『サラダ記念日』当時と、現在の俵万智さんが表紙に!【雑誌「波」11月号】
『サラダ記念日』でお馴染み、歌人・俵万智さんのはじめての言葉をめぐる論考作品『生きる言葉』(2025年4月刊)が、10万部を突破しました。これを記念し、雑誌「波」11月号(10月28日(火)発売)の表紙に俵万智さんが登場。10万部突破の記念エッセイも収録されています。

『サラダ記念日』は河出書房新社から刊行されている歌集ですが、その表紙写真は実は新潮社写真部で1986年に撮影されたものです。翌年1月号の『小説新潮』に掲載された連載「天才の診断書」(小林恭二著)の第1回にて初めて使用されました。今回、『生きる言葉』の刊行に合わせて、約40年ぶりに同じスタジオで撮影を実施。かつてと同じポーズで撮影された新たな写真が、今回の「波」の表紙と大ヒット中の新刊『生きる言葉』の帯写真に採用されています。

瞬く間に10万部を突破した、新刊『生きる言葉』は中高年の男性読者が多いと言われる新書には珍しく、従来の枠を超えて女性読者の心にも深く届いているところが、ヒットの背景にあります。
かつては対面か電話がコミュニケーションの中心でしたが、会社でも家でもパソコンやスマホでテキストメッセージを交わす時代になったこと、文末に「。」(句点)を打つのが若者には拒否感が強いこと(いわゆるマルハラ)など、SNS時代の言葉の在り方に悩む人が増えていることが注目の一つの理由にあるようです。若者を中心としては「SNS疲れの特効薬」とも話題に。
加えて、30~50代の子育て界隈には、特に俵さんの実体験に根差した子育てエピソードが共感を呼び、親世代の心に響いています。「思わず涙しそうになった」「心にグサグサ刺さった」等、口コミも広がり、幅広い世代に愛される一冊となっています。
■『生きる言葉』書籍情報
【書籍内容】
スマホとネットが日常の一部となり、顔の見えない人ともコミュニケーションできる現代社会は、便利な反面、やっかいでもある。言葉の力が生きる力とも言える時代に、日本語の足腰をどう鍛えるか、大切なことは何か――恋愛、子育て、ドラマ、歌会、SNS、AIなど、様々なシーンでの言葉のつかい方を、歌人ならではの視点で、実体験をふまえて考察する。
【著者紹介】俵万智(たわら・まち)
1962(昭和37)年大阪府生まれ。歌人。早稲田大学第一文学部卒業。学生時代に佐佐木幸綱氏の影響を受け、短歌を始める。1987年に『サラダ記念日』が280万部のベストセラーとなり社会現象に。88年に現代歌人協会賞、2021年に迢空賞を受賞。『チョコレート革命』『未来のサイズ』『アボカドの種』『愛する源氏物語』の他、歌集、評伝、エッセイなど多くの著書がある。
【書籍データ】
【タイトル】生きる言葉
【著者名】俵万智
【発売日】2025年4月17日
【造本】新潮新書/新書版ソフトカバー
【定価】1,034円(税込)
【ISBN】978-4-10-611083-2
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/611083/
■「波」雑誌データ
【タイトル】「波」11月号
【発売日】2025年10月28日(火)
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