YKK APとパナソニックHDによる「ガラス型ペロブスカイト太陽電池を内窓に用いた建材一体型太陽光発電」の実装検証を「谷町YFビル」にて開始

パナソニックグループ

YKK AP株式会社(本社:東京都千代田区、社長:魚津 彰、以下、YKK AP)と、パナソニック ホールディングス株式会社(本社:大阪府門真市、社長:楠見 雄規、以下、パナソニックHD)は、YKK APが入居する「谷町YFビル」にて、パナソニックHDが開発中のガラス型ペロブスカイト太陽電池を用いた内窓による建材一体型太陽光発電(BIPV:Building Integrated Photovoltaics)の実装検証を開始しましたことを、お知らせします。

パナソニックHDが内窓設置でガラス型ペロブスカイト太陽電池の実装検証を行うのは、これが国内初となります。

2025年2月に閣議決定された「第7次エネルギー基本計画」では、2040年までに、太陽光発電の比率を電源構成の23~26%に引き上げる方針が示され、ペロブスカイト太陽電池の導入目標も明記されました。日本のように平地面積が限られた地域では、建物の窓や壁面等を活用した太陽光発電が不可欠です。また、それらの設置場所では、透過性や意匠性も重要な視点となります。

本実装検証で使用する、パナソニックHDが開発中のガラス型ペロブスカイト太陽電池は、独自の材料技術やインクジェット塗布製法、レーザー加工技術を組み合わせることによる、サイズや透過性、描画の自由度の高さが特長です。さらに、建材一体型にすることで、様々なガラス仕様に対応し、耐風圧性能など、建築材として求められる基準を満たしつつ、太陽電池としての耐久性の向上を目指しています。

また、YKK APのBIPV内窓は、太陽電池に適したサッシ枠を独自開発し、内窓と太陽電池を一体化させたものを1つの製品として開発中であり、「窓で断熱(省エネ)」に、さらに「窓で発電(創エネ)」が備わった機能を持たせるとともに、施工性・メンテナンス性に優れているという特長があります。また、BIPV内窓は、建物の外観への影響が少ないという利点もあります。

これら両社の製品の特長や、独自開発・製造の強みを掛け合わせることにより、建物の窓や壁面等への太陽電池の設置の可能性を大きく広げ、太陽光発電の普及拡大への貢献が期待されます。

両社は本実装検証を通して、今後も、持続可能な街づくりのために、オンサイト発電への新たなソリューションを検討していきます。

全文は以下プレスリリースをご覧ください。

▼[プレスリリース]YKK APとパナソニックHDによる「ガラス型ペロブスカイト太陽電池を内窓に用いた建材一体型太陽光発電」の実装検証を「谷町YFビル」にて開始(2025年11月20日)

https://news.panasonic.com/jp/press/jn251120-3

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URL
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業種
製造業
本社所在地
大阪府門真市大字門真1006番地
電話番号
06-6908-1121
代表者名
楠見 雄規
上場
東証プライム
資本金
2590億円
設立
1935年12月