パナソニックキッズスクール キッド・ウィットネス・ニュース(KWN)日本コンテスト2022 最優秀作品賞が決定 表彰式をオンラインで開催
パナソニック ホールディングス株式会社は「キッド・ウィットネス・ニュース(KWN)日本コンテスト2022」の
受賞作品を決定し、3月19日(日)にオンラインでコンテスト表彰式を開催しました。
今年度は、日本全国から小学校・中学校・高等学校93校・135チームが参加し、厳正な審査の結果、SDGs賞など10作品の部門賞と、映像講師特別賞や佳作など28作品が選出され、さらにその中から以下の最優秀作品賞を決定しました。
《小学生部門》※今年度小学生部門は審査の結果 同点となり 2校を最優秀作品賞といたしました。
神奈川県 森村学園初等部「It's a small world-選べる自由を、誰にでも-」
神奈川県 小田原市立桜井小学校「初めの一歩~Many a little makes a mickle.~」
《中学生部門》
三重県 高田中学校「米ストローから覗く世界」
《高校生部門》
愛知県 愛知県立大府特別支援学校「この味が好き!木の山五寸ニンジン~守れ!伝統野菜と多様性~」
最優秀作品校は2023年10月に開催されるグローバルサミットに日本代表としてエントリーされます。
※KWNグローバルサミット2022
https://holdings.panasonic/jp/corporate/sustainability/citizenship/kwn/global_summit2022.html
また当社従業員700名が投票に参加した「Panasonic賞」も決まりました。
【Panasonic賞】三重県 高田中学校「米ストローから覗く世界」
キッド・ウィットネス・ニュース(KWN)は、パナソニックが1989年にアメリカで始めた教育支援プログラムで、今までに、18万人以上の子どもたちが参加しています。撮影機材と制作ノウハウを提供し、子どもたち自らが自由な発想で映像制作に取り組むことを通じて、創造性やコミュニケーション能力を高め、チームワークを養うことを目的としています。プログラムは、国・地域ごとに運営されており、日本では2003年より始まりました。以降、毎年、子どもたちが制作した映像の中から優秀な作品を表彰しています。
なお通例は、コンテストの結果を入賞校が集まる表彰式にて公表しておりますが、新型コロナウイルスの感染リスクが続いていることを鑑み、本年度も入賞校の皆様および関係者の健康面を考慮して、オンライン表彰式としてYouTubeライブ配信で開催いたしました。
以下、各部門の最優秀作品賞とタイトル、子どもたちの伝えたい思いについて紹介します。
【小学生部門 最優秀作品賞】
学校名:神奈川県 森村学園初等部Team 2022
作品名:「It's a small world-選べる自由を、誰にでも-」
《児童たちからのメッセージ》
トイレは私たちの日常生活に欠かせない場所です。しかし本校の児童にアンケートをとっても、残念ながら良いイメージがありません。特に公衆トイレ(作中では共同トイレと表現)では不衛生なイメージが強く、利用しにくい状況があります。結果、子どもや障がいを持った方などの外での自由な活動範囲を狭めている現実があります。今回作品で扱った「THE TOKYO TOILET」プロジェクトでは、定期的な清掃はもちろんのこと、クリエイティブやデザインの力を使い、地域の雰囲気や使う人の意識をも変えようとしています。このように小さく、身近な場所に込められた思いやりは、遠くの誰かも助けることになるかもしれない可能性を秘めています。普段の生活の中でそれぞれの多様性を鑑みた小さな思いやりが大切なことを、日常生活を送る人々に伝えたいという願いを込めた作品です。
学校名:神奈川県 小田原市立桜井小学校 チーム切り絵
作品名:初めの一歩~Many a little makes a mickle.~
《児童たちからのメッセージ》
