製造業・工場勤務経験者の64%が「ムダ・非効率」を実感。作業の待ち時間や設備トラブルが現場の負担に
株式会社NEXER Group・製造現場の生産性・ムダ・作業改善に関する調査

■製造現場の「ムダ」、どこに潜んでいる?
工場や製造現場では、日々たくさんの作業が積み重ねられています。その一つひとつに、実は「これ、もっと効率よくできるのでは?」という小さな引っかかりが潜んでいることも少なくありません。
では、現場で働く人たちは、どんな場面にムダを感じているのでしょうか。
ということで今回は工場・作業場向け監視カメラ『カイゼンカメラSopak-C』と共同で、製造業・工場勤務経験がある全国の男女150名を対象に「生産性・ムダ・作業改善」についてのアンケートをおこないました。
※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
・引用元が「株式会社NEXER GroupとカイゼンカメラSopak-Cによる調査」である旨の記載
・カイゼンカメラSopak-C(https://mfg.kobayashi.bz/sopakc/)へのリンク設置
「製造現場の生産性・ムダ・作業改善に関するアンケート」調査概要
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2026年7月16日 ~ 7月23日
調査対象者:事前調査で「製造業・工場勤務経験がある」と回答した全国の男女
有効回答:150サンプル
質問内容:
質問1:日々の作業の中で「ムダ」「非効率」を感じる場面はありますか。
質問2:どのような場面で「ムダ」「非効率」を感じますか?(複数選択可)
質問3:自分や現場の作業時間・工程は、どの程度把握できていますか?
質問4:残業や手戻り(やり直し)が発生する主な原因は何だと思いますか?(複数選択可)
質問5:現場では、残業や手戻りを改善するための対策が整っていると感じますか?
質問6:その理由を教えてください。
質問7:生産性向上や作業改善のために「あればいいのに」と思う仕組みは何ですか?(複数選択可)
質問8:製造現場の生産性向上や作業改善について、困っていることや改善してほしいことがあれば教えてください。
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
■64.0%が、作業の中で「ムダ・非効率」を感じる場面が「ある」と回答
まずは、事前調査で「製造業・工場勤務経験がある」と回答した方に、日々の作業のなかで「ムダ」や「非効率」を感じる場面があるか聞いてみました。

その結果、「よくある」が26.0%、「ときどきある」が38.0%と、合わせて64.0%が現場に何らかのムダを感じていることがわかりました。
一方で、「あまりない」は22.0%、「まったくない」は14.0%にとどまります。
6割を超える人がムダや非効率を感じていることから、こうした課題は一部の職場だけではなく、多くの製造現場に共通するものといえそうです。日々の業務のなかで「もっと効率よく進められるのではないか」と感じている人は少なくないのかもしれません。
■56.3%が、ムダを感じる場面に「作業の待ち時間」を選択
続いて、日々の作業の中で「ムダ」「非効率」を感じる場面がある方に、どのような場面で「ムダ」「非効率」を感じるか聞いてみました。

最も多かったのは「作業の待ち時間」で56.3%でした。次いで「設備トラブルによる停止」が45.8%、「手書き・紙での記録」が42.7%、「工程間の移動が多い」と「作業手順が統一されていない」がともに35.4%と続きます。
作業の待ち時間や設備トラブル、紙での記録など、上位に挙がった項目はいずれも日々の業務の積み重ねによって発生するものです。一つひとつは小さなロスでも、積み重なれば生産性や作業効率に大きく影響します。
現場のムダを減らすには、大がかりな改善だけでなく、日常業務の中にある非効率を見直していくことが重要といえそうです。
■27.3%が、現場の作業時間・工程を「特に把握していない」と回答
続いて、事前調査で「製造業・工場勤務経験がある」と回答した方に、自分や現場の作業時間・工程をどの程度把握できているか聞いてみました。

その結果、「特に把握していない」と回答した方は27.3%でした。また、「感覚や経験をもとに把握している」が23.3%、「一部はデータで管理している」が22.7%、「データで管理・把握している」は20.7%、「わからない」が6.0%となっています。
データにもとづいて作業を把握できている人は、合わせても43.4%にとどまります。
半数を超える人が、作業時間や工程を「感覚」で、あるいは「特に把握せず」に進めている実態が見えてきました。現場で培われた経験や勘は大切な財産ですが、それだけでは作業の状況を客観的に共有したり、改善につなげたりすることは容易ではありません。
どの工程にどれだけ時間がかかっているのかを把握できれば、無駄な工程も見つけやすくなります。作業を見える化することは、現場改善の第一歩といえそうです。
■44.0%が、残業・手戻りの原因に「作業手順の不備」を選択
続いて、事前調査で「製造業・工場勤務経験がある」と回答した方に、残業や手戻り(やり直し)が発生する主な原因は何だと思うか聞いてみました。

最も多かったのは「作業手順の不備」で44.0%でした。次いで「品質不良・ミス」が42.0%、「設備トラブル」が39.3%、「人手不足」が34.0%と続きます。
残業や手戻りの原因は、設備だけでなく、人の動きや作業の進め方にも関係しているようです。特に「作業手順の不備」が最も多く挙げられたことから、手順のばらつきや確認不足が、業務効率に影響している可能性がうかがえます。
作業手順を整え、誰が担当しても一定の品質で進められる仕組みをつくることが、ムダやミスを減らすための重要なポイントになりそうです。
■50.0%が、残業・手戻りの改善対策は「整っていない」と回答
続いて、事前調査で「製造業・工場勤務経験がある」と回答した方に、現場では、残業や手戻りを改善するための対策が整っていると感じるか聞いてみました。

