「100年読み継がれる名作」シリーズ最新刊『宮沢賢治童話集』第四弾と『浜田広介童話集』が12月25日に2冊同時発売

小学生からシニアまで、一生のうちに何度でも繰り返し味わえる人気シリーズ「100年読み継がれる名作」。このたび、世界文化社では最新作『宮沢賢治童話集 グスコーブドリの伝記・春と修羅(序)など』『浜田広介童話集 泣いた赤おに・りゅうの目のなみだなど』の2冊を12月25日(木)に同時発売いたします。
◆ 宮沢賢治生誕130年を節目に刊行―名作7話と詩2編を収録

2026年は宮沢賢治生誕130年。「100年読み継がれる名作」シリーズでは、第一弾『宮沢賢治童話集 注文の多い料理店・セロひきのゴーシュなど』、第二弾『宮沢賢治童話集 猫の事務所・銀河鉄道の夜など』、第三弾『宮沢賢治童話集 雨ニモマケズ・風の又三郎など』に続く四作目の刊行です。
今回は、教科書にも掲載されてきた代表作の「グスコーブドリの伝記」をはじめ、故郷・岩手の伝統舞踊を特別な思いを込めて描いた童話「鹿踊りのはじまり」、東北にまつわる精霊・妖怪的存在を題材にした「ざしき童子のはなし」などの土着的な作品に加え、生前自費出版された唯一の心象スケッチ『春と修羅』より、「序」と「永訣の朝」の2編の詩を収録しました。宮沢賢治の哲学ともいえる珠玉の作品を、日下明さんのイマジネーション溢れる絵でお楽しみください。

◆ 代表作「泣いた赤おに」―きくちちきさんの伸びやかな絵で味わう、ひろすけ童話10編

山形県高畠町に生まれ、生涯にわたり約1000編の童話や童謡を紡いだ浜田広介。「ひろすけ童話」として世代を超えて愛される作品は、声に出して読み、耳で楽しむ「声の文学」としても知られています。「泣いた赤おに」「りゅうの目のなみだ」「むく鳥のゆめ」「よぶこどり」など、善意と愛に満ちた名作10話を、日本を代表する絵本作家・きくちちきさんののびやかな絵とともにお届けします。

「泣いた赤おに」は、現在も小学校4年生の道徳教科書(光村図書)に掲載されており、多くの子どもたちに読み継がれている作品です。七五調を基調とした美しい文体と詩情あふれる表現を、声に出して読むことで、いっそう深く感じ取ることができます。
◆ 物語の世界が一層広がる、作者と作品の解説ページ付き。ビジュアルも充実

巻末には日本近代文学研究者・小埜裕二先生による各話の〔解説〕と、〔宮沢賢治と『春と修羅』〕(写真付き)を掲載しています。

児童文学研究者・宮川健郎先生による各話の〔解説〕と、写真付きで紀行のように楽しめる〔「浜田広介」文学の世界〕を掲載しています。
◆ プロフィール
『宮沢賢治童話集 グスコーブドリの伝記・春と修羅(序)など』
●宮沢 賢治/作
1896年岩手県花巻市に生まれる。盛岡高等農林学校農芸化学科卒業。10代の頃から短歌を書き始め、 多くの詩や童話の作品を残した。 生前に、詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を刊行。 また、羅須地人協会を設立し、農民の生活の向上のために尽くしたが、1933年急性肺炎のため37歳で永眠。
● 日下 明/絵
イラストレーター・グラフィックデザイナー。大阪府在住。主に、グラフィックデザインや書籍の挿画などを手がける。挿画に『宮沢賢治童話集 注文の多い料理店・セロひきのゴーシュなど』『宮沢賢治童話集 猫の事務所・銀河鉄道の夜など』『宮沢賢治童話集 雨ニモマケズ・風の又三郎など』(著・宮沢賢治、世界文化社)がある。また、絵と音と言葉のユニット「repair」としても活動。絵とトロンボーンを担当。
『浜田広介童話集 泣いた赤おに・りゅうの目のなみだなど』
●浜田 広介/作
1893年山形県高畠町に生まれる。米沢中学から早稲田大学に進学。大学在学中の1917年『黄金の稲束』が大阪朝日新聞の懸賞お伽噺に入選。以降、童話作家を志し、雑誌『良友』に寄稿を始める。1921年童話集『椋鳥の夢』を刊行。1923年から作家活動に専念。その童話作品は「ひろすけ童話」とよばれた。1973年80歳で永眠。
●きくち ちき/絵
絵本作家。1975年北海道生まれ。2012年『しろねこくろねこ』(Gakken)でデビュー。2013年ブラチスラヴァ世界絵本原画展にて金のりんご賞を受賞。2019年『もみじのてがみ』(小峰書店)が同展金牌を受賞。2020年『しろとくろ』(講談社)が産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。ほかの作品に『でんしゃ くるかな?』(福音館書店)、『ゆきのゆきちゃん』(ミシマ社)など。
◆ 刊行概要

