PA のバイオベース/非生分解性プラの成長要因、ビジネス戦略、今後の展開!
◇ バイオベースのMEGとテレフタル酸、HMD とアジピン酸の開発状況、業界分析をした!
◇ バイオPETの代替品のPEFの開発状況、使用事例、本格的な市場展開を詳述!
◇ カーボンニュートラルの波が押し寄せているゴム業界でのバイオマス利用状況を紹介!
https://cmcre.com/archives/98051/
【本書の構成および目次概要】
第1章 バイオプラスチックの分類と生産能力
1 概要
2 世界のバイオプラスチック生産能力
3 生分解性プラスチックの生産能力
4 バイオベース/非生分解性プラスチックの生産能力
5 バイオプラスチック製品の認証
第2章 生分解性プラスチック
1 PLA
1.1 概要
1.2 価格
1.3 製造法
1.4 PLAを改質するための添加剤
1.5 一般的な用途
1.6 3Dプリンター向け樹脂用
1.7 LCCO2排出量(kgCO2/kg)
1.8 業界分析
1.9 微生物と産業利用
1.10 企業動向
2 PHA
2.1 概要
2.2 製造法
2.3 用途
2.4 業界分析
2.5 微生物と産業利用
2.6 生産コストと生産状況
2.7 企業動向(P(3HB))
2.8 企業動向(P(3HB-co-3HV))
2.9 企業動向(P(3HB- co -4HB))
2.10 企業動向(P(3HB-co-3HHx))
3 PBAT
3.1 概要
3.2 製造法
3.3 用途
3.4 価格
3.5 業界分析
3.6 企業動向
4 PBS
4.1 概要
4.2 製造法
4.3 用途
4.4 業界分析
4.5 微生物と産業利用
4.6 企業動向
5 でんぷん系
5.1 概要
5.2 製造法
5.3 用途
5.4 業界分析
5.5 企業動向
6 PGA
6.1 概要
6.2 製造法
6.3 縫合糸用途
6.4 再生医療用足場材料
6.5 業界分析
6.6 企業動向
7 生分解性プラスチックの用途(まとめ)
第3章 バイオベース/非生分解性プラスチック
1 バイオPET
1.1 概要
1.2 製造法
1.3 バイオPETの種類
1.4 用途
1.5 業界分析
1.6 企業動向
2 PEF
2.1 概要
2.2 製造法
2.3 業界分析
2.4 企業動向
3 バイオPE
3.1 概要
3.2 製造法
3.3 用途
3.4 バイオPEの輸入関税撤廃
3.5 バイオPEのライフサイクルアセスメント事例
3.6 業界分析
3.7 微生物と産業利用
3.8 企業動向
4 バイオPA
4.1 概要
4.2 主なバイオPAの種類と用途
4.3 製造法
4.4 業界分析
4.5 PA11(ポリアミド11)とPA12(ポリアミド12)との比較
4.6 企業動向
5 バイオPP
5.1 概要
5.2 製造法
5.3 LCCO2排出量(kgCO2/kg)
5.4 業界分析
5.5 企業動向
6 バイオPTT
6.1 概要
6.2 製造法
6.3 用途
6.4 業界分析
6.5 微生物と産業利用
6.6 企業動向
7 バイオPC
7.1 概要
7.2 製造法
7.3 用途
7.4 業界分析
7.5 企業動向
8 バイオPU
8.1 概要
8.2 製造法
8.3 用途
8.4 業界分析
8.5 企業動向
9 バイオPBT
9.1 概要
9.2 製造法
9.3 用途
9.4 企業動向
10 バイオPMMA
10.1 概要
10.2 製造
10.3 用途
10.4 業界分析
10.5 企業動向
11 酢酸セルロース
11.1 概要
11.2 製造法
11.3 用途
11.4 業界分析
11.5 企業動向
12 木粉などバイオマスと石油由来プラスチックとの複合系
12.1 概要
12.2 Wood Plastic Composite
12.3 竹繊維複合系
12.4 米複合系
12.5 セルロース複合樹脂
12.6 企業動向
第4章 バイオプラスチックの原料
1 バイオPET樹脂の原料
1.1 概要
1.2 業界分析
1.3 企業動向(バイオMEG)
1.4 企業動向(テレフタル酸)
2 ナイロン66の原料
2.1 概要
