名作アニメ『火垂るの墓』が本日よりNetflixで配信スタート! 8月15日には『金曜ロードショー』で放送予定。原作小説は、戦後80年の今こそ読みたい直木賞受賞作。

株式会社新潮社

アニメ映画『火垂るの墓』が、いよいよ本日16時よりNetflixで配信されます。8月15日の終戦の日には日本テレビ系「金曜ロードショー」での地上波放送も決定。野坂昭如の原作「火垂るの墓」(新潮文庫『アメリカひじき・火垂るの墓』所収)は、全国書店で開催中の「新潮文庫の100冊」フェアにて特別帯で展開中のほか、電子書籍版はKindle Unlimitedにて読み放題キャンペーンも実施中です。

高畑勲監督によるスタジオジブリの名作アニメ、『火垂るの墓』(1988年)の原作は、野坂昭如の直木賞受賞作「火垂るの墓」(新潮文庫『アメリカひじき・火垂るの墓』所収)。戦争孤児の兄妹が懸命に生き抜こうとする姿を描いた本作が、戦後80年を迎えた今年、広く読まれるべき名作として、アニメ、原作ともにあらためて注目を集めています。8月15日(金)の終戦の日には、日本テレビ「金曜ロードショー」にて地上波放送も予定されています。また、8月2日(土)23時にはNHK Eテレ、ETV特集「火垂るの墓と高畑勲と7冊のノート」も放送予定です。 

原作小説も再び多くの人に手に取られています。現在、新潮文庫では「新潮文庫の100冊」フェアにおいて本作を特別帯・専用販売台で展開中。書店での取り組みに加え、電子書籍でもキャンペーンを実施しております。
2025年7月1日(火)〜8月31日(日)の期間限定で、『アメリカひじき・火垂るの墓(新潮文庫)』がKindle Unlimitedで読み放題となります。

さらに7月25日発売の新潮社PR誌「波」8月号では「火垂るの墓」特集を掲載。野坂昭如×高畑勲による貴重な対談、丸谷才一による名書評を再録し、南陀楼綾繁・上村裕香・砂原浩太郎の三氏による新原稿「火垂るの墓」論も掲載された、読み応えある内容となっています。「芸術新潮」8月号(7/25発売)ではArt Newsコーナーにて、現在麻布台ヒルズ ギャラリーで開催中の「高畑勲展」を4ページ紹介しています。

■書籍内容

昭和20年9月21日、神戸・三宮駅構内で浮浪児の清太が死んだ。虱だらけの腹巻きの中にあったドロップの缶。その缶を駅員が暗がりに投げると、栄養失調で死んだ四歳の妹、節子の白い骨がころげ、蛍があわただしくとびかった――。戦争に翻弄された浮浪児兄妹の餓死までを独自の文体で印象深く描く「火垂るの墓」、そして「アメリカひじき」の直木賞受賞の二作など、著者の作家的原点を示す6編。

■著者紹介:野坂昭如(のさか・あきゆき)

(1930-2015)神奈川県鎌倉生れ。早大中退。様々な職を経て、コラムニストとして活躍。1963(昭和38)年の処女小説『エロ事師たち』で、性的主題を辛辣かつユーモラスに追求、俄然注目される。1967年には、占領下の世相に取材した「アメリカひじき」、戦争・空襲・焼跡の体験を描いた「火垂るの墓」を発表。翌年、この両作で直木賞受賞。1997(平成9)年『同心円』で吉川英治文学賞を、2002年『文壇』およびそれに至る文業で泉鏡花文学賞を受賞する。他の代表作に『骨餓身峠死人葛』『一九四五・夏・神戸』等。

■書籍データ

【タイトル】アメリカひじき・火垂るの墓

【著者名】野坂昭如

【発売日】1972/02/01

【造本】文庫

【定価】693円(税込)

【ISBN】978-4-10-111203-9

【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/111203/

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会社概要

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業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区矢来町71
電話番号
03-3266-5220
代表者名
佐藤隆信
上場
未上場
資本金
8000万円
設立
1896年07月