100年読み継がれる名作
『宮沢賢治童話集 グスコーブドリの伝記・春と修羅(序)など』
■作:宮沢 賢治
■絵:日下 明
■監修:小埜 裕二
■発売⽇:2025年12⽉25⽇ (木)
■定価:1,540円(税込)
■仕様:B5変形判/176ページ
■発行:株式会社世界文化社
https://books.sekaibunka.com/book/b10153052.html
https://www.amazon.co.jp/dp/4418258477
【収録作品】
永訣の朝[詩]/カイロ団長/鹿踊りのはじまり/ざしき童子のはなし/狼森と笊森、盗森/土神と狐/谷/グスコーブドリの伝記/序[詩]
※全文にふりがなあり

100年読み継がれる名作
『浜田広介童話集 泣いた赤おに・りゅうの目のなみだなど』
■作:浜田 広介
■絵:きくち ちき
■監修:宮川 健郎
■発売⽇:2025年12⽉25⽇ (木)
■定価:1,650円(税込)
■仕様:B5変形判/144ページ
■発行:株式会社世界文化社
https://books.sekaibunka.com/book/b10153053.html
https://www.amazon.co.jp/dp/4418258485
【収録作品】
泣いた赤おに/こがねのいなたば/みそさざい/むく鳥のゆめ/よぶこどり/ますとおじいさん/ひとつのねがい/さむい子もり歌/りゅうの目のなみだ/メッカの花
※全文にふりがなあり
◆「100年読み継がれる名作」シリーズ既刊 好評発売中

◆『宮沢賢治童話集 注文の多い料理店・セロひきのゴーシュなど』(絵・日下明)
http://amazon.co.jp/dp/4418218262
◆『宮沢賢治童話集 猫の事務所・銀河鉄道の夜など』(絵・日下明)
http://amazon.co.jp/dp/4418228470
◆『宮沢賢治童話集 雨ニモマケズ・風の又三郎など』(絵・日下明)
http://amazon.co.jp/dp/4418238514
◆『新美南吉童話集 ごんぎつね・手ぶくろを買いになど』(絵・杉山 巧)
http://amazon.co.jp/dp/4418218270
◆『小川未明童話集 赤いろうそくと人魚・野ばらなど』(絵・柊有花)
http://amazon.co.jp/dp/4418228462
◆『椋鳩十童話集 大造じいさんとガン・マヤの一生など』(絵・くぼあやこ)
http://amazon.co.jp/dp/4418238522
◆『グリム童話集 赤ずきん・ラプンツェルなど』(訳・北川幸比古 絵・Naffy)
http://amazon.co.jp/dp/4418228284
◆『アンデルセン童話集 おやゆび姫・人魚姫など』(訳・木村由利子 絵・くらはしれい)
http://amazon.co.jp/dp/4418228276
◆『芥川龍之介短編集 蜘蛛の糸・羅生門など』(絵・福田利之)
https://www.amazon.co.jp/dp/4418248366
◆『太宰治短編集 走れメロス・女生徒など』(絵・北澤平祐)
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
