「失敗を許容し挑戦を奨励する文化」の醸成に向けて、企業価値向上に貢献したチームを表彰
株式会社丸井グループ(本社:東京都 中野区、代表取締役社長:青井 浩)は、社内表彰イベント『第5回 Breakthrough Award』を開催いたしました。丸井グループでは、社員がイキイキと能力を発揮できるよう「失敗を許容し挑戦を奨励する文化」を醸成し、チャレンジの指標としての「打席数」や「試行回数」を目標に掲げることで、イノベーション創出に向けた挑戦を促しています。
■『Breakthrough Award』とは
丸井グループが企業として持続的に成長し続けるために、自ら手を挙げ、強い実行力・推進力でイノベーション創出につなげることができる人材をより多く育成することを目的に、2019年より実施している社内表彰制度です。
丸井グループでは、これまで取り組んできた「手挙げの文化」などの独自の取り組みによる企業文化の変革をさらに進め、2023年に掲げた「社会課題解決企業」への進化に向け、社員がより多くの“打席”に立ち(挑戦の機会を持つ)、イノベーション創出につながる“試行”(成功事例だけではなく失敗事例も含むチャレンジ)を目標として設定することで、「失敗を許容し挑戦を奨励する文化」を育む取り組みを行っております。
『Breakthrough Award』には、「Breakthrough=現状の課題や困難、障害を打破」した取り組みとして「総合部門」、「イントラプレナー(新規事業を想起させるチャレンジやプロセス)部門」、「DX推進(DX推進による身近な課題解決を図った取り組み)部門」、「Fail Forward部門」という4つの賞があります。今回は「失敗を許容し挑戦を奨励する文化」の象徴である「Fail Forward部門」の受賞はありませんでしたが、昨年は「新規事業にチャレンジしたものの撤退したチーム」などが表彰されました。
丸井グループではこうした賞を設けるとともに、失敗事例の共有会を開催するなど、「失敗」にまつわるネガティブな印象を払拭する取り組みを行い、誰もがチャレンジできる企業文化をめざしています。
表彰式には、手挙げで選ばれた社員316名が参加し、受賞者の「ブレークスルーしたポイント」「取り組みを通じ、どのような成長・変化があったか」についてのプレゼンテーションを聞きました。参加した社員一人ひとりが、チャレンジを「自分ごと」ととらえて今後の取り組みに活かすことで、丸井グループ全体のチャレンジや試行回数の増加につなげてまいります。
■受賞した取り組みの一例
<エポスオンリーワンカード>
以前から“究極の”「好き」を応援するカードとして世界に一枚の自分だけのカードがつくれるサービスを構想していましたが、コスト面の課題があり実現にいたっていませんでした。その後、プリントオンデマンドの仕組みを導入したことにより一枚ずつ異なるデザインが実現可能になり、第一弾として、大切なわが子であるペットの画像がカード券面にできて、自動寄付によって保護犬猫を救う力になる「エポスペットカード」を発行いたしました。
https://www.to-mare.com/root-for/2024/post-158.html
<社員株主プロジェクト>
丸井グループでは、「ステークホルダー経営の推進」のため、2022年に社員への譲渡制限付株式付与を実施しました。しかし、株式を付与するだけでは、本来の目的である「株主意識の醸成」を推進するには限界があると考え、手挙げで集まった社員が中心となって「社員株主プロジェクト」を発足。「株主になることの意義」など基本理解を深めるフェーズから「業務の中で株主視点を意識する」「議決権を行使する」など、行動変容につながる活動を展開しました。各事業所で説明会を開き、約2,600名(社員の半数以上)と対話、参加した9割の社員の行動変容につながりました。ほかにも決算資料のわかりやすい説明や、ゲームを取り入れたイベントなど創意工夫を行ったことが、「株主意識の醸成」に大きく寄与しました。
https://www.to-mare.com/work/2023/post-102.html
<コールセンター・レボリューション>
