「聴き合う組織をつくる」オンライン1on1サービス「YeLL」を提供するエール株式会社がシリーズAで2億円の資金調達を実施
エール株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:櫻井将、以下「エール」)は、はたらくFUND(新生企業投資グループ及び一般財団法人社会変革推進財団)と株式会社アカツキ「Heart Driven Fund」を引受先とした第三者割当増資により、2億円の資金調達を完了しましたことをお知らせいたします。
|資金調達の背景と目的
エールは、社外人材によるオンライン1on1サービス「YeLL」を提供しています。コーチングやキャリアコンサルタントなどの有資格者をはじめ、多様な副業人材である「サポーター」(現在909名在籍)が、企業で働く人々と週1回30分ずつオンラインで話を聴きます。じっくり「聴かれる」ことを通じ、社員一人一人が、自分の抱える課題に自ら気づき、解決を図ることを支援します。また、「聴く」ことを通して見える組織状態をレポートすることで、組織内コミュニケーションの質の改善を支援します。
この度の調達資金は、プロダクト開発ならびに採用によるサービス拡充と社内体制の強化に活用し、「聴く」「聴かれる」「聴き合う」ことの価値と可能性を社会へ広げていきます。
●一緒に働く仲間を募集しています|Wantedly
https://www.wantedