冷蔵庫AIカメラ活用による家庭系食品ロス削減効果を横浜市と共同で実証

パナソニック株式会社 くらしアプライアンス社(以下、パナソニック)は、横浜市と連携してAI技術を搭載した冷蔵庫カメラの活用による家庭系食品ロス削減の効果検証を目的とした実証実験を行います。食品ロス削減を目的として冷蔵庫AIカメラを基礎自治体と活用する実証実験は、パナソニックとして初めてです。
パナソニックはAIカメラを搭載した冷蔵庫の販売に加え、一部のパナソニック冷蔵庫に後付け可能な冷蔵庫AIカメラ単品の販売および定額利用サービスを提供しています。冷蔵庫のドアを開けた際にAIカメラが庫内を撮影し、野菜室の撮影画像からAIが野菜の種類を自動認識。食材をスマートフォンアプリに登録した入庫日の記録と連携して、早く食べたほうがよい順にリスト化するなど、庫内の食材の消費・賞味期限切れ、食べ忘れを防ぎ、家庭から出る食品ロスの削減を目指しています。
横浜市内の家庭から発生する家庭系食品ロスは年間約8万5千トンにのぼり、これは市民一人当たり年間約23キログラムで、おにぎり約230個分、金額換算で約1万9千円に相当します。横浜市がSDGsの達成と脱炭素社会の実現に向けて進める食品ロスの削減に、「より良いくらし」と「持続可能な地球環境」の両立に取り組むパナソニックの技術やサービスが貢献できると考え、今回の連携にいたりました。
本実証実験では、横浜市内のご家庭を対象に冷蔵庫AIカメラを設置し、食品管理の改善、食品ロスに対する意識・行動の変化を調査します。調査結果は、横浜市における食品ロス削減に向けた啓発などに活用する予定です。
パナソニックは、本実証実験で得られた食品ロス削減に対する定量・定性それぞれの効果に基づき、家電を通じたより効果的な施策を検討・展開。家庭系食品ロス削減に向けた持続的な解決に貢献していきます。
全文は以下プレスリリースをご覧ください。
▼[プレスリリース]冷蔵庫AIカメラ活用による家庭系食品ロス削減効果を横浜市と共同で実証(2025年7月23日)
https://news.panasonic.com/jp/press/jn250723-1
<関連情報>
・実証概要
・冷蔵庫AIカメラ
https://panasonic.jp/reizo/feature/camera.html
・横浜市:家庭から出される食品ロス発生量について(令和5年度)
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/gomi-recycle/ongen/data/shokuloss2019.html
・横浜市:食品ロスとは
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