生産地域の壁を越えて、全国の生産者が一体となり「あか毛和牛」のブランド化を図る「一般財団法人 全日本あか毛和牛協会」設立
生産地域の壁を越えて、全国の生産者が一体となり
「あか毛和牛」のブランド化を図る
「一般財団法人 全日本あか毛和牛協会」設立
~『全日本あか毛和牛協会 活動計画』発表~
最高顧問: 蒲島郁夫 (熊本県知事)
特別顧問: 神内良一(神内ファーム21代表)
代表理事: 穴見盛雄 (熊本県畜産農業協同組合連合会 会長)
この度、神内ファーム21(北海道樺戸郡)の代表である、神内良一が設立者となり、日本国内における「あか毛和牛」の地位向上を目指し、一般財団法人全日本あか毛和牛協会(代表理事 穴見盛雄)(以下:全日本あか毛和牛協会)を設立いたしました。
【設立背景と経緯】
熊本や北海道などを主産地とする「あか毛和牛(褐毛和種)」は、放牧に適し、
その肉質は黒毛和種と異なる、うま味豊かな赤身を特徴としています。しかし、
現在日本国内における「あか毛和牛」の飼育頭数は26,000頭。黒毛和牛の約185万頭と
比較すると、普及は極めて低い状況だと言わざるをえません。
また、黒毛和牛が和牛市場の主流となるなかで、「あか毛和牛」の生産者が黒毛和牛に
転換する傾向も見られ、全体の飼育頭数が減少してきています。
これまで「あか毛和牛」の各生産地域では、畜連などを中心に「あか毛和牛」の普及に
励んできました。しかし、エリアごとの展開には限界があり、このままでは黒毛和牛と異なる、
もうひとつの和牛の味を持つ「あか毛和牛」は消滅への道を辿ることになります。
この状況を打開すべく、この度「あか毛和牛」の地位向上を目指し、生産地域の壁を越え、
全国の生産者が一体となり、全国的な普及を目指す“一般財団法人全日本あか毛和牛協会”を
設立いたしました。
全日本あか毛和牛協会では今後、生産および肉質に関して、黒毛和牛とは異なる、「あか毛和牛」
に適した独自の評価基準を設け、「あか毛和牛」の価値の統一化・標準化を図ると共に、
市場での価値を高めていくための取り組みを進めていきたいと考えています。
【全日本あか毛和牛協会 シンボルマーク】
全日本あか毛和牛協会のシンボルマークには、褐色の体毛が特徴的な牛を描いています。
品種としては「褐毛和種」とされていますが、消費者・利用者の皆さまから親しみを
持って覚えていただけるようにブランド名を「あか毛和牛」としました。
シンボルマークの中には、「あか毛和牛」の特徴である、
“Natural” “Juicy” “Healthy”のキーワードを配しています。
【「あか毛和牛」の特徴】
①Natural(自然)
親子放牧された、「あか毛和牛」は母乳をたくさん飲み、免疫力の強い牛に育てます。
大自然の中で自由に運動し、ストレスない環境で成長していきます。また離乳後は、
牧草や野草など草食動物である牛に適した、安全な粗飼料が与えられるため、健康的な牛に育ちます。
②Juicy(ジューシー)
「あか毛和牛」の肉は、うま味を豊富に含む赤身が多く、適度な霜降り、
コクのある噛みごたえが特徴です。赤身のうま味の理由は、肉のおいしさのもととされる
遊離アミノ酸やイノシン酸を豊富に含むことにあります。また適度に霜降りが入っていることから、
やわらかくジューシーな味わいが楽しめます。
③Healthy(健康)
「あか毛和牛」は、美味しいだけでなく、人の体に優しいという特徴をもっています。
その理由は、脂肪の含有量が程よく、余分な脂肪がないことです。しかもその脂肪には、
健康によいといわれる不飽和脂肪酸の比率が高いといわれています。
また牛が健康に育つことから、牛自身が自分の健康のためにつくりだすタウリンやカルニチンなど、
人のからだにもよい多様な機能性成分が含まれています。
【「あか毛和牛」のルーツと飼養状況】
熊本系は古くから飼育されていた牛で、朝鮮半島にルーツを持つ阿蘇牛、矢部牛、
球磨牛などにシンメンタール種を交配した雑種を改良したものです。かつては全国で
農耕用に飼われていた牛を改良し、1944年に黒毛和種、無角和種とともに
日本固有の肉用種として「褐毛和種」と命名されました。
「あか毛和牛」の生産地は、「熊本系」が熊本から九州、四国、そして東北地方、
北海道にまで広がり、各地で地元に愛される和牛として育てられています。
「あか毛和牛」の生産で課題となっていることは評価基準です。現在の牛肉の評価基準は、
霜降りが多い黒毛和牛が高く評価されますが、「あか毛和牛」のおいしさは赤身と適度な
霜降りにあります。黒毛和牛と同じ基準で評価されると、価格が伸びないため減少を続け、
現在の「あか毛和牛」の全国の飼養頭数は約26,000頭になっています。
【一般財団法人 全日本あか毛和牛協会概要】
■名称:一般財団法人 全日本あか毛和牛協会
■設立日:2011年3月3日
■所在地:熊本県熊本市桜木 6丁目3番54号
■設立目的:「あか毛和牛」の地位向上
■事業内容:①「あか毛和牛」の生産に関する事業
②「あか毛和牛」の流通に関する事業
③「あか毛和牛」の普及・宣伝に関する事業
④その他前各号に附帯または関連する一切の事業
■設立者:神内良一 (神内ファーム21代表)
■顧問:最高顧問 蒲島郁夫(熊本県知事)
特別顧問 神内良一(神内ファーム21代表)
■役員:代表理事 穴見盛雄
理事 中川利美 塚元秀典
長島典雄 野笹雅章
内舘勝則
