パナソニックが、平成27年度 資源循環技術・システム表彰にて経済産業大臣賞を受賞~「使用済み家電品廃棄混合樹脂からの樹脂循環リサイクル」

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表彰式に出席した『使用済み家電品廃棄混合樹脂からの樹脂循環リサイクル』の関係者表彰式に出席した『使用済み家電品廃棄混合樹脂からの樹脂循環リサイクル』の関係者

 

2015年10月16日、一般社団法人産業環境管理協会が主催する「平成27年度 資源循環技術・システム表彰」において、パナソニック株式会社の「使用済み家電品廃棄混合樹脂からの樹脂循環リサイクル」が、経済産業大臣賞を受賞しました。

東京都内で開催された表彰式の受賞者代表謝辞で、パナソニック株式会社 役員・アプライアンス社 副社長 楠見 雄規(くすみ ゆうき)氏は、「今回、樹脂の資源循環の取り組みを高度化させ、1台の選別設備により混合樹脂の中からPP、PS、ABSの3種類の樹脂を高純度で同時に選別する技術を開発いたしました。さらに選別回収された樹脂に対し、水が不要な乾式による洗浄・異物除去を行い、独自の処方で添加剤を加えて、再び家電製品に使用することを可能といたしました。今回の取り組みを今後さらに進化、拡大させ、また、新たな資源循環技術・システムの開発・促進に取り組むことで、より高度な資源循環型の低炭素化社会の構築に貢献していきます」と述べました。

受賞内容は以下のとおりです。

■テーマ:
使用済み家電品廃棄混合樹脂からの樹脂循環リサイクル

■「樹脂循環リサイクル」の概要:
独自開発した近赤外線選別設備により、使用済み家電品の廃棄混合樹脂から、臭素含有の判定と単一樹脂(PP、PS、ABS)の高純度回収を同時に実施。回収した単一樹脂を、乾式で洗浄・異物除去したのち、添加剤を加えて再生樹脂ペレットに加工し、バージン材の混合を必要としない再生樹脂材料として家電製品に使用する、樹脂循環リサイクルの仕組み。
この仕組みの特長として、
1:独自開発した近赤外線選別設備1台による3種単一樹脂(PP、PS、ABS)同時選別と臭素含有の判定
2:環境負荷の小さいオール乾式システム
3:「高純度回収+独自添加剤処方+独自品質保証」により再生樹脂100%で家電製品に活用
などがあげられます。
この樹脂循環リサイクルの仕組みを導入した結果、2013年度の成果として、従来は廃棄されていた混合樹脂から、820t/年の単一樹脂を回収しました。このうち368t/年を再生樹脂100%の樹脂材料として、同社家電製品に使用することができました。

【お問い合わせ先】
パナソニック株式会社 生産技術本部 企画部 TEL:06-6905-4530

<関連情報>
・[プレスリリース] 3種類の樹脂を同時選別可能なリサイクル技術を開発(2014年6月20日)
http://news.panasonic.com/press/news/official.data/data.dir/2014/06/jn140620-3/jn140620-3.html
・パナソニックが考える資源循環
http://www.panasonic.com/jp/corporate/sustainability/eco/resource_sp.html
https://www.youtube.com/watch?v=Wwa31El2u0E

 


・パナソニック エコテクノロジーセンター株式会社
http://panasonic.co.jp/eco/petec/
・資源循環技術・システム表彰 公式ホームページ
http://www.cjc.or.jp/commend/tech-sys.html

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会社概要

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URL
https://holdings.panasonic/jp/
業種
製造業
本社所在地
大阪府門真市大字門真1006番地
電話番号
06-6908-1121
代表者名
楠見 雄規
上場
東証プライム
資本金
2590億円
設立
1935年12月