車いすで知った視点が、ほかの分野を考える入口に

~パラアスリート社員・橘 貴啓と学ぶ「共生」とSELFing(なりたい自分) 全6回の特別授業、4回を終えて~

ヒューマン

 教育を中心に人材・介護・保育・IT・美容・スポーツ事業を傘下に持つヒューマンホールディングス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:佐藤 朋也、以下「当社」)は、さいたま市立大宮国際中等教育学校(埼玉県さいたま市大宮区、以下「同校」)の探究学習プログラム「共生とは?」で、車いすスポーツ分野の特別授業を担当しています。講師を務めるのは、当社のパラアスリート社員で車いすバスケットボール選手の橘 貴啓です。このたび全6回のうち4回を終えましたので、生徒の学びの様子をお知らせいたします。

 授業では、生徒が実際に競技用車いすに乗り、車いすバスケットボールを体験します。思うように進まない、シュートが届かないといった「できない」にぶつかりながら、生徒は自分たちで工夫を重ねてきました。10月1日(木)に他のパラスポーツを体験した際には、車いすで知った視点をほかの場面に当てはめ、主体的に考える姿が見受けられました。

【本件のポイント】

●生徒が自ら「SELFingシート」を作成し、「なりたい自分」を起点に、共生社会に向けて自分にできることを考える段階へ進みました

●「シュートが届かない」という壁に対し、生徒が自ら工夫を始めました

●車いすで社会の側の障壁を体感した生徒が、ほかのパラスポーツでも「何が障壁になっているのか」を自ら考えるようになりました

【本件の背景】

 同プログラムには、同校の5年生(高校2年生にあたる学年)150人が参加し、「デフスポーツ」「ブラインドスポーツ」「車いすスポーツ」の3分野に分かれて取り組んでいます。当社は車いすスポーツ分野を担当し、50人の生徒に全6回にわたって伴走しています。

 橘は2025年11月、当社グループ初の「アスリート雇用」制度で入社しました。人事部に所属しながら、車いすバスケットボール選手として競技を続けています。
 この特別授業は、当社のバリュープロミス「SELFing(セルフィング)」を軸に組み立てています。「なりたい自分」を描き、そこから逆算していま何をするかを考えるという、当社が社員の成長支援に用いている考え方です。第1回の8月27日(木)には、橘が自身のシートを示しながら、生徒に使い方を伝えました。

【授業の経過と生徒の変化】

■第2回 9月17日(木)「他人事から自分事に」

 生徒は自分の「SELFingシート」を作成し、部活動やボランティアなど身近な目標から逆算して、いま自分にできることを整理しました。

 続いて、スロープや段差を使った車いすの体験を行いました。わずかな段差が進路を変えること、上り坂では腕だけで体を運ぶ負荷がかかること、下り坂では速度の制御に不安が伴うこと。生徒はそれらを自分の体で知りました。

SELFingシート

  ■第3回 9月24日(木)「『できない』を『おもしろい』に変えるのが指導員の仕事」

 体験に使える競技用車いすは、台数が限られています。そのため生徒は、キャスター付きの椅子を車いすの代わりに使い、座った姿勢での動きを再現しながら、全員が体験できるよう工夫しました。

 シュート練習では、座ったままでは足で踏ん張れず、腕の力だけではシュートが届きません。後ろから椅子を押して勢いをつけ、その力でシュートを成功させるグループが現れました。椅子を強く押すぶん壁にぶつかる危険もあり、生徒同士が自然に声を掛け合って安全を確かめる場面も見られました。休憩の合間には、生徒から橘へ質問をする様子もありました。

 後半は5対5の試合形式を行い、対戦、応援、安全管理、振り返りを分担しました。グループによっては、事前にポジションや作戦を話し合うところもありました。最後に行った生徒代表10人と橘の対決では、ボールを持ったまま車いすをこげるのは2回までという競技特有のルールのなかで、橘が披露したスピードと操作に歓声が上がりました。

■第4回 10月1日(木)「どうすれば全員が活躍できるかを知る」

 車いすスポーツ以外のパラスポーツを体験しました。生徒はすでに、車いすを使う人にとって社会の側にどのような障壁があるかを自分の体で知っています。そのため、見えないこと、聞こえないことについても、「何が社会との間の障壁になっているのか」を自ら考える姿が見られました。

 1つの分野で得た視点が、ほかの分野を理解する入口になっています。


■4回を通じた生徒の立ち位置の変化
   第2回 自分の体で知る

   第3回 「できない」を工夫で越える

   第4回 学んだ視点を、ほかの場面に当てはめる

   11月19日(木)には、生徒自身が指導者となり、他の分野を学んできた生徒に向けたパラスポーツ体験会を企画・運営します。「教わる側」から「教える側」へと立場が変わる回で、その準備はすでに始まっています。

■今後のスケジュール(5回目以降)

第5回

10月29日(木)

いろいろなパラスポーツを知ろう

第6回(最終)

11月19日(木)

生徒の企画したパラスポーツ体験会の運営

※各回の取材撮影が可能です。ご希望の日をご連絡ください。

本取り組みの第1報はこちらからご覧いただけます。

【第1報】パラアスリート社員が「共生」と「SELFing(なりたい自分)」をつなぐ探究学習講師に~埼玉県出身の車いすバスケットボール選手・橘 貴啓が、さいたま市立大宮国際中等教育学校で全6回の特別授業に伴走~

■パラアスリート社員 橘 貴啓(たちばな たかひろ)プロフィール

ヒューマンホールディングス株式会社

人事部 人材マネジメント課所属

SELFingアンバサダー

車いすバスケットボールチーム「NO EXCUSE」プレーヤー

1986年、埼玉県出身、現在も埼玉県内に在住。20歳のときに事故で車いす生活となる。入院中に車いすバスケットボールと出会い競技を始めるが、学業と就職のため約6年間競技から離れる。28歳のとき、再び挑戦するためアスリート雇用制度のある企業に転職して競技に本格復帰。2025年11月、当社グループ初の「アスリート雇用」制度で入社し、人事部に勤務しながら競技活動を続けている。背番号は、あこがれのNBA選手デニス・ロッドマンがシカゴ・ブルズで付けていた91番。

■ヒューマングループについて

   1985年の創業以来「為世為人(いせいいじん)」を理念に掲げ、教育を中核に人材、介護、保育、IT、美容、スポーツと多岐にわたる事業を展開しています。

深刻な社会課題である「労働人口減」に対し、各事業の専門性を活かした4領域で解決を推進しています。教育・人材事業による「海外人材の活用」「成長産業分野の専門教育と労働移動」、介護(通所・訪問・ホスピス等)や保育・学童運営による「国内労働力の確保」、RPA・AI・IT活用を通じた「生産性の向上」に注力。SDGsへの貢献を通じて、誰もが自分らしく生き、学び、働ける社会の実現と、時代に即した労働環境の革新に取り組んでいます。

●ヒューマンホールディングス ウェブサイト:https://www.athuman.com/

会社概要

ヒューマンホールディングス株式会社

●代表者:代表取締役社長 佐藤 朋也

●所在地:東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿プライムスクエア1階

●資本金:12億9,990万円

●URL:https://www.athuman.com/

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会社概要

URL
https://www.athuman.com/
業種
サービス業
本社所在地
東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿プライムスクエア1階(旧 西新宿木村屋ビル)
電話番号
03-6846-8002
代表者名
佐藤 朋也
上場
東証スタンダード
資本金
12億9990万円
設立
2002年08月