九州の染・織を“見て、触れて、体験して、学べる”体感型イベント『九州糸博』が大丸福岡天神店で初開催
■会期:2025年7月17日(木)~7月22日(火) ■会場:大丸福岡天神店 本館8階催場 ■時間:午前10時~午後6時(※最終日は午後5時閉場)

九州は古来より豊かな自然環境と多様な文化的背景に恵まれ、独特の染織技術が発達してきました。各県それぞれに特色ある伝統工芸が息づき、その技術と美意識は代々受け継がれています。
本催事では、九州各地の「糸のぬくもり」「染・織の美しさ」「ものづくりの愛」に触れながら、九州伝統工芸の魅力をより深く楽しむ場をお届けいたします。伝統の技と、時代を超えて挑戦する作り手たちにもご注目ください。
糸・布を手掛ける16社が九州各地から登場
【久留米絣】




●坂田織物(福岡県)
久留米絣の製造から商品の企画販売までを一貫して行っています。作り手としての技術の学び・伝承・進化を追及しながら、久留米絣をもっと身近に感じていただくためにオープンファクトリーやイベント企画も積極的に行っています。坂田織物は久留米絣でつながる人の輪やコミュニティーの拠点となることを目指します。
●丸亀絣織物(福岡県)
明治元年創業以来、約160年5代に渡り久留米絣の織元として時代と共に歩んできました。手仕事にこだわり、図案のデザインから染め・織・製品の作成なども手掛け時代に合わせた色や柄で日常に寄り添う絣製品を製造しています。れんこん柄や●▲■の柄など、楽しい久留米絣をスタッフみんなで作っています。
●池田絣工房(福岡県)
自然豊かな農村地域筑後地方で創業から約100年、地域の織元や職人さん、家族と力を合わせ、産地と伝統を守ってきました。布の風合いを最大限出せるように熟練の職人による手織りにこだわり、機械織では出せない生地の柄の独特な“ずれ”や“にじみ”をお楽しみいただくことができます。
●野村織物(福岡県)
明治31年創業の野村織物は、4代に渡り「絣を織ってなんぼ」の精神を受け継ぎ古典柄から現代に馴染む色柄まで様々な久留米かすりを製造しています。特に色・柄づくりを自社で行う織元として、多くのお取引先と共に久留米かすりを全国各地にお届けしています。職人全員が”のむらの絣”が大好き。そんな13名の職人たちが作る野村織物の久留米かすりをどうぞお楽しみください。
【草木染】

●草木染工房よもぎ(佐賀県)
麻や綿などの自然由来の素材に、タマネギの皮、アカネの根、藍などの自然の草木を染料として用い、複数の色を何度も重ねて、機械を使わずに一点一点手で染め上げています。染め替えのメンテナンスができるので、ひとつのものを長く大切に使っていただけます。
【藍染】


●アイアカネ工房(長崎県)
長崎県雲仙市小浜町・刈水地区の自然豊かな環境に構え、植物から染料を作り、紡・染・織の作品を手掛ける工房です。綿や藍をはじめ四季折々の草花を育て、自然を活かした染色や織物を制作。また、藍から作る「〈藍を食べる〉シリーズ」など、地域の恵みを活かした活動も展開。山に抱かれ海を望む静かな集落で、瞬間の美しさを形にした作品を届けています。
●島藍農園(沖縄県・石垣島)
島藍農園は、沖縄県石垣島にある藍染工房です。マメ科の藍植物「ナンバンコマツナギ」を栽培し、沈殿藍の製造、天然発酵による藍建て、染色、製品製作・販売までを一貫して行っています。「島の藍染めを日常に」をコンセプトに、石垣島の自然の恵みを生かした藍染製品を制作・提供しています。
【刺し子】

●工房のむら(大分県)
大分県の自然に囲まれた豊かな工房で、天然素材を生かしたものづくりを始めて43年を迎えました。一針一針丁寧に刺し縫いして様々な模様を作り出す「刺し子」や、細く裂いた絹布や綿布を手機で織りあげた『裂織』を中心に、自然の色味・風合いを大切にしながら、仕上げた創作衣をご覧ください。
【琉球紅型】

●福ん黄(沖縄県・石垣島)
福ん黄は紅型工房です。工房名「フクンキ」とは八重山の方言でフクギ(福木)のことで、昔から防風林として島人を守ってきました。伝統的な吉祥紋様や、身近な自然をモチーフにデザインをおこし、型紙の製作、糊置き、色挿しなど伝統的な技法に則り、染色作業を行っています。また福木染めや、豚革に紅型を施しバックや小物アイテムも製作しています。
【薩摩絣】

●東郷織物(宮崎県)
宮崎県都城市で昭和22年に東郷治秋が創業し、社員8名で運営する織物製造業です。「真面目な物作り」を理念に、大島紬、夏大島、薩摩絣など独自性のある製品を提供しています。特に薩摩絣は「木綿のダイヤモンド」と称されるほど希少で、高度な織技術が求められる作品です。また、自社で糸の購入から染色、織りまで全工程を担い、特に他社では難しい独自の染色技術を活かして独特の風合いを生み出しています。
【鍋島緞通】

