師弟なバディは天敵同士!?人と妖、彼らの作る奈良の和菓子が世界に「春」を取り戻す。『花も団子も 春呼ぶ和菓子と奈良の町』12月22日発売!
師弟なバディは天敵同士!?人と妖、彼らの作る奈良の和菓子が世界に「春」を取り戻す。
マイクロマガジン社は、ことのは文庫より『花も団子も 春呼ぶ和菓子と奈良の町』(小説:いのうえ えい/装画:うごんば)を、2025年12月22日に発売します。
同日より電子書籍の配信も開始。
電子版巻末には、うごんば先生によるカバー用イラストをそのまま収録!
さらに関西協力店舗限定で、表紙イラストを起用したクリアカードをプレゼント!

書誌情報
花も団子も 春呼ぶ和菓子と奈良の町
小説:いのうえ えい / イラスト:うごんば
ISBN:9784867168820
定価:781円(本体710円+税10%)
発売日:2025年12月22日
https://kotonohabunko.jp/detail/hanamodangomo/
○あらすじ
奈良の古びた和菓子屋『ことこと庵』を預かる新米和菓子職人の紺野旭(こんの・あさひ)には「天敵」がいる。
それはこの店の店主兼和菓子作りの師匠の有楽(ゆうらく)という妖(あやかし)だ。
店を放ってほっつき歩くこの天敵はたまに帰ってくると、弟子が必死で作った菓子を勝手に「面白い(が謎の)和菓子」に作り変えたりしては自由気ままに過ごしている。
古より伝わる和菓子を愛する人と妖。
彼らはぶつかり合いながらも店を訪れる悩めるお客さんの心を優しくほどいていく。
しかし、そんな二人にはお互いが知らない、ある「秘密」があった。
特典情報
〇関西協力店舗 クリアカード
関西協力店舗限定で、クリアカード(W55×H91mm)をプレゼント!
詳細は下記URLよりご確認ください。
▼https://kotonohabunko.jp/spcont/2512_tokuten/
※配布状況、配布時期に関しては店舗により異なる場合がございます。
※特典の有無については店舗にてお問い合わせください。
一足先に作品のゲラを読んでいただいた皆様の感想を公開!
◎書店関係者
和菓子の繊細さ、金平糖の優しさ、りんご飴の甘酸っぱさ。全部を閉じ込めたような宝箱のような作品。
不器用ながらも誰かを思う気持ちが溢れていて、伏線を回収しながらカラフルに色づくラストに甘く優しい気持ちで心が満たされました。
春が待ち遠しくなる1冊でした。
◎書店関係者
和菓子の師匠である妖怪の有楽さんがポイッとつけたお店の名前「ことこと庵」。
奈良の古都にもちなんでいるし、コトコトっという音が何かが始まるそわそわする期待感のある音なのでとてもいいな、と思います。
有楽さんが旭くんの紺野という音から「コンちゃん」と呼ぶのも可愛らしくて愛情があって良いですね。
和菓子は美味しいのはもちろんのことですが、四季を表して、食べる人の幸せの記憶を呼び出すようなものであることをちょっとスパルタに教える有楽さんに、負けてはならないと努力する旭くんとの師弟関係が微笑ましかったです。
もう一度有楽さんと再会したときの金平糖と春の情景が心に沁みる景色でした。
施設の子どもたち、友人、園長先生にお菓子を通して向ける旭くんの視線がとても優しくて、こんな旭くんのことこと庵はいいお店になっていくんだろうな、と思います。
◎レビュアー
奈良にある和菓子屋「ことこと庵」
いつでも賑やかで、悩みを抱えた人がふと立ち寄る場所だ。
旭は人間で、有楽は妖。旭はまだまだ修行中の身だ。
有楽が和菓子に少しだけかける妖術によって、訪れた人には笑顔の花が咲いていく。
旭は複雑な環境で育ち、子どもらしい感情を抑えて生きてきた。だからこそ優しいし、ありきたりな言葉を相手にかけたりしない。
有楽はそんな旭に興味を持つ妖だ。
遠慮なんて言葉が存在しない関係。思ったことを真っ直ぐ伝えられる二人。
旭が子ども時代に得られなかった、100%以上の感情をぶつけられる関係なのだ。そんな旭と有楽の二人のやり取りがとても好きだ。
「ことこと庵」にやってくる人も、和菓子を食べて子ども時代を思い出す。
誰だって子ども時代はあった。だけど、いつの間にか大人のふりをして感情を抑え込んでしまう。だからこそ我慢せずに感情をぶつけ、落ち込んだ姿を見せ、甘えたりできる相手がいたら、どれほど心が軽くなるだろう。
和菓子により奈良の四季を感じました。
私も疲れたり、少しサボりたいなと思う日は五重塔の見える池のある場所をふらっと訪れることがあります。
いつか「ことこと庵」に辿り着けたらいいなと思うだけで、ふふっと笑みがこぼれました。
著者情報
小説:いのうえ えい
奈良県出身。『ヨロヅノコトノハ やまとうたと天邪鬼』(ことのは文庫)にてデビュー。既刊に『「泣ける話」をひとつください。あきらめの悪い編集者と忘れ去られた推し作家』(ことのは文庫)がある。出来心で鹿せんべいを食したことのあるタイプの奈良県民。自身の生活圏には、コンビニよりも神社仏閣の方が多いということに最近気づいた。
イラスト:うごんば
ヤングエースUP連載の『彼岸のオルカ』作画や、プロジェクトセカイ、にじさんじ等のイラストを手掛ける。書籍装画実績として『僕と彼の怪異遭遇譚 ホラーアンソロジーコミック』(一迅社ゼロサムコミックス)等。2025年、初イラスト集『うごんば画集 MARCH』(玄光社)刊行。
ことのは文庫より、いのうえ えい先生著作 好評発売中!

