【看護師の人手不足に関する調査】64.0%が看護師不足を認知。原因1位は「給与・待遇が見合っていない」で53.4%に
株式会社NEXER Group・『訪問看護』という仕事のイメージと担い手不足への意識に関する調査

■「訪問看護」に抱くイメージは?
高齢化が進むなか、自宅で療養する人を支える「訪問看護」の役割は、年々重要性を増しています。
一方で、看護師の人手不足は、今なおさまざまな現場で指摘されている課題です。
では、実際に訪問看護の仕事に携わっていない人たちは、この仕事にどのようなイメージを持っているのでしょう。また、担い手不足という現状を、どの程度「自分ごと」として捉えているのでしょうか。
ということで今回はビジカンと共同で、全国の男女500名を対象に「『訪問看護』という仕事のイメージと担い手不足への意識」についてのアンケートをおこないました。
※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
・引用元が「株式会社NEXER Groupとビジカンによる調査」である旨の記載
・ビジカン(https://www.visikan.com/)へのリンク設置
「『訪問看護』という仕事のイメージと担い手不足への意識に関するアンケート」調査概要
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2026年8月10日 ~ 8月18日
調査対象者:全国の男女
有効回答:500サンプル
質問内容:
質問1:「訪問看護」という仕事に、あなたはどのようなイメージを持っていますか。当てはまるものをすべて選んでください。(複数回答)
質問2:中でも最も強く持っているイメージを1つ選んでください。
質問3:そのイメージを持った理由を、具体的に教えてください。
質問4:あなたは、訪問看護をはじめ、看護師が不足している(人手不足である)ことを知っていますか。
質問5:看護師の人手不足の原因は何だと思いますか。当てはまるものをすべて選んでください。(複数回答)
質問6:看護師の人手不足の原因として感じることを具体的に教えてください。
質問7:看護師の離職・人手不足を防ぐために、何が必要だと思いますか。当てはまるものをすべて選んでください。(複数回答)
質問8:看護師の離職・人手不足を防ぐために、何が必要だと思うか具体的に教えてください。
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
■54.0%が、訪問看護に「大変そう・体力的にきつそう」というイメージ
まずは、「訪問看護」という仕事にどんなイメージを持っているか複数回答で聞いてみました。

最も多かったのは、「大変そう・体力的にきつそう」で54.0%でした。半数を超える人が、体力面の負担を真っ先に思い浮かべています。
次いで「精神的な負担が大きそう」が32.6%、「社会に必要とされている・貢献度が高い」が26.6%と続きます。
続いて、そのなかで最も強く持っているイメージを聞いてみました。

こちらも最も多かったのは、「大変そう・体力的にきつそう」で32.4%でした。次いで「社会に必要とされている・貢献度が高い」が12.6%、「精神的な負担が大きそう」が11.6%、「給与・待遇が見合っていなさそう」が9.8%で続いています。
訪問看護は「社会に必要とされている仕事」という肯定的なイメージを持たれている一方で、それ以上に「大変そう」「きつそう」という印象が強く残っているようです。
そのイメージを持った理由も聞いてみたので一部紹介します。
「大変そう・体力的にきつそう」と回答した方
・給料が安いのに内容が大変。(20代・男性)
・介護職だからきついと思った。(20代・女性)
・ご家庭によって設備の差が大きく、手伝ってもらうことも厳しいので、体力的にきつそう。(30代・女性)
「精神的な負担が大きそう」と回答した方
・やり取りをするのが大変そうだから。(20代・男性)
・人の命を預かることに責任が持てない。(30代・女性)
・命だけでなく、心と接する職業なので、精神に負担がかかることが多いと思いました。(40代・女性)
「社会に必要とされている・貢献度が高い」と回答した方
・簡単に病院に行けない人にとってとても頼りになる存在だと思うから。(30代・女性)
・高齢化社会で看護師が不足している現状だから。(30代・男性)
・病院に通うまで行かなくても必要な処置を必要としている人はたくさんいると思うから。(40代・女性)
「大変そう・体力的にきつそう」という回答からは、利用者の自宅という、設備や環境が異なる場所でケアをおこなうことへの負担をイメージする声が見られました。
また、「精神的な負担が大きそう」という回答からは、命を預かる責任の重さや、利用者の心に寄り添うことへの負担を挙げる声が目立ちます。
一方で、「社会に必要とされている・貢献度が高い」という回答からは、通院が難しい人を支える役割や、高齢化・看護師不足の現状から、訪問看護の重要性を感じていることがうかがえました。
必要な仕事だと理解されている一方で、体力面や精神面での負担が大きい仕事だと考える人も多いようです。訪問看護は、社会的な必要性の高さと、仕事の大変さが両立している仕事といえるでしょう。
■64.0%が、看護師の人手不足を「知っている」と回答
続いて、訪問看護をはじめ、看護師が不足している(人手不足である)ことを知っているか聞いてみました。

