介護を受ける場所は介護施設や医療機関といった専門施設が最適であると考えている方がおよそ7割を占めている、「終活ねっと」が「介護」に関する実態調査を実施

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合同会社DMM.com(本社:東京都港区 、会長 兼 CEO 亀山敬司、https://dmm-corp.com/ 以下DMM)のグループ会社、株式会社終活ねっと(本社:東京都渋谷区、代表取締役 岩崎 翔太、以下終活ねっと)は、2019年4月12日~2019年4月16日にかけて、全国 20代以上の男女に対し「介護」に関する実態調査を実施し、調査結果をまとめました。



【調査実施概要】
調査方法:インターネットによる調査(調査委託先:株式会社マクロミル)
有効回答数:全体調査10,000名、そのうち介護経験者への調査618名
調査期間:2019年4月12日~4月16日
調査対象:全体調査(全国/20代以上の男女)、介護経験者への調査(全国/40代以上の男女)
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■アンケート調査結果サマリー
・介護経験は、50代未満では15%以下だが、50代を過ぎると3人に1人で介護経験がある
・介護経験の有無に関わらず、介護で負担に感じる点として精神的な負担を挙げる方が2人に1人もいる
・介護費用に月に5万円以上かかると想定している方は8割以上いるが、実際に5万円以上かかっている方は6割程度である
・家族、自身を問わず、介護を受ける場所は介護施設や医療機関といった専門施設が最適であると考えている方がおよそ7割を占めている
・介護レベルに応じてかかる金額や時間が大きく異なる。また、介護を受ける場所も変えた方が良いと考えている傾向が見られる
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  • 介護経験は、50代未満では15%以下だが、50代を過ぎると3人に1人で介護経験がある
人生100年時代と言われるようになり、介護の人手が足りないなどのお話を聞かれることもあるかと思いますが、実際に介護の経験がある方はどれほどいるのでしょうか?
はじめに「介護した経験はありますか?」という質問をしたところ、「介護経験がある」と答えた方が19.9%、「介護経験がない」と答えた方が80.1%となり、およそ2割の方が介護の経験があることが分かりました。
また男女別で見ると、男性で「介護経験がある」と答えた方が18.3%、女性で「介護経験がある」と答えた方が21.6%となり、女性は介護の経験が男性より多いことが分かりました。
なお世代別に見ると、50歳未満の人で「介護経験がある」と回答した人の割合は15%以下ですが、50歳以上の人で「介護経験がある」と回答した人の割合は平均で30.8%となり、3人に1人が介護の経験があることが分かりました。
年齢とともに介護の経験が増えることを、改めて認識できた結果となりました。

  • 介護経験の有無に関わらず、介護で負担に感じる点として精神的な負担を挙げる方が2人に1人もいる
次に、「介護をする際に、負担に感じるのはどのような点だと思いますか?」という質問をしたところ、「精神的負担」という回答が37.8%で最も多いという結果になりました。それに次いで「費用」と回答した方が24.1%、「身体的負担」と回答した方が14.1%、「特にない」と回答した方が12.4%となり、介護負担の要因になりえるのは精神的負担と回答している方が多いことが分かりました。


また、実際に介護経験がある方に向けて「介護をするうえで、もっとも負担が大きかったのはなんでしょうか?」という質問をしたところ、「精神的負担」という回答が49.5%で最も多いという結果になりました。それに次いで「費用」と回答した方が19.6%、「時間」と回答した方が18.3%、「身体的負担」と回答した方が11.3%となり、実際に介護を行った方でも介護負担の要因となったのは精神的負担であったことが分かる結果となりました。
 

  • 介護費用に月に5万円以上かかると想定している方は8割以上いるが、実際に5万円以上かかっている方は6割程度である
介護の負担は精神的負担が多いという結果でしたが、では経済的負担について皆さんどれくらいの費用を想定しているのでしょうか?
「介護費用は月にどれくらいかかると思いますか?」という質問をしたところ、最も多かった回答は「5万円以上~10万円未満」で38.6%でした。続いて「10万円以上~15万円未満」が26.8%、「5万円未満」が13.6%、「20万円以上」が11.3%という結果となりました。
介護費用に5万円以上かかると想定している方が8割以上いることが分かりました。


また、実際に介護経験がある方に向けて「介護費用は月にどれくらいかかりましたか(かかっていますか)?」という質問をしたところ、「~5万円未満」という回答が39.2%で最も多いという結果になりました。それに次いで「5万円以上~10万円未満」と回答した方が30.7%、「10万円以上~15万円未満」と回答した方が15.7%、「15万円以上~20万円未満」と回答した方が7.8%という結果となりました。
実際に介護を行った方で介護費用が5万円以上かかっている方は6割程度であることが分かりました。

  • 家族、自身を問わず、介護を受ける場所は介護施設や医療機関といった専門施設が最適であると考えている方がおよそ7割を占めている
皆さん介護の場所としてどこが最適であると考えているのか、実際に介護経験がある方に向け、「介護の場所はどこが最適だと思いますか?」と聞いてみました。
全体で見た場合、最も多かった回答は「介護施設」で50.0%でした。続いて「介護される方の家(あなたご自身の家)」が24.3%、「医療機関」が16.7%、「親族やご家族の家」が7.4%という結果となりました。
また性別で見た場合も多少の差はあれ、ほぼ変わらない結果となりました。
介護施設や医療機関などの専門施設での介護が望ましいと考えている方が7割ほど占めていることが分かりました。

