新たな旅のキーワードは「イマーシブ体験」と「ナイトタイムエコノミー」『じゃらん』2024年注目の旅トレンドを発表!
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘、以下リクルート)が発行する旅行情報誌『じゃらん』は2024年に注目する「旅のトレンド」とその事例についてまとめましたのでお知らせします。なお、本内容は旅行情報サイト「じゃらんニュース」でも紹介しております。
https://www.jalan.net/news/article/776934/
■2024年注目の旅トレンドは「イマーシブ(没入)体験」と「ナイトタイムエコノミー」
『じゃらん』編集部が2024年に注目している旅のトレンドは「イマーシブ(没入)体験」と「ナイトタイムエコノミー」。「イマーシブ(没入)体験」は、その世界観に入り込んだような体験ができる没入型コンテンツで、5年ほど前から登場し話題となりましたが、ここ1~2年でさらに体験スポットや内容の幅が進化しています。映画の世界観に浸れる参加型アトラクションをはじめ、デジタルアートの中へ飛び込むような体感型イベントや、会場全体が幻想的な空間に彩られ没入感溢れるイルミネーションまでさまざまな展開をみせています。2024年春には大型施設がオープン予定など話題も豊富です。
「ナイトタイムエコノミー」は、観光・体験や飲食など18時から翌朝6時までの時間帯を活用した経済活動のこと。海外ではすでにその取り組みが行われ、日本でも地域活性と旅やおでかけ先での消費額増加を目的に2019年に観光庁がナレッジ集を発表しました。コロナ禍で一時ストップしていましたが、インバウンドが急回復した2023年、再び関心が高まり、日本各地でコンテンツ拡充に向けての動きが加速しています。今後も地域のコンテンツを生かした取り組みや観光の分散化、旅行消費の拡大が期待されています。
これらの流れを受け、『じゃらん』は2024年の旅トレンドとして「イマーシブ(没入)体験」と「ナイトタイムエコノミー」に注目しています。
■『じゃらん』統括編集長 長田 佳子コメント
旅トレンドと予測するこの2つのキーワードについて、編集部でアンケートを実施したところ、80%以上が「知らない」と回答し認知度はこれからですが、20~30代では半数以上が興味を示す結果となりました(P2参照)。「イマーシブ(没入)体験」は “その場でしか体験できない”特別感に加え、コンテンツの拡充による期待値も高い状況です。一方「ナイトタイムエコノミー」は、夜も外で過ごす習慣が強いインバウンドの急増や、 “宿泊先でのんびりする”だけでなく、外食を楽しむなど旅先での過ごし方の多様性が広がったこともあり、今後はインバウンドだけでなく日本人の間でも夜の観光への関心が高まるのではないでしょうか。
【参考データ】
トレンドキーワードの認知度について
Q.旅のトレンドについて以下の2つのキーワードを聞いたことがありますか。
(単一回答:n1,038、小数点第二位以下四捨五入)
20~30代の興味関心度について
Q. それぞれのコンテンツが体験できるイベントやスポットに興味がありますか?
(単一回答:n521、小数点以下四捨五入)
■『じゃらん』2024年注目の旅トレンド:事例紹介
『じゃらん』編集部で今後さらなる盛り上がりが期待される注目の旅トレンド「イマーシブ(没入)体験」と「ナイトタイムエコノミー」。それぞれの事例をご紹介します。
イマーシブ(没入)体験
その世界観に入り込んだような体験ができる没入型コンテンツやアート作品のこと
イマーシブ・フォート東京【東京都】
2024年春にお台場に開業予定の「イマーシブ・フォート東京」。完全屋内型テーマパークで、物語に入り込む感覚が味わえる『イマーシブシアター』を中心に、さまざまなアトラクションやショップ、レストランで完全没入体験が楽しめます。バリエーション豊かなコンテンツで一日どっぷりイマーシブ体験に浸ることができます。
西武園ゆうえんち「没入型ドラマティック・レストラン~豪華列車はミステリーを乗せて~」【埼玉県】
食堂車レストランで食事をしながら、その場で繰り広げられる演劇に参加する、イマーシブシアター形式の没入体験です。物語の舞台となる列車では、車窓を流れる景色や、車内の照明・音響、さまざまな特殊効果などの演出で五感をフルに使い、登場人物と一緒に行動・会話しながら約90分の上演時間中、濃密な超没入体験が体感できます。
https://www.seibu-leisure.co.jp/amusementpark/immersive_show.html
森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス【東京都】
2024年2月上旬に麻布台ヒルズにオープン予定の新スポット。新たなアートプロジェクト「認知上の存在」をテーマにした作品や日本未公開作品も多数加わり、さらに進化した身体ごと没入できるアートが展開されます。ゼリー状やシャボン玉状の光の塊が出現するなど、これまでにない不思議で新しい世界観が体感できます。
https://www.teamlab.art/jp/e/borderless-azabudai/
「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」麻布台ヒルズ, 東京 ©チームラボ
ナイトタイムエコノミー
観光・体験や飲食など夜の時間帯を活用した経済活動のこと
2024さっぽろ雪まつり(第74回)【北海道】
毎年2月上旬に行われる、札幌の冬の一大イベント「さっぽろ雪まつり」もナイトタイムの活用に取り組み、夜間のライトアップは最大23時まで行われています。会場は3つあり、雪像や氷像、すべり台など、会場ごとに見どころの異なる氷の世界を体感できます。プロジェクションマッピングやライトアップ、ウィンターアトラクションなども話題です。
[開催期間]2024年2月4日(日)〜2月11日(日・祝)
TORANOMON LIGHT ART【東京都】
虎ノ門ヒルズを中心に展開する光のアートイベント。光を使用した芸術作品で、都市における新たな芸術表現と賑わい創出を目的に今年初開催されています。アーティストや建築家、プロダクトデザイナーが手掛ける、革新的で芸術性の高い作品を街の各所に展示し、街を回遊しながら鑑賞することができます。
[開催期間]2023年11月13日(月)~2024年1月8日(月・祝)
https://www.toranomon-light-art.com/
浜田の夜神楽【島根県】
毎週土曜20時から開催される島根県西部の伝統芸能・石見神楽もナイトタイムコンテンツのひとつ。日本神話を題材に、笛の音や活気溢れる太鼓囃子に合わせて豪華絢爛な衣裳と表情豊かな面を身につけて舞う、古くから伝わる石見神楽は日本遺産にも認定されています。その演目は約30数本あり、歴史的武勇伝から地域ゆかりのもの、創作演目までバラエティー豊かなラインアップです。
調査概要
調査方法:インターネット調査
調査対象:47都道府県在住20代~50代
有効回答数:1,038名
調査実施期間:2023年10月25日(水)~2023年10月27日(金)
調査機関:インテージ(調査主体:リクルート)
※紹介している内容は2023年11月24日時点の情報です
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「じゃらん 2024年注目の旅トレンド」
※おでかけの際には、ホームページなどで最新の情報をご確認ください
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