2.2 バイオヘキサメチレンジアミン(バイオHMD)
2.2.1 概要
2.2.2 業界分析
2.3 バイオアジピン酸
2.3.1 概要
2.3.2 製造法
2.3.3 用途
2.3.4 業界分析
2.3.5 微生物と産業利用
2.4 企業動向
3 バイオコハク酸
3.1 概要
3.2 用途
3.3 業界分析
3.4 微生物と産業利用
3.5 企業動向
4 バイオ1,4-BDO
4.1 概要
4.2 製造法
4.3 用途
4.4 業界分析
4.5 微生物と産業利用
4.6 企業動向
5 バイオ1,3-PDO
5.1 概要
5.2 製造
5.3 用途
5.4 業界分析
5.5 微生物と産業利用
5.6 企業動向
6 ヒマシ油
6.1 概要
6.2 製造法
6.3 用途
6.4 業界分析
6.5 企業動向
7 3-ヒドロキシプロピオン酸(3-HPAc)
7.1 概要
7.2 用途
7.3 業界分析
7.4 微生物と産業利用
7.5 企業動向
8 バイオアクリル酸
8.1 概要
8.2 製造法
8.3 用途
8.4 業界分析
8.5 微生物と産業利用
8.6 企業動向
9 フランジカルボン酸(FDCA)
9.1 概要
9.2 製造
9.3 用途
9.4 業界分析
9.5 微生物と産業利用
9.6 企業動向
10 ウルシオール
10.1 概要
10.2 業界分析
10.3 企業動向
11 その他木質系材料
11.1 概要
11.2 セルロース
11.2.1 セルロースナノファイバーの製造コスト
11.2.2 セルロースナノファイバーの販売価格
11.2.3 企業動向
11.3 ヘミセルロース
11.4 リグニン
11.5 企業動向
12 アクリルアミド
12.1 概要
12.2 製造
12.3 用途
12.4 業界分析
12.5 微生物と産業利用
12.6 企業動向
第5章 ゴム
1 天然ゴム・合成ゴム
2 天然ゴム
3 天然ゴムの種類
4 合成ゴム
5 合成ゴムの種類
6 天然ゴムと合成ゴムの違い
7 業界分析
8 イソプレンゴム
8.1 概要
8.2 製造法
8.3 用途
8.4 企業動向
9 エチレンプロピレンゴム(EPDM)
9.1 概要
9.2 製造法
9.3 用途
9.4 業界分析
9.5 企業動向
10 ブタジエンゴム
10.1 概要
10.2 製造法
10.3 用途
10.4 業界分析
10.5 企業動向
11 ゴムの種類と特長
第6章 微生物と産業利用
1 概要
2 化学合成法とバイオ合成法
3 目的生産物質と使用する微生物
4 コリネ型細菌
4.1 概要
4.2 開発動向
(1) イソブタノール
(2) 乳酸、コハク酸
(3) ムコン酸
5 酢酸生成菌
5.1 概要
5.2 開発動向
(1) エタノール
(2) P(3HB)
6 ハロモナス菌
6.1 概要
6.2 開発動向
(1) PHA
(2) 3-ヒドロキシ酪酸
(3) 廃グリセロール処理
7 光合成細菌
7.1 概要
7.2 開発動向
(1) PHA
(2) タンパク質
8 水素細菌
8.1 概要
8.2 開発動向
(1) イソブタノール
(2) PLA
(3) PHA
(4) アミノ酸
9 鉄酸化細菌
9.1 概要
9.2 開発動向
(1) エチレン
第7章 各国の政策
1 EU
1.1 EUプラスチック戦略
1.2 EUのプラスチック関連の環境戦略や法規制
1.3 動向分析
1.4 フランス
1.5 英国
1.6 ドイツ
1.7 イタリア
1.8 オランダ
2 米国
2.1 動向分析
2.2 バイオプリファードプログラム
3 中国
3.1 動向分析
3.2 循環経済の発展に関する第14次5カ年(2021~2025年)
4 日本
4.1 プラスチック資源循環戦略
4.2 バイオプラスチック導入ロードマップ
4.3 プラスチック新法
4.4 動向分析
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■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
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