【岡山大学】「Japan-ASEAN Online Program toward SDGs 2025」を開催

国立大学法人岡山大学

2025(令和7)年 12月 31日
国立大学法人岡山大学

https://www.okayama-u.ac.jp/

◆概 要

 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)が協力し、新潟大学が主催、AUN(ASEAN University Network)および国立六大学連携コンソーシアムが共催した「Japan-ASEAN Online Program toward SDGs 2025」を、2025年12月8日~11日の4日間にわたりオンラインで開催しました。本プログラムには、AUN加盟大学および国立六大学(千葉大学、新潟大学、金沢大学、岡山大学、長崎大学、熊本大学)の学生37人(AUN24人、六大学13人)が参加しました。


 テーマである「The Nexus Analysis of Sustainability Issues(持続可能性に関する課題のネクサス分析)」により、参加学生が持続可能性に関する課題のネクサス分析を体験し、SDGs(Sustainable Development Goals:国連が定めた17の持続可能な開発目標)に対する包括的アプローチの重要性を学ぶ内容です。定員50人を大幅に超える478人の参加申し込みがあったことからも、今回のテーマへの関心の高さがうかがえました。


 開講式では、AUNのThanapan Laiprakobsup事務局長が参加学生たちへメッセージを送り、また、本学の鈴木孝義副学長(国際・同窓会担当)・国立六大学国際連携機構長も開式あいさつの中で、参加学生たちを激励しました。


 プログラムでは、新潟大学佐渡自然共生科学センターの豊田光世教授からグループワークの導入となる講義とファシリテーションが行われ、学生たちはグループに分かれて、お互いの文化的背景の違いを理解し合いながら、フードロスの削減、プラスチックの削減、水資源確保と災害レジリエンス対策、スマート環境モニタリングシステムの構築等の実現に向けた具体的な方策について、アイデアを出し合いました。本学からは学術研究院共通教育・グローバル領域の稲森岳央准教授、ハルミルザエヴァ・サイダ准教授が協力教員として参加し、学生たちのグループワークをサポートしました。


 プログラム最終日には、各グループが、課題解決のためのアクションプランについてプレゼンテーションを行い、多様なアイデアを共有しました。また閉講式では、新潟大学の坪井望副学長(国際交流担当)から参加学生に向けて、これまでの積極的な議論と創造的な提案をたたえ、学びを今後の活動に生かし、持続可能で包摂的な社会の実現に向けて挑戦し続けるよう、励ましの言葉をかけました。


 AUNと国立六大学は2013年にパートナーシップ協定を締結以降、サマープログラムによる学生交流等、活発な交流を継続しています。今後も、各加盟大学等と連携した学術・研究交流のさらなる推進が期待されます。

 本情報は、2025年12月22日に公開されました。

参加者による集合写真

あいさつする鈴木副学長

学生へメッセージを送るThanapan事務局長

プレゼンテーションの様子


○ネクサス分析
 国連大学の研究所の一つで、ドイツにある国連大学物質フラックス・資源統合管理研究所(UNU-FLORES)が考案した概念的枠組みで、世界的課題の相関性を考慮しながら各課題の解決を目指す方法のこと。ネクサスとは、ラテン語で「関係」を意味する。


○プログラムに参加した岡山大学農学部3年生の官澤明日香さんのコメント
 私がこのプログラムに参加したきっかけは、募集のチラシにあった「nexus analysis(つながりの分析)」について学べるという内容に興味を持ったからです。
 SDGsの問題は一国で解決できるようなものはほとんどなく、世界の国々と協力して解決策を考えていかなければなりません。具体的にはトレードオフの問題がありますが、これらについてベトナムやマレーシア、フィリピンなどそれぞれの国からの視点を共有しあって一緒に解決策を考えました。私のグループは食品ロスの問題について考えましたが、7つのグループのうち自分たちを含め3つが同じテーマについて取り上げていたので、世界的にも問題意識が高いことを知りました。私の専攻は動物栄養学で、将来的には食品に関わる仕事がしたいと考えているので、さまざまな視点からの意見が大きな刺激と励みになりました。
 ディスカッションだけではなく、参加した学生たちと交流できたことも、とても楽しかったです。日本アニメの名ぜりふを一緒に読み上げるアイスブレイキングではそのアニメの話で盛り上がりとても印象的でした!今後もSDGsや国際交流に関するイベントがあれば、積極的に参加していきたいと思っています。

○国立六大学連携コンソーシアム
 国立六大学が、自主自立を尊重しつつ連携して、教育・学術研究・社会貢献等の機能を一層強化し、グローバル社会をリードする人材育成の推進と学術研究を高度化することを目的として、平成25年3月に設立されました。
 https://sixers.jp/


○国立六大学国際連携機構
 国立六大学連携コンソーシアムに設置された、国立六大学間の国際的活動の連携・協力を推進する機構。本学の鈴木孝義副学長(国際・同窓会担当)が機構長を務めています。

◆参 考

・【岡山大学】「Japan-ASEAN online program toward SDGs」を開催

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000975.000072793.html

・【岡山大学】「Japan-ASEAN Online Program toward SDGs 2023」を開催

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001929.000072793.html

・【岡山大学】「Japan-ASEAN Online Program toward SDGs 2024」を開催

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003009.000072793.html


◆参考情報

・日本留学海外拠点連携推進事業(東南アジア)(岡山大学)
 https://studyinjapan-asean.jp/

・【岡山大学】文部科学省から「日本留学促進のための海外ネットワーク機能強化事業」を受託

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002113.000072793.html

・【岡山大学】岡山大学のASEAN戦略について

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001821.000072793.html

岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)

◆本件お問い合わせ先

 岡山大学 企画部 国際企画課

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中2-1-1 岡山大学津島キャンパス
 TEL:086-251-7036

 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id14934.html

<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
 岡山大学病院 新医療研究開発センター
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/

<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
 岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 TEL:086-235-7983
 E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

<岡山大学の研究機器共用(コアファシリティ)などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究機器の共用の体制・整備等の強化促進に関するタスクフォース(略称:チーム共用)
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8705
 FAX:086-251-7114
 E-mail:cfp◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://corefacility-potal.fsp.okayama-u.ac.jp/

<岡山大学のスタートアップ・ベンチャーなどに関するお問い合わせ先>

 岡山大学研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
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 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html

 岡山大学オリジナルグッズ Online Shop:https://okadaigoods.official.ec/
 岡山大学統合報告書2024:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002801.000072793.html

 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw

 岡山大学地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS):https://j-peaks.orsd.okayama-u.ac.jp/

 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2025年10月期共創活動パートナー募集中:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003423.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください

  • 岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html

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会社概要

国立大学法人岡山大学

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業種
教育・学習支援業
本社所在地
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟
電話番号
086-252-1111
代表者名
那須保友
上場
未上場
資本金
-
設立
1949年05月