●織ものがたり(佐賀県)
織ものがたりは、佐賀県伝統的地場産品「鍋島緞通」を製作・販売する会社です。ものづくりを通して”心の温もりと安らぎを提案する企業”を目指しています。佐賀柳町の工房では、旧長街道沿いに常時制作風景をご覧いただける実演工房を構え、鍋島緞通のすべてを退館していただける環境を整えています。佐賀の、日本の木綿絨毯「鍋島緞通」の素晴らしさを伝えていくために、確かな技術と誠実な心で、感動を届けることが私たちの仕事です。
【大島紬】

●本場奄美大島紬販売協同組合(はじめ商事・夢おりの郷)(鹿児島県・奄美大島)
当組合は奄美が生んだ世界に誇る伝統織物「本場奄美大島紬」を島外へ広く販売していくことを目的に組織されました。今回組合から2社会場に伺います。「はじめ商事」は奄美の有屋町集落で代々続く大島紬の織元で「奄美の伝統と技術で新しい物創り」をテーマに様々な商品を製作しております。「夢おりの郷」は奄美では大変珍しい自家養蚕絹糸を使用した大島紬の制作やタテ糸をグラデーションになるよう設計して制作した人気の大島紬「オーロラシリーズ」、また他産地とのコラボレーションも積極的に行っております。
【博多織】



●HAKATA JAPAN(福岡県)
1928年創業の鴛海織物は、博多織の持つ無限の創造性に挑戦し続け、2000年、ニューヨークで、バッグ小物などのデザイン発表にて、HAKATA JAPANとしてブランドデビューをしました。“先進的なクラシシズム”をブランドコンセプトとし、高い織技術と変わらない美意識だけでなく、最もプログレッシヴな感性をプラスしたスタイリッシュなデザインで、自分らしく楽しむ時代の進化的価値を提案しています。
●FUKAHOYUMI(福岡県)
FUKAHOYUMIではデザイナー自身が手織りで織り出した博多織を主素材に、日本の伝統的な色柄をオリジナルデザインと重ねながら、海外のパーツ等と取り合わせて現代の生活スタイルを彩るファッションアイテムやインテリア製品などを製作・展開中です。FUKAHOYUMIの製品を通して博多織の風合いや色彩、JAPAN TEXTILEの伝統美と進化を感じていただくことができれば幸いです。
●CO.COON(福岡県)
“ミニツケルハカタオリ”
博多織作家が染織した絹糸や生地を着物だけではなく日常で使えるものにしたいとアクセサリー作家と制作コラボレーションしました。CO.COONのアクセサリーは作家たちの繊細な手作りの技が混ざり合うことで生まれた一点ものの作品です。
日替わりで実施!計20種類以上のワークショップ体験
染・織・縫の様々なカテゴリーで、お子様から大人の方まで楽しめる数多くのワークショップを開催します。
初心者でも気軽に参加できる内容から、本格的な技術を学べるものまで豊富なラインナップをご用意。
日常ではなかなか体験できない貴重なものづくりの時間を通して、糸や布の魅力を再発見することができます。
職人技が必要とされる工程に触れたり、素材の持つ温かさや美しさを感じながら、作品をつくる楽しさを味わえます。
この体験を通じて、伝統や手仕事の魅力をより深く知り、糸が紡ぐ世界の奥深さに心を動かされること間違いなしです。
【ワークショップ一例】
・久留米絣×本革のワークショップ
・大島紬の機織り体験
・鍋島緞通のむすび体験
・博多織ブローチ&ヘアアクセサリーづくり
・草木染め絹糸で作るミニタッセル
・胡桃の殻と羊毛で作るニードルフェルトのペンダント
・ミニ木枠付き手織りワークショップ 他
ワークショップの詳細やご予約はこちらからご確認ください。


繊維芸術のアーティスト“ITOBA”による特別展示
ITOBAは「繊維表現」をキーワードに、多彩な技法を駆使して感性豊かな制作に取り組む表現者の集まりです。
熟練の技と多様な技法が織りなす「繊維芸術」。その歴史は古く、今もなお未知の可能性を秘めています。伝統工芸からモダンアート、デザイン、クラフト、テキスタイルまで、幅広く奥深い表現が広がります。多様なクリエイターがここに集い、新たな「action」を巻き起こします。
【ITOBA参加アーティスト】
田篭 みつえ・戸次 竜太・クボ マモル・こが なおこ・中園 唯・梅林 保乃・角 勤子・清水 まゆみ・
廣田 弥生・竹之内 眞弓・竹重 浩子・長谷川 夕美子・竹内 志津子・阿石 麻里
※大丸福岡天神店は株式会社大丸松坂屋百貨店のグループ会社です。
西鉄バス「西鉄バスターミナル前」
地下鉄七隈線「天神南駅」
住所:810-8717 福岡市中央区天神1-4-1 大丸福岡天神店
TEL:092-712-8181(代表)
【大丸福岡天神店】
HP:https://www.daimaru.co.jp/fukuoka/
Instagram:@daimaru_fukuoka(https://www.instagram.com/daimaru_fukuoka/)
X(旧Twitter):@daimaruFUKUOKA(https://x.com/daimaruFUKUOKA)
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