この作品は、海をいつまでもきれいにしていくために、自分たちで動いていこうという事を伝えています。細かいことだと思っても、気まずいなと思っても、見過ごすことは良くないという強い思いを一人一人が持ち、身近な人に伝えていくことが大切だと思います。物語は、友達のポイ捨て現場を見てしまうところから始まります。その場で何も言えなかった主人公。おばあさんから、不思議なお守りをもらった主人公は、その夜、夢か現実か分かりませんが、ずっと先の未来を旅します。そこで知った、汚れた海のこと。ポイ捨てが1日1回でも、何年何十年も続けば川や海も埋もれてしまう。自分の1個や2個は大丈夫だろうと平気で捨ててしまう心。そんな心を変えていこうと決意する主人公。目を覚ますと、そこは見慣れた風景の自分の部屋。でも、いつもと違う主人公。友達にも声をかけ、ごみをきれいにする活動を呼びかけます。「小学生がやることなんてちっぽけだから意味ない。」なんてことは無い。「きれいな海を守るために、自分たちでできることをしていこうと、今、生きている人たちに伝えたい」と思いこの作品を作りました。今回は、プラスチック素材が一切出てこない、紙による切り絵の作品です。画像枚数の総数は、1,700枚以上になりました。一つ一つの作品を、ピンセットとつなぎながら、私たちの川と海がいつまでもきれいであるよう伝えていきたいと思いました。
【中学生部門 最優秀作品賞】
学校名:三重県 高田中学校 高田中学校放送部
作品名:米ストローから覗く世界
《生徒たちからのメッセージ》
世界中の人々に、環境問題は他人事ではないこと、そして、私達一人ひとりが考え、小さな事からでも行動していくことによって、世界を変えることにつながるということを伝えたい。
【高校生部門 最優秀作品賞】
学校名:愛知県 愛知県立大府特別支援学校 チームSDOobu
作品名:この味が好き!木の山五寸ニンジン~守れ!伝統野菜と多様性~
《生徒たちからのメッセージ》
大府市には古くからの伝統野菜(木の山五寸にんじん)があります。甘くて、柔らかく煮えるにんじん。この美味しさを私たちは当たり前だと思っていました。にんじんは今ではスーパーで1年を通して買える野菜ですが、形が均一で生産効率を求めた遺伝子組み換え品種やF1種(交雑種)の台頭で、在来品種は衰退の危機にあります。その土地の気候風土に長い年月をかけてなじみ地場の野菜として育ってきた野菜は独特の味、香り、彩をもち、健康に役立つ機能性成分も豊富に含みます。流通や輸入にたよらず、個性をもった全国の伝統野菜の存在を知り、広め、野菜の多様性を100年先の未来へつなぐ必要性を伝えたいと思いました。
入賞作品つきましては下記のサイトよりご覧頂くことができます。
■キッド・ウィットネス・ニュース(KWN)日本コンテスト2022結果発表
URL:https://holdings.panasonic/jp/corporate/sustainability/citizenship/kwn/jp_contest2022.html
■キッド・ウィットネス・ニュース(KWN)日本 ホームページ
URL:https://holdings.panasonic/jp/corporate/sustainability/citizenship/kwn.html
<パナソニックの企業市民活動>
誰もが自分らしく活き活きとくらす「サステナブルな共生社会」へ
「事業を通じて人々のくらしの向上と社会の発展に貢献する」を経営基本方針とするパナソニックグループは、企業市民活動においても社会課題解決と新たな社会価値創造に取り組み、事業と両輪で「物と心が共に豊かな理想の社会の実現」を目指しています。企業市民活動では、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の1番でもあり、創業当初から取り組んでいる「貧困の解消」と、世界全体の喫緊の課題である「環境(問題)」、さらに課題解決のベースとなる「人材育成(学び支援)」を重点テーマに設定し、さまざまな「企業市民活動」を行っています。
■パナソニックの企業市民活動について
URL: https://www.panasonic.com/jp/corporate/sustainability/citizenship.html
<お問い合わせ先>
パナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社 企業市民活動推進部
問い合わせ: kid_witness_news@gg.jp.panasonic.com
― キッド・ウィットネス・ニュース(KWN)日本コンテスト2022結果 ―
《小学生部門》
【最優秀作品賞】【グッドテーマ賞】
神奈川県 森村学園初等部 Team2022
作品名:It's a small world-選べる自由を、誰にでも-
【最優秀作品賞】【ベストアート賞】
神奈川県 小田原市立桜井小学校 チーム切り絵
作品名:初めの一歩~Many a little makes a mickle.~
【温故知新賞】熊本県 南関町立南関第二小学校 さかきっ子
作品名:SDGsが伝わらない!?
