どうしておとなにならないの、ピーター? 小学校低・中学年から読める長さに書き下ろし『ビジュアル特別版 ピーター・パン』11月6日発売

世界文化社は、世界中で愛される長編物語を小学校低・中学年から読める長さに書き下ろし、鮮やかなカラー挿絵を添えた『ビジュアル特別版 ピーター・パン』を11月6日(木)に発売します。さらに、出版を記念した原画展も開催します!

いつかおとなになる子どもたちへ贈る、ほんとうの“ピーター・パン”。

おとなにならない、永遠の少年として知られるピーター・パン。しかし、ピーターが枯れ葉の服を着ていて、乳歯が生えかわっていない幼子であることを知っている人は、多くはいないのではないでしょうか? そして、なぜピーターが「おとなにならなかった」のかや、フック船長の過去も、長編の原作を読まないと、なかなか知る機会がないかもしれません。

海賊や人魚がいて、時間の概念がない楽しいネバーランド。そこで繰り広げられるドキドキの冒険物語の陰には、どこか切ないさびしさが漂います。舞台作品から長編小説となり、世界中で読み継がれる名作『ピーター・パン』を、小学校低・中学年から読める長さに、児童文学作家・小松原宏子が書き下ろしました。上品で温かみがありながら親しみやすい文章は、はじめて『ピーター・パン』の世界に触れる子どもたちにぴったりです。


巻末には、英語圏児童文学研究者・川端有子による解説を収録。幼い頃に兄を亡くした原作者 J・M・バリーの生涯、物語誕生の背景、そして『ピーター・パン』の世界をさらに深く知るための手がかりを読者に贈ります。

物語の世界へ誘う、鮮やかでうつくしい挿し絵

挿絵を手がけるのは、いま注目を集める新鋭画家・kei saito。


妖精、海賊、ピカニニ族など、ネバーランドに生きる個性豊かな住人たち。ピーターの幼い自己中心さや、フック船長の気品ある佇まい。そして、大砲が飛び交う海戦、人魚との戯れ、まいごたちとの冒険、ピカニニ族や海賊との手に汗握る死闘。


緻密に描き込まれた鮮やかなkei saitoのペン画が、躍動感と繊細な心情あふれる冒険の世界へと読者を誘います。

『ビジュアル特別版 ピーター・パン』原画展開催!

本書の刊行を記念し、原画展を行います。
水彩とペンで細部まで描き込まれたkei saitoの原画を間近でご鑑賞ください。

●2025年11月6日~12月8日 ジュンク堂書店池袋本店(東京都)

〒171-0022 東京都豊島区南池袋2-15-5
TEL:03-5956-6111
https://honto.jp/store/detail_1570019_14HB320.html

●2026年1月21日~2月3日 ブックハウスカフェ(ガリバー)

〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-5 北沢ビル1F
TEL:03-6261-6177
https://bookhousecafe.jp/
※同じブックハウスカフェ内のマーケット・ギャラリーで、
2026年1月18日~31日に、kei saitoさんのほかの絵やグッズ販売を行います。
ぜひあわせてお楽しみください。

著者プロフィール

J・M・バリー/原作
スコットランド生まれ。子どもの頃に2番目の兄を事故で亡くした。悲しみで引きこもる母を、お話をしたり誰かの真似をしたりして必死になぐさめた経験が、創作活動の原点になったといわれている。エディンバラ大学で文学を学んだのち、ロンドンで執筆活動を本格化。数々のヒット作を発表し、人気作家としての地位を確立した。さらに演劇の世界にも活動の場を広げると、戯曲『ピーター・パン』の成功で様々な賞を受賞。小説化した『ピーター・パンとウェンディ(後に『ピーター・パン』と改題)』は、世界中で愛され、今なお世代を超えて読み継がれている。

小松原宏子/文
東京都生まれ。作家・翻訳家。幼少時、いぬいとみこ主宰のムーシカ文庫でたくさんの本を読む。『ぼくの朝』で第13回小川未明賞優秀賞を受賞。著書に「青空小学校いろいろ委員会」シリーズ(ほるぷ出版)、訳書に『ピーター・パン〈ミナリマ・デザイン版〉』(静山社)など多数。執筆活動の傍ら、自宅で「ロールパン文庫」を主宰。月に1度のおはなし会や週に2回の貸出などを通して、精力的に子どもたちへおはなしの世界を手渡している。


kei saito/絵

東京都生まれ。イラストレーター・画家。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。「内なる子ども心を大切に」をモットーに、広告やパッケージ、アーティストのグッズなど幅広い分野で活動。人々の生活へ彩りを届けている。『マイヤーさんと大きくなりすぎた犬』(さ・え・ら書房)で、本の挿絵をはじめて務めた。物語性あふれる構図、繊細なペン画、そしてあたたかい色彩が魅力。

川端有子/監修

 京都市生まれ。英語圏児童文学研究者。日本女子大学家政学部児童学科教授。神戸大学文学部を卒業後、関西学院大学大学院博士課程を経てローハンプトン大学にて博士号を取得した。監修書に『[ヴィジュアル注釈版]ピーター・パン』(原書房)、著書に『児童文学の教科書』(玉川大学出版部)や『少女小説から世界が見えるペリーヌはなぜ英語が話せたか』(河出書房新社)などがある。

刊行概要

『ビジュアル特別版 ピーター・パン』

■原作:J・M・バリー

■文:小松原宏子

■絵:kei saito

■監修:川端有子
■発売:2025年11月6日(木)
■定価:1,540円(税込)
■判型:B6・176ページ

■発行:株式会社世界文化社

https://books.sekaibunka.com/book/b10151917.html

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会社概要

URL
http://www.sekaibunka.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区九段北4-2-29
電話番号
03-3262-5111
代表者名
鈴木美奈子
上場
未上場
資本金
-
設立
1946年02月