冷凍・冷蔵品無人受け取りサービスの実証実験を開始
パナソニック産機システムズ株式会社(以下、パナソニック産機システムズ)は、2022年10月3日(※1)から神奈川県藤沢市の「Fujisawa サスティナブル・スマートタウン」をはじめとした3カ所において、「受け取り用冷凍・冷蔵ロッカー(以下、ロッカー)」を用いた既築のマンション・住宅団地向け、無人受け取りサービスの実証実験を開始します。
共働き世帯の増加とECサイトの利用拡大とともに、宅配事業者の人員不足および再配達の負担が課題となっています。特に冷凍・冷蔵品は、宅配ボックスなどの置き配を利用できないため、不在の場合は再配達になります。
パナソニック産機システムズはこれまで既築の商業施設や食品小売店舗などにロッカーを導入した実績を元に、今回既築のマンション・住宅団地にロッカーを後付け設置します。本実証実験では、参加する一次産業事業者や小売事業者が扱う地産の新鮮な農作物・海産物を直接ロッカーへ届けるサービスと、佐川急便株式会社と他運送会社が再配達時にロッカーに届けるサービスの2種類を提供します。これにより利用者は、24時間、都合の良い時間に、配達員と非対面で冷凍・冷蔵品を受け取ることが可能になります。設置後の再配達率の推移や、居住者の満足度などを調査し、受け取りサービスの利便性を検証します。
受け取り用冷凍・冷蔵ロッカーは、パナソニックグループが代表幹事を務める「Fujisawa サスティナブル・スマートタウン」、「Tsunashima サスティナブル・スマートタウン」内にある「プラウド綱島SST」、及び野村不動産株式会社・関電不動産開発株式会社・パナソニック ホームズ株式会社の3社による分譲マンション「プラウドシティ日吉」に設置します。また、利用者の商品理解を深め、魅力を伝える機会として参加事業者によるマルシェ(※2)の開催も予定しています。
パナソニック産機システムズは受け取り用冷凍・冷蔵ロッカーを用いて商品受け渡しの多様化の実現と、食で地域とつながる新しい居住コミュニティーの創出に向けて、事業の推進を加速していきます。
<実証実験のポイント>
1. 既築のマンションや住宅団地に後付け設置し、冷凍・冷蔵品の24時間無人受け取りサービスを検証
2. ロッカーへの直配やマルシェの実施により、地場の一次産業事業者に新たな販売機会を創出
3. 冷凍・冷蔵・常温のユニットを組み合わせて設置し、様々な商品に対応
※1 Tsunashima サスティナブル・スマートタウンとプラウドシティ日吉での実証実験は、2022年11月1日より開始となります。
※2 マルシェ開催は、コロナ感染症の状況をみて開催します。
【お問い合わせ先】
パナソニック産機システムズ株式会社 コールドチェーン事業本部
営業統括部 システム商品推進部(03-4574-6360)
全文は以下プレスリリースをご覧ください。
▼[プレスリリース] 冷凍・冷蔵品無人受け取りサービスの実証実験を開始(2022年9月30日)
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2022/09/jn220930-1/jn220930-1.html
<関連情報>
・国土交通省「宅配便の再配達率サンプル調査について」
https://www.mlit.go.jp/seisakutokatsu/freight/re_delivery_research.html
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