■電話番号:096-365-1501
「あか毛和牛」のブランド化を図る
「一般財団法人 全日本あか毛和牛協会」設立
~『全日本あか毛和牛協会 活動計画』発表~
最高顧問: 蒲島郁夫 (熊本県知事)
特別顧問: 神内良一(神内ファーム21代表)
代表理事: 穴見盛雄 (熊本県畜産農業協同組合連合会 会長)
この度、神内ファーム21(北海道樺戸郡)の代表である、神内良一が設立者となり、日本国内における「あか毛和牛」の地位向上を目指し、一般財団法人全日本あか毛和牛協会(代表理事 穴見盛雄)(以下:全日本あか毛和牛協会)を設立いたしました。
【設立背景と経緯】
熊本や北海道などを主産地とする「あか毛和牛(褐毛和種)」は、放牧に適し、
その肉質は黒毛和種と異なる、うま味豊かな赤身を特徴としています。しかし、
現在日本国内における「あか毛和牛」の飼育頭数は26,000頭。黒毛和牛の約185万頭と
比較すると、普及は極めて低い状況だと言わざるをえません。
また、黒毛和牛が和牛市場の主流となるなかで、「あか毛和牛」の生産者が黒毛和牛に
転換する傾向も見られ、全体の飼育頭数が減少してきています。
これまで「あか毛和牛」の各生産地域では、畜連などを中心に「あか毛和牛」の普及に
励んできました。しかし、エリアごとの展開には限界があり、このままでは黒毛和牛と異なる、
もうひとつの和牛の味を持つ「あか毛和牛」は消滅への道を辿ることになります。
この状況を打開すべく、この度「あか毛和牛」の地位向上を目指し、生産地域の壁を越え、
全国の生産者が一体となり、全国的な普及を目指す“一般財団法人全日本あか毛和牛協会”を
設立いたしました。
全日本あか毛和牛協会では今後、生産および肉質に関して、黒毛和牛とは異なる、「あか毛和牛」
に適した独自の評価基準を設け、「あか毛和牛」の価値の統一化・標準化を図ると共に、
市場での価値を高めていくための取り組みを進めていきたいと考えています。
【全日本あか毛和牛協会 シンボルマーク】
全日本あか毛和牛協会のシンボルマークには、褐色の体毛が特徴的な牛を描いています。
品種としては「褐毛和種」とされていますが、消費者・利用者の皆さまから親しみを
持って覚えていただけるようにブランド名を「あか毛和牛」としました。
シンボルマークの中には、「あか毛和牛」の特徴である、
“Natural” “Juicy” “Healthy”のキーワードを配しています。
【「あか毛和牛」の特徴】
①Natural(自然)
親子放牧された、「あか毛和牛」は母乳をたくさん飲み、免疫力の強い牛に育てます。
大自然の中で自由に運動し、ストレスない環境で成長していきます。また離乳後は、
牧草や野草など草食動物である牛に適した、安全な粗飼料が与えられるため、健康的な牛に育ちます。
②Juicy(ジューシー)
「あか毛和牛」の肉は、うま味を豊富に含む赤身が多く、適度な霜降り、
コクのある噛みごたえが特徴です。赤身のうま味の理由は、肉のおいしさのもととされる
遊離アミノ酸やイノシン酸を豊富に含むことにあります。また適度に霜降りが入っていることから、
やわらかくジューシーな味わいが楽しめます。
③Healthy(健康)
「あか毛和牛」は、美味しいだけでなく、人の体に優しいという特徴をもっています。
その理由は、脂肪の含有量が程よく、余分な脂肪がないことです。しかもその脂肪には、
健康によいといわれる不飽和脂肪酸の比率が高いといわれています。
また牛が健康に育つことから、牛自身が自分の健康のためにつくりだすタウリンやカルニチンなど、
人のからだにもよい多様な機能性成分が含まれています。
【「あか毛和牛」のルーツと飼養状況】
熊本系は古くから飼育されていた牛で、朝鮮半島にルーツを持つ阿蘇牛、矢部牛、
球磨牛などにシンメンタール種を交配した雑種を改良したものです。かつては全国で
農耕用に飼われていた牛を改良し、1944年に黒毛和種、無角和種とともに
日本固有の肉用種として「褐毛和種」と命名されました。
「あか毛和牛」の生産地は、「熊本系」が熊本から九州、四国、そして東北地方、
北海道にまで広がり、各地で地元に愛される和牛として育てられています。
「あか毛和牛」の生産で課題となっていることは評価基準です。現在の牛肉の評価基準は、
霜降りが多い黒毛和牛が高く評価されますが、「あか毛和牛」のおいしさは赤身と適度な
霜降りにあります。黒毛和牛と同じ基準で評価されると、価格が伸びないため減少を続け、
現在の「あか毛和牛」の全国の飼養頭数は約26,000頭になっています。
【一般財団法人 全日本あか毛和牛協会概要】
■名称:一般財団法人 全日本あか毛和牛協会
■設立日:2011年3月3日
■所在地:熊本県熊本市桜木 6丁目3番54号
■設立目的:「あか毛和牛」の地位向上
■事業内容:①「あか毛和牛」の生産に関する事業
②「あか毛和牛」の流通に関する事業
③「あか毛和牛」の普及・宣伝に関する事業
④その他前各号に附帯または関連する一切の事業
■設立者:神内良一 (神内ファーム21代表)
■顧問:最高顧問 蒲島郁夫(熊本県知事)
特別顧問 神内良一(神内ファーム21代表)
■役員:代表理事 穴見盛雄
理事 中川利美 塚元秀典
長島典雄 野笹雅章
内舘勝則
■電話番号:096-365-1501
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