グループ会社であるエポスカードの債権回収を行うコールセンターは、その業務が定型かつ受身になりがちで、所属する社員のモチベーション維持と業務実績の維持に課題を感じていました。それに対して手挙げで集まった60名の有志社員が、コールセンター全体の意識改革にチャレンジしたのが「コールセンター・レボリューション」です。雇用形態にかかわらず、アルバイトとして働く社員も含め一丸となって、コールセンターの「本来のありたい姿」や「お客さまへどのような接客をすることが良いか」といったテーマでの対話型の研修を行い、一人ひとりの持つ接客ノウハウを実践的・具体的に共有して、コールセンター全体でのお客さまに寄り添う提案型の接客の浸透につなげました。「働く社員の意識改革」という、ハードルの高い取り組みをコールセンターで成し遂げたことで、どんな職場でも創意工夫して成果を出せることができることを証明しました。
<Muture>
株式会社Mutureは、丸井グループとGoodpatchが立ち上げたジョイントベンチャーです。デジタル領域での知見をもつGoodpatchと当社のDX推進における経営課題の特定・戦略策定を取り組む中で、2022年4月に設立されました。MutureではDX推進の鍵となるアジャイルな組織開発を進めるために、外部から知見のある人材の採用を積極的に進め、高度なスキルを持った方が入社しています。エポスアプリや独自出店サービスのOMEMIE、グループ公認イニシアティブ(手挙げで集まった新規事業のアイデアの創出と検証を担うチーム)などのプロジェクトに伴走することでプロダクトのUI/UXの改善だけではなくチーム力向上や、プロジェクトの進め方をアジャイル型にするなど丸井グループのDX推進に貢献しました。
■ 丸井グループの人的資本経営とは
丸井グループは、「お客さまのお役に立つために進化し続ける」「人の成長=企業の成長」という経営理念を掲げており、丸井グループという場を活かしながら社員一人ひとりの成長を促していきます。この理念を実装すべく、8つの施策を同時並行で進めました。例えば、その施策の一つである「手挙げの文化」においては、全社プロジェクトへの参画など何らかの機会に自ら手を挙げた社員は、2024年3月末までに全社員の88%に上ります。
現在は、機能や価格ではなく、一人ひとりの感情や価値観が原動力となって動く新しい経済の領域である「『好き』が駆動する経済」という新しい経済圏の創出をめざしています。その実現に向か、社員が自らの「好き」を活かしフローに入れる組織の構築を進めています。こうした組織づくりにより、エポスカードの取り組みである「好き」を応援するカードをはじめ、エポスポイントエールなどの社会貢献を気軽にできるサービスや、店舗でのアニメやアーティストとのイベントなど、「好き」を活かした新たなビジネスやサービスが生まれてきています。このような取り組みを通じて、失敗を恐れずチャレンジできる企業文化を醸成し、社会実験をくり返すことでさらなるイノベーション創出をめざしてまいります。
▼詳しくはこちら
丸井グループの人的資本経営 #1~企業文化の変革~
https://www.0101maruigroup.co.jp/ir/pdf/others/h_report.pdf
丸井グループの人的資本経営 #2~社会課題解決企業への進化~
https://www.0101maruigroup.co.jp/ir/pdf/others/h_report_2.pdf
働く人が、仕事を通じて喜びを得られる社会へ
https://www.0101maruigroup.co.jp/ir/pdf/i_report/2023/i_report2023_15.pdf
■ 丸井グループの概要
商 号 : 株式会社 丸井グループ
本社所在地 : 〒164-8701 東京都中野区中野4-3-2
代表電話 : 03(3384)0101 FAX 03(5343)6615
U R L : https://www.0101maruigroup.co.jp
代表取締役社長 : 青井 浩
おもな関連会社 : ㈱エポスカード、㈱丸井、㈱エムアンドシーシステム ほか
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