その結果、「よく知っている」が18.8%、「なんとなく知っている」が45.2%と、合わせて64.0%が、人手不足を認知していると回答しました。
一方で、「まったく知らなかった」は22.6%、「あまり知らなかった」は13.4%となっています。
6割以上が、看護師の人手不足について知っている一方で、一定数知らない人もいることがわかりました。人手不足という課題が広く知られているとはいえ、認知度にはまだ差があるようです。
■53.4%が、人手不足の原因は「給与・待遇が見合っていない」ことと回答
続いて、看護師の人手不足の原因だと思うことを聞いてみました。

最も多かったのは「給与・待遇が見合っていない」で53.4%でした。
次いで「業務量・労働時間が多い(激務)」が43.0%、「精神的・身体的な負担が大きい」が42.6%、「夜勤・不規則な勤務がある」が34.4%と続きます。
給与や待遇だけでなく、業務量や心身への負担、勤務形態など、さまざまな面から看護師の仕事の厳しさが人手不足の原因として捉えられていることがわかります。
看護師の人手不足の原因について、具体的な意見も聞いてみました。一部をご紹介します。
看護師の人手不足の原因として感じることを具体的に教えてください。
・給料と仕事内容が合っていない。(20代・女性)
・看護師は業務量が多く、勤務時間も長くなりやすいため。(30代・男性)
・女性は出産などでライフステージが変わるから。(30代・女性)
・責任が大きいのにサポートが手薄なところ。(30代・女性)
・そもそも少子化で、看護師に憧れる子が減っている。(30代・女性)
・少子高齢化による医療、介護需要の急激な拡大と、夜勤や長時間労働といった過酷な労働環境の為。(30代・男性)
「給料と仕事内容が合っていない」「責任が大きいのにサポートが手薄」といった、待遇や職場環境を指摘する意見が目立ちました。
一方で、「出産などでライフステージが変わる」「少子化で、看護師に憧れる子が減っている」といった、担い手の減少を指摘する声もあります。
給与や労働環境といった「働き続けることの難しさ」に加え、「新たな担い手が増えにくい」という問題もあり、看護師の人手不足には複数の要因があるようです。
■62.4%が、離職・人手不足を防ぐために必要なことは「給与・待遇の改善」と回答
最後に、看護師の離職・人手不足を防ぐために、何が必要だと思うか聞いてみました。

最も多かったのは「給与・待遇の改善」で62.4%でした。次いで「人員増員による業務量の調整」が32.4%、「柔軟な働き方(時短・シフトの選択など)」が32.0%、「サポート体制・チーム体制の充実」が24.6%、「職場の人間関係・相談体制の改善」が18.8%で続きます。
給与や待遇の改善を求める声が最も多い一方で、人員配置や働き方、職場のサポート体制など、働く環境そのものの改善を求める声も多く見られました。
具体的にどんなことが必要だと思うかも聞いてみたので、一部紹介します。
看護師の離職・人手不足を防ぐために、何が必要だと思うか具体的に教えてください。
・給与や手当の引き上げによる待遇改善や、電子カルテ導入などの業務効率化。(30代・男性)
・働きたい人が短時間でも働ける環境。(30代・女性)
・人員を増員させて一人一人の労働量を減らしてあげることがコツだと思います。(30代・女性)
・資格の取りやすさ、仕事の続けやすさ。(30代・女性)
・看護師が無理なく働き続けられる職場環境を整えることが必要だと感じる。(30代・男性)
・現場のストレスをできるだけ減らす工夫が必要だと思う。(30代・女性)
「給与や手当の引き上げによる待遇改善」が必要だという意見がある一方で、「短時間でも働ける環境」「仕事の続けやすさ」「無理なく働き続けられる職場環境」が必要だという声も挙がっています。
看護師の離職や人手不足を防ぐには、待遇を改善するだけでなく、一人ひとりが無理なく働き続けられる環境を整えることも重要だといえるでしょう。
■まとめ
今回の調査では、54.0%が訪問看護に「大変そう・体力的にきつそう」というイメージを持っていることがわかりました。また、64.0%が看護師の人手不足を「知っている」と回答しています。
さらに、53.4%が看護師の人手不足の原因だと思うことは「給与・待遇が見合っていない」ことだと回答しており、62.4%が離職や人手不足を防ぐために必要なことは「給与・待遇の改善」だと回答しています。
なお、具体的な対策としては、電子カルテの導入など、業務の効率化を求める声も寄せられており、待遇の改善に加えて、記録や情報共有を効率化する仕組みづくりが重要だといえるでしょう。
看護師がケアに向き合う時間を増やすためにも、ICTや各種ツールの活用も、現場の負担を減らす方法のひとつとして検討できるのではないでしょうか。
<記事等でのご利用にあたって>
・引用元が「株式会社NEXER Groupとビジカンによる調査」である旨の記載
・ビジカン(https://www.visikan.com/)へのリンク設置
【ビジカンについて】
会社名:株式会社キャンドゥ
住所(ビジカン事業部):〒111-0036 東京都台東区松ヶ谷1-9-12 SPKビル 5F
TEL(ビジカン事業部):03-3847-5634
事業内容:訪問看護に関する各種事務代行、リサーチ、コンサルティング
【株式会社NEXER Groupについて】
本社:〒170-0013 東京都豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル11F
代表取締役:宮田 裕也
事業内容:SEO、Webブランディング、Web広告、サイト制作、メディア
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