続いて、「ご自身に介護が必要になった場合、どこで介護を受けたいですか?」と聞いてみました。
全体で見た場合、最も多かった回答は「介護施設」で52.3%でした。続いて「ご自身の家」が23.0%、「医療機関」が19.7%、「親族やご家族の家」が2.1%という結果となりました。
また性別で見た場合、女性より男性のほうが「ご自身の家」で介護を受けたいと考えている方が多い結果となり、ほかは多少の差はあれ、ほぼ変わらない結果となりました。
こちらも介護施設や医療機関などの専門施設での介護が望ましいと考えている方が7割ほど占めていることが分かりました。

  • 介護レベルに応じてかかる金額や時間が大きく異なる。また、介護を受ける場所も変えた方が良いと考えている傾向が見られる
介護のレベルによって、かかる時間、費用など異なるかと思いますが、実際はどのようになっているのでしょうか。
なお「要支援1~2」「要介護1~5」という要介護度は、心身の状態に応じて7段階に分けられています。
要介護度状態区分の目安は、下記の通りです。
  •  自立:日常生活は自分で行うことができる。介護保険での介護サービスは必要なし
  •  要支援1:日常生活はほぼ自分でできるが、要介護状態予防のために少し支援が必要
  •  要支援2:日常生活に支援が必要だが、要介護に至らずに機能が改善する可能性が高い
  •  要介護1:立ち上がりや歩行が不安定。日常の中で、排泄や入浴などに部分的な介助が必要
  •  要介護2:自力で立ち上がりや歩行が困難。排泄や入浴などに一部または全介助が必要
  •  要介護3:立ち上がりや歩行などが自力でできない。日常においても排泄、入浴、衣服の着脱など全面的な介助が必要
  •  要介護4:排泄、入浴、衣服の着脱など日常生活の全般において全面的な介助が必要。日常生活能力の低下がみられる
  •  要介護5:日常生活全般において、全面的な介助が必要であり、意志の伝達も困難
まず、実際に介護経験がある方に向け、「一日の介護の平均時間はどれくらいですか(でしたか)?」と聞いてみました。
全体で見た場合、最も多かった回答は「必要なときに手をかす程度」で40.6%でした。続いて「半日程度」が18.6%、「ほとんど終日」が17.8%、「2~3時間程度」が17.6%という結果となりました。
また、介護レベルで見た場合、自立から要介護3の方では、「必要なときに手をかす程度」や「2~3時間程度」を含めて、半日以下の時間で済んでいるようですが、要介護4以上の方になると半数以上の方が半日以上の介護を行っていることが分かりました。


続いて、先述した質問「介護費用は月にどれくらいかかりましたか(かかっていますか)?」を介護レベルで見てみました。
自立から要支援2の方では、介護費用「5万円未満」で収まっている方が6割以上ですが、要介護の方になると半数以上の方が介護費用「5万円以上」を超えていることが分かりました。


最後に、先述した質問「どこでの介護が最適だと思いますか?」を介護レベルで見てみました。
自立の方では、全体で見たときの回答と異なり、「医療機関」という回答が最も多く34.3%でした。
要支援1から要介護5までは、全体で見たときの回答と同じ「介護施設」という回答がもっとも多い結果となりました。ただし、要介護4から要介護5においては、「医療機関」で介護を行うのが最適であると考えている方が要介護3以下の回答と比較して、倍増している結果となりました。
介護レベルによって、介護をうける場所を変えた方が良いと考えていることが分かりました。
調査から分かるように介護のレベルによって、費用や時間が大きく異なり、また、介護を受ける最適な場所も違うと考えていることが分かる結果となりました。


■葬儀、墓、相続、介護など終活に関するポータルサイト「終活ねっと」


今回の調査から、介護について多くの課題を抱えていることが分かりました。
「終活ねっと」は、「一人ひとりの終活に寄り添う」という目標を掲げ、「終活に関する全ての悩みを解決するサイト」を目指しています。葬儀・お墓・仏壇・相続・介護・保険・年金・老後の生活など、様々な疑問や悩みを解決できるように様々な記事を掲載しておりますので、ぜひ参考になさってください。
終活ねっとURL: https://syukatsulabo.jp/article

なお、終活ねっとでは、さらに詳しいアンケート調査結果をまとめております。
引き続き終活にまつわるアンケート調査の結果を随時発信していきますので、ぜひご活用ください。
アンケート調査結果URL: https://syukatsulabo.jp/article/13193

<参考>「お葬式」に関する実態調査を実施
https://dmm-corp.com/press/press-release/25974
<参考>「お坊さん」に関する実態調査を実施
https://dmm-corp.com/press/press-release/26215
<参考>「お墓」に関する実態調査を実施
https://dmm-corp.com/press/press-release/26275
<参考>「仏壇」に関する実態調査を実施
https://dmm-corp.com/press/press-release/26334
<参考>「遺産相続」に関する実態調査を実施
https://dmm-corp.com/press/press-release/26482
終活ねっとは、今後もライフエンディングに関わる多様なサービスを展開し、利用者の方が安らかな人生を過ごされることをお手伝いしていきます。

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