【岡山大学】日本オリーブ株式会社との共同研究成果が「日本農芸化学会中四国支部技術賞」を受賞-未利用資源オリーブ葉の微生物変換による高機能性化粧品の開発-

2026(令和8)年 9月 20日
国立大学法人岡山大学
◆概 要
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)の客員教授・名誉教授の神崎浩・京都女子大学高等教育開発センター教授と日本オリーブ株式会社(岡山県瀬戸内市、代表取締役社長:服部芳郎)が共同で進めてきた、オリーブ葉の微生物変換による高機能性化粧品の開発に関する研究成果が、2026年度「日本農芸化学会中四国支部技術賞」を受賞しました。授賞式および受賞講演は、2026年9月10日に鳥取市で開催された日本農芸化学会中四国支部創立25周年記念2026年度中四国支部大会(第75回講演会)で行われました。
受賞業績は「未利用資源オリーブ葉の微生物変換による高機能性化粧品の開発」です。本研究では、これまで十分に活用されてこなかったオリーブ葉に含まれる成分に着目し、微生物の働きを利用して新たな高機能性成分を創出するとともに、その大量生産技術を確立し、実際の化粧品として社会実装した点が高く評価されました。
本学と日本オリーブ株式会社は1997年からオリーブ葉に関する共同研究を進めてきました。研究の中では、オリーブ葉に特徴的なポリフェノール「オレウロペイン」を微生物の力で特異的に構造変換することにより、高い抗酸化力を持つ新規物質「Bオリボール(B-Olivol)」を創出しました。
一方、研究成果を実際の製品へとつなげるためには、発酵臭の解消や安定した大量生産など、さまざまな技術的課題を克服する必要がありました。本学では、多数の微生物の中から有用な菌を探索し、オリーブの花から「オリーブ花由来黒酵母」を発見するとともに、培養条件などについて研究を重ねました。
また、岡山県工業技術センターから、機能性評価や商品化に向けた実践的な技術指導などの協力を得ることで、研究成果の実用化を大きく前進させました。本学、日本オリーブ株式会社、岡山県工業技術センターによる産学官の連携により、研究成果を高機能性化粧品として社会実装することができました。
これらの研究成果をもとに、本学と日本オリーブ株式会社はBオリボールやオリーブ花由来黒酵母に関する特許を共同で取得しています。さらに、研究成果を活用した高機能性化粧品がこれまでに5製品発売されるなど、基礎研究から実用化・商品化まで長期にわたる産学官連携の成果へと発展しています。
今回の受賞では、①微生物変換技術を活用した新規物質「Bオリボール」の創出、②オリーブ花由来黒酵母の発見と大量生産技術の確立、③これまで十分に活用されてこなかったオリーブの葉や花を高付加価値な素材へ転換し、地域産業の活性化や持続可能な資源利用につなげたことなどが評価されました。
神崎客員教授は、「基礎研究の段階では、オリーブ葉という未利用素材が持つ『眠れる力』を、いかにして産業へと昇華させるかという点に腐心しました。地道な実験の積み重ねが、この度の技術賞という形で社会的な裏付けを得られたことを、非常に光栄に思います。地域の企業との産学連携により、科学的な研究に加えて商品開発にもつなげられる事例として、将来、この学会で同じような活動が広がっていくことを期待しています」とコメントしています。
本学では今後も、地域企業や公設試験研究機関などとの連携を一層推進し、大学の研究成果を地域産業の発展や新たな価値の創出につなげていきます。
引き続き、開かれた地域中核・特色ある研究大学:岡山大学と日本オリーブ株式会社の取り組みにご期待ください。




◆参 考
・岡山大学研究・イノベーション共創機構
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学農学部
https://www.okayama-u.ac.jp/user/agr/
・日本農芸化学会中四国支部
https://chushikoku.jsbba.or.jp/
・日本オリーブ株式会社
https://www.nippon-olive.co.jp/
◆参考情報
・【岡山大学】オリーブ由来新素材「Bオリボール(B-Olivol)」含有化粧品を新発売!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000272.000072793.html


◆本件お問い合わせ先
岡山大学 研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟
TEL:086-251-8918
E-mail:co-creation◎adm.okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id15659.html
<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
岡山大学病院 新医療研究開発センター
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/
<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
TEL:086-235-7983
E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/
<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:086-251-8463
E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
<岡山大学の研究機器共用(コアファシリティ)などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究機器の共用の体制・整備等の強化促進に関するタスクフォース(略称:チーム共用)
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:086-251-8705
FAX:086-251-7114
E-mail:cfp◎okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://corefacility-potal.fsp.okayama-u.ac.jp/
<岡山大学のスタートアップ・ベンチャーなどに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://venture.okayama-u.ac.jp/
岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
岡山大学オリジナルグッズ Online Shop:https://okadaigoods.official.ec/
岡山大学統合報告書2025:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003715.000072793.html
岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
岡山大学地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS):https://j-peaks.orsd.okayama-u.ac.jp/
産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2026年4月期共創活動パートナー募集中:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003912.000072793.html
設置費・保守費・修理費・撤去費が不要なお得な研究機器レンタル・リース『SXプラットフォーム』


国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください
-
岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

すべての画像
- 種類
- 調査レポート
- ビジネスカテゴリ
- スキンケア・化粧品・ヘア用品マーケティング・リサーチ
- ダウンロード
- プレスリリース素材
このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます
