認知症カフェ「as a cafe」“KAIGO × creative”がつくる未来トークセッション イベントレポート
豊かな高齢社会を熊本から発信する! グッドデザイン賞受賞記念
ブランドビルディングをサポートするクリエイティブ ブティック株式会社just on time(本社:東京都港区、代表:マンジョット ベディ)は、NPO法人あやの里と共同で、「認知症カフェ「as a cafe」グッドデザイン賞受賞記念“KAIGO × creative”がつくる未来トークセッション」を、2018年12月21日(金)熊本県熊本市「as a cafe」で実施しました。
本イベントは代表であるマンジョットがクリエイティブ ディレクションを担当した常設型認知症カフェ「as a cafe」が、2018年10月に公益財団法人日本デザイン振興会が運営するグッドデザイン賞を受賞し、同賞が企画する「GOOD DESIGN AWARD 2018 行って・見て・わかる!受賞デザインを知るツアー」の一環として実施されました。
当日は、弊社代表マンジョット・ベディに加え日本介護福祉士会 会長 石本淳也氏、 NPO法人「あやの里」副代表 岡元奈央氏が登壇し、行政関係者、福祉に従事者および学生、デザイン・建築従事者および学生を中心に30名を超える参加者に対し、2015年3月のオープン以来、「as a cafe」が成し遂げてきた功績と、クリエイティブが介護・福祉業界に貢献できることをテーマに、議論が行われました。
- “KAIGO × creative”でデザインするのは、建物ではなく人々のマインド
「介護業界に対して自分の力が必要だと感じたのは業界の中と外で気持ちに大きなギャップがあること」と課題意識を紹介したマンジョットは介護職のブランディングが急務であると言及。「業界内の方々の情熱やプロフェッショナルとしての仕事の価値を発信していかないと介護業界は変わらない」とのコメントに、石本会長も先日発表された2019年10月からの「介護職員処遇改善加算」を評価しつつ、「介護の仕事が単純労働ではなく、いかにプロフェッショナルな業務であるかを我々からポジティブに発信していくことが大事」と賛同した。
「グッドデザイン賞の受賞が建物や内装のデザインではなく、コミュニティデザインの観点で選ばれたことに喜びを感じる」と岡元副代表が喜びを表すと、マンジョットは「自分はここで、人々のマインドという、目に見えないものをデザインした。日本の魅力は目に見えないものに宿っていて、介護はその塊。介護を”KAIGO”としてここ熊本から世界に発信していきたい」と語り、三者は世界でも類を見ない超高齢化社会に対しての対応を世界が注目する日本の介護・福祉業界を、熊本から世界に発信していく展望に合意した。
- as a cafeとは
人口の1/4が高齢者になる日本で、大きなテーマの1つが認知症。身近でないことから恐れられる疾患に対し、本人、家族。地域の人、そして専門の相談員が一体となりケア、啓発をするために、気軽にリラックスできる場所としてデザインされている。2017年度は7000人を超える利用者を迎え、学生とのコラボ、地域会議、アートワークなど多岐にわたる活動を実施。共同社会の実現に向けた地域拠点としても注目を集めている。 http://ayanosato.net/asacafe/
- 登壇者プロフィール
岡元奈央氏:NPO法人「あやの里」副代表。1973年、熊本市生まれ。国内航空会社の客室乗務員として勤務。2011年より現職。2015年「as a cafe」をプロデューサーとしてオープンさせる。
マンジョット・ベディ:「just on time」代表/ECD。1969年インド・ニューデリー出まれ。2歳より、世界各地を巡り、17歳で来日。トヨタ自動車などコミュニケーション戦略、制作を担当するなど、30年に渡り日本の広告業界で活躍。2017年より現職。http://jots.jp/
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