その結果、「十分整っている」は7.3%、「ある程度整っている」は42.7%と、合わせて50.0%が対策が整っていると感じていました。一方で、「あまり整っていない」が38.0%、「まったく整っていない」が12.0%と、こちらも合わせて50.0%となっています。
改善対策が整っていると感じる人と、整っていないと感じる人が同じ割合となり、現場によって取り組み状況に差があることがうかがえます。
その理由も聞いてみたので一部紹介します。
「整っている」と回答した方
・それなりに対応できると思っているから。(30代・女性)
・業務に支障が出ると困るのでその辺は整えていると思う。(30代・女性)
・トラブルが起こっても一応対応されるので。(40代・男性)
・実際、残業していないから。(40代・男性)
・忙しい部署には増員など対処しているので。(40代・男性)
・常に改善をおこなっていたから。(50代・男性)
「整っていない」と回答した方
・みなし残業させられたから。(20代・男性)
・作業者によってクセが違うため、長く勤めてる人こそマニュアル通りに対応しなくなるため。(30代・女性)
・確認不足や手順間違いが多い。(30代・男性)
・いつまでも改善されないから。(30代・女性)
・原因がわかっているが、今までのオペレーションやルールを変えるのが難しいから。(40代・男性)
・人手が足りないからです。(40代・男性)
「整っている」と回答した方からは、「常に改善をおこなっていた」「トラブルが起こっても一応対応される」といった、継続的な改善や対応体制を評価する声が見られました。
一方で、「整っていない」と回答した方からは、「みなし残業させられた」「確認不足や手順間違いが多い」といった、現場で感じる課題が挙げられています。また、「原因がわかっているが、今までのオペレーションやルールを変えるのが難しい」という声からは、改善の必要性を感じながらも、仕組みを変える難しさがあることもうかがえます。
改善が進む現場と、課題が残る現場の違いは、問題を把握し、見直す仕組みがあるかどうかにあるのかもしれません。まずは作業の現状を正しく把握し、改善につながる土台を整えることが重要といえそうです。
■36.7%が、あればいい仕組みに「データ分析による改善提案」を希望
最後に、事前調査で「製造業・工場勤務経験がある」と回答した方に、生産性向上や作業改善のために「あればいいのに」と思う仕組みを聞いてみました。

最も多かったのは「データ分析による改善提案」で36.7%でした。次いで「工程の進捗管理」が36.0%、「作業時間の見える化」が33.3%と続きます。
さらに「現場で使いやすいデジタルツール」が25.3%、「異常や遅れのアラート機能」が23.3%、「作業実績の自動記録」が22.7%、「設備稼働状況のリアルタイム把握」が18.7%、「その他」が13.3%となりました。
上位に挙がった項目はいずれも、これまで感覚や経験に頼っていた部分をデータで把握し、改善につなげるための仕組みです。現場で作業状況をより正確に把握し、効率化につなげたいという意識が高まっている様子がうかがえます。
さらに、製造現場の生産性向上や作業改善について、困っていることや改善してほしいことを聞いてみたので一部紹介します。
製造現場の生産性向上や作業改善について、困っていることや改善してほしいことがあれば教えてください。
・その日に何をやるか、目標に向けて細分化してスケジュールをたててほしい。(30代・女性)
・ルール決めしたことがちゃんと守られていない。(30代・男性)
・生産性がいくら向上しても作業の危険性はなかなか改善されないので、生産性と同様に安全性についても改善を図ってほしい。(40代・男性)
・個人のノウハウを社内共有して効率改善できるようにしてほしい。(50代・男性)
・記録を紙で付けるのは面倒臭い。(50代・男性)
・標準化を進める。(60代・男性)
「目標に向けて細分化してスケジュールをたててほしい」「個人のノウハウを社内共有して効率改善できるようにしてほしい」といった声から、明確な目標や、個人が持つ経験、ノウハウを、いかに現場全体で共有し、活用していくかという課題が多く見られました。
また、安全性の向上や紙での記録作業の負担軽減など、生産性だけではなく、働きやすい環境づくりを求める声も挙がっています。
作業を正しく把握することは、作業改善につながる重要なポイントです。
経験や勘だけに頼るのではなく、データという共通の基準を持つことで、ベテランの知見や現場の気づきを共有しやすくなります。見える化は、製造現場の改善を進めるための重要な土台になりそうです。
■まとめ
今回の調査では、製造業・工場勤務経験者の64.0%が日々の作業に「ムダ・非効率」を感じており、その要因として待ち時間や設備トラブル、紙での記録などが挙げられました。
また、残業や手戻りの主な原因として「作業手順の不備」が最も多く選ばれ、改善対策が整っていると感じる人と、整っていないと感じる人が同じ割合となりました。現場によって、改善への取り組み状況には差があることがうかがえます。
そのようななか、多くの人が求めていたのは、勘や経験に頼るだけではなく、作業状況をデータで把握できる「見える化」の仕組みでした。
作業の記録を蓄積し、改善につなげられる環境を整えることで、これまで気づきにくかったムダを発見し、より効率的な現場づくりにつながっていくのではないでしょうか。
<記事等でのご利用にあたって>
・引用元が「株式会社NEXER GroupとカイゼンカメラSopak-Cによる調査」である旨の記載
・カイゼンカメラSopak-C(https://mfg.kobayashi.bz/sopakc/)へのリンク設置
【カイゼンカメラSopak-Cについて】
会社名:株式会社小林製作所
所在地:〒924-0855 石川県白山市水島町429-17
代表取締役:小林 靖典
Tel:076-277-7339(直通番号)
【株式会社NEXER Groupについて】
本社:〒170-0013 東京都豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル11F
代表取締役:宮田 裕也
事業内容:SEO、Webブランディング、Web広告、サイト制作、メディア
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