《中学生部門》
【最優秀作品賞】【ナイスプロモーション賞】【Panasonic賞】
三重県 高田中学校 高田中学校放送部
作品名:米ストローから覗く世界
【ジャーナリスト賞】
福島県 いわき市立平第三中学校 キャリア教育推進委員会
作品名:食べることは生きること
【Good 目線賞】
京都府 京都府立南陽高等学校・附属中学校
京都府立南陽高等学校・附属中学2年
作品名:Unsettled
《高校生部門》
【最優秀作品賞】【SDGs 賞】
愛知県 愛知県立大府特別支援学校 チームSDOobu
作品名:この味が好き!木の山五寸ニンジン~守れ!伝統野菜と多様性~
【Good プラクティス賞】
三重県 高田高等学校 高校放送部
作品名:LOVEで作る未来
【環境取材賞】
静岡県 静岡県立藤枝北高等学校 星 月
作品名:未来の自然を守りたい
【撮影技術賞】
宮崎県 宮崎日本大学高等学校 SUNNY-STUDIO
作品名:ともに
【映像講師特別賞】
《小学生部門》1作品
神奈川県 小田原市立桜井小学校(チームワンカット)/ぼくの願い
《高校生部門》2作品
埼玉県 埼玉県立小川高等学校(グローカルメディア研究部)/つむぐ糸
石川県 石川県立金沢泉丘高等学校(金沢泉丘高校 放送部)/休電日~”つもり”で終わらせない~
【佳作】
《小学生部門》10作品
東京都 明星小学校(6年梅組)/『カサーマンと学ぶ「責任」について』
神奈川県 小田原市立桜井小学校(チームワンカット)/ぼくの願い
神奈川県 小田原市立桜井小学校(チームトリガー)/ガラスの世界
神奈川県 小田原市立桜井小学校(チームリヒト)/kotoba~言葉は人を傷つける~
神奈川県 森村学園初等部(Team 6F 2022)/人々が創る未来
神奈川県 森村学園初等部(チーム6S)/明るい未来へ~古着de伝える 私たちの想い~
神奈川県 横浜市立伊勢山小学校(プラスチックグループ)/プラスチック×4R
新潟県 燕市教育委員会(長善館学習塾)/僕たち私たちの未来予想図~大河津分水 通水100周年記念~
新潟県 十日町市立飛渡第一小学校(チームTOBITARI)/飛渡川にサケを呼びもどそう
長野県 長野日本大学小学校(動画作成チームA)/つかう責任
《中学生部門》 10作品
岩手県 岩手中・高等学校(映画部)/野生との共存 ~真のエコロードを目指して~
神奈川県 川崎市立川中島中学校(放送部ビデオ班)/環境配慮授業~プラスチックストロー編~
神奈川県 青山学院横浜英和中学校(放送部)/FRIENDS
静岡県 静岡聖光学院中学校・高等学校(かけうどん)/もったいないを考えよう
三重県 桜丘中学校・高等学校(放送部)/SDGs~ちいさなことから~
兵庫県 武庫川女子大学附属中学校・高等学校(放送部)/Next generation
広島県 尾道市立 瀬戸田中学校(STD2)/君と故郷
広島県 広島県立広島叡智学園中学校(未来創造社)/Cycle of Well-being
高知県 土佐女子中学校(放送部2年生)/子どもらしく過ごすために
熊本県 TECGENIUSデジタル未来塾(Digital Kids Factory)/Organic・さつまいも
《高校生部門》8作品
埼玉県 埼玉県立小川高等学校(グローカルメディア研究部)/つむぐ糸
東京都 東京都立立川学園(WA・TA・NA)/区別と差別を考える
東京都 東京都立青峰学園(東京都立青峰学園)/みんなでつなごう、SDGsのパスを
東京都 筑波大学附属桐が丘特別支援学校(プロジェクト桐)/すこしの工夫で、世界は変わる。
石川県 石川県立金沢泉丘高等学校(金沢泉丘高校 放送部)/休電日~”つもり”で終わらせない~
愛知県 名古屋大谷高等学校(名古屋大谷高校放送部)/変えていこうジェンダー問題
長崎県 学校法人奥田学園 創成館高等学校(放送部)/私にできること
沖縄県 昭和薬科大学附属高等学校中学校(アートぷ)/かえる少女
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