AI社内利用率85%の楽天モバイルでのAI活用事例と法人向け新サービス「Rakuten AI for Business」の全貌

― 楽天ならではのAI活用による業務の効率化と均質化 ―

楽天グループ株式会社

 楽天モバイル株式会社(以下「楽天モバイル」)は、法人のお客様の様々な企業活動を支援する生成AIサービス「Rakuten AI for Business」を提供開始しました。言葉の理解とタスク処理能力に優れたチャット形式のAIに加え、楽天社内で培ったAI活用ノウハウを基に、導入から活用までを包括的にサポートする研修やコンサルティングのオプションも提供可能で、楽天でのAI活用事例を全ての法人のお客様に実現いただけるよう支援します。

 既に多くの企業でAI導入が進んでいますが、一方で、社内での活用率は低迷しているといった声が多くあります。そんな中、楽天モバイルでは楽天独自の生成AIを全社員が活用できる環境を整え、社内利用率は85%、会社全体として一人当たり1週間平均4.9時間の業務効率化に繋がっています。今回は楽天モバイル社内でのAI活用術と、法人のお客様向け生成AIサービス「Rakuten AI for Business」についてご紹介します(注1)。

■楽天モバイル社内でのAI活用について

 楽天モバイルでは、Rakuten AIを積極的に活用し、様々な部門で社内の業務効率化を図っています。2024年春から本格的に導入を開始し、およそ半年で社内利用率が85%に達しました(注1)。また、楽天グループ全体におけるRakuten AIの利用者は30,000人超、さらに、毎日利用している社員数は8,000人を超えており、AIの日常業務での活用が定着しています(注2)。

●主な活用方法と削減時間の多い業務

 楽天モバイルでは様々な業務の中でAIを活用していますが、 「コーディング」「翻訳」「情報収集」が特に社内で削減時間のインパクトが大きいタスクとなっており、コーディングにおいては44%もの時間を短縮することができています。様々なタスクの掛け合わせにより、楽天モバイルは1人当たり毎週平均4.9時間もの業務時間を削減できるようになりました(注1)。

●社内でのAI活用を促進する方法

 楽天モバイルでは、AI活用を全社的に推進するための包括的な教育プログラムやサポート体制の環境を整えています。社内でのAIに関する研修やワークショップを定期的に開催し、従業員がAI技術を理解し、実際の業務に応用できるようにしています。さらに、社内での成功事例をニュースレターやポータルサイトなどで共有することで、他の従業員にも積極的な利用を促進しています。このような取り組みが、楽天モバイルの高いAI利用率を実現している要因です。

■楽天モバイルの新AIサービス「Rakuten AI for Business」について

 「Rakuten AI for Business」は現在、サービスのトライアルも実施しております。既に、幅広い法人のお客様にご利用いただいており、サービス業や情報通信業だけでなく、宿泊業、医療業界、自治体など、様々な業種での活用が期待されています。各業界での利用用途と実際にご利用いただいた感想コメントを一部ご紹介いたします。

●トライアル企業の活用例

 基本的な文章生成からクリエイティブなアイデア生成まで、多彩な用途で活用でき、様々な業種の幅広い業務効率化のサポートをします。さらに、オプションのコンサルティングでは幅広い事業を展開している楽天グループで培ったAI活用のノウハウに基づき、利用用途をご提案させていただくため、それぞれの業務に合ったより効果的なAI活用を実現できます。

●「Rakuten AI for Business」トライアル企業のコメント

〈 コメント①〉-不動産業- 営業トークの情報収集に活用、携帯でも使えて便利

 スマホでも利用できるので、移動中や出張中にちょっとした確認が行え、とても便利です。情報検索の精度も高く、取引先との共通の話題を見つけるのに十分な情報が得られるため、営業の場でも活躍しています。また、個人で使用している生成AIとは異なり、セキュリティ面で安心して利用できるため、全社員への導入を検討しています。

〈 コメント②〉-コールセンター- オペレーター業務の効率化と均質化

 昨今、人件費が高騰しているため、人員を増やさないまま効率化を進めたく、AIの導入を検討していました。弊社の業務の中では、オペレーターのメール作成にかなりの時間がかかっており、課題となっていました。その業務にAIを活用すると、今まで30分かかっていたものが10分もかからずに対応することができ、大幅な時間削減になりました。今後の展望として、400種類以上あるメールテンプレートのブラッシュアップをAIで実施し、オペレーターのスキルレベルの均質化を実現したいです。

低コストで導入可能な料金プラン

 初期費用は0円で1ライセンスあたり月額1,000円(税込1,100)よりご利用いただけます。また、検討中のお客様には1カ月間のトライアルを実施しているため、実際にご利用いただき、活用のイメージを持ったうえで導入いただくことが可能です。

「Rakuten AI for Business」の特長

1.時間とコスト|環境構築不要の手軽さ

ブラウザでの提供のため、専用の環境を構築することなく手軽に始めることができます。初期費用なしの低価格でご利用いただけます。

2.セキュリティ|セキュアな利用環境

「Rakuten AI for Business」に入力した情報が、AIの学習に無断で活用されることはないため、高い機密性を確保でき、安心してご利用いただけます。

3.活用の幅|活用事例の提供

楽天社内でRakuten AIを活用した有効な事例を紹介しています。実際の事例を知ることでご利用いただく際の参考として活用の幅が広がります。

4.回答精度|社内ドキュメントの連携

アップロードしたファイルから情報検索するドキュメント連携(RAG)機能により、共有ドキュメントに関する回答を得ることができます。

5.プロンプト|職種別テンプレート

職種別のテンプレートを使うことで、知見や活用経験がなくても手軽に精度の高いアウトプットが可能です。プロンプトのお気に入り登録や、社内共有も可能です。

6.利用状況|利用状況ダッシュボード

社内の利用状況を可視化したダッシュボード機能を搭載することで、社員の利用具合をモニタリングできます。利用率向上のためのデータとして活用できます。

●利用画面イメージ

 「Rakuten AI for Business」は楽天グループでの活用実績を基に設計された、ビジネスパーソンが使用しやすいシンプルで直感的に利用できるUIとなっています。

■「楽天モバイル」(法人のお客さま)公式サイト

https://business.mobile.rakuten.co.jp/

■「Rakuten AI for Business」詳細ページ
https://business.mobile.rakuten.co.jp/solution/service/rakuten-ai-for-business/

(注1)2024年10月時点。楽天モバイル従業員への社内アンケート調査結果。

(注2)2025年1月時点。楽天グループ従業員への社内アンケート調査結果。

※本資料に掲載の商品名称やサービス名称などは、一般に各社の商標または登録商標です。

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以 上

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会社概要

楽天グループ株式会社

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URL
https://corp.rakuten.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都世田谷区玉川一丁目14番1号 楽天クリムゾンハウス
電話番号
-
代表者名
三木谷浩史
上場
東証プライム
資本金
-
設立
1997年02月