「泣ける話」をひとつください。 あきらめの悪い編集者と忘れ去られた推し作家
著:いのうえ えい / イラスト :Tamaki
価格:781円(本体710円+税10%)
ISBN:9784867165058
https://kotonohabunko.jp/detail/nakeoshi/
奈良が舞台の、泣ける話を書かせたい編集者とそれを絶対書かない作家による、「おいしいごはん」を挟んだ優しくて泣ける攻防戦。
出版社で文芸編集者として働く柴桜丞(しば・おうすけ)には、どうしても原稿を書いてほしい作家が一人いる。
その名は鈴代凪(すずしろ・なぎ)。
彼は、幼い頃の柴に、最初に「物語の愉しさ」を教えてくれた恩人だった。
幼い柴に凪が語ったのは、絵本の中の昔話の「ハッピーエンドアレンジ」。
たとえば『マッチ売りの少女』。
少女が凍えてしまう最後がつらくて読み進められない柴に、凪はふんわりと幸せな要素をちりばめた、でたらめなラストを語って聞かせ――。
……そして大人になった柴は、マイペース(ほぼ消息不明扱い)な執筆活動をつらぬく凪に、彼の作風とは違うものの、小説市場の需要にあった、売れ筋の「泣ける小説」を書いてもらうため、彼の開く「古書店兼小料理屋」へ今日も通い詰める。
しかし、柴が凪に「泣ける小説」を書いてもらいたい理由は、本当は別にあって――。

ヨロヅノコトノハ やまとうたと天邪鬼
著:いのうえ えい / イラスト :沙月
価格:770円(本体700円+税10%)
ISBN:9784867161616
https://kotonohabunko.jp/detail/yoroduno/
正反対の資質を持った、人と妖の凸凹バディが贈る《やまとうた》ファンタジー!
高校二年生の枇々木天音(ひびき・あまね)は、和歌を介して言葉の力を「現実化」させ、町の神社に持ち込まれる妖(あやかし)がらみのトラブルを解決する「言霊師」。
ある日、天音は自分が現実にした「言葉の力」をひっくり返す能力を持った、相性最悪の妖と出会う。
その妖とは、銀髪・若葉色の目を持ち、胡散くさい関西弁を操る、美しい「天邪鬼」だった――。
ことのは文庫は2025年に創刊6周年を迎えた、マイクロマガジン社のオトナ女子向けの文芸レーベルです。

累計7万部を突破した『わが家は幽世の貸本屋さん』シリーズや、人気爆発中のあやかし物語『おまわりさんと招き猫』シリーズ、テレビドラマ化もされた『さよならの向う側』など、あなたの心に響く様々な作品を出版しております。
ことのは文庫公式サイト:https://kotonohabunko.jp/
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公式YouTubeチャンネルでは、ことのは文庫や清水晴木『さよならの向う側』、木爾チレン『夏の匂いがする』などの作品紹介動画を公開中!
マイクロマガジン社公式YouTube:https://www.youtube.com/@micromagazineinc.9547
【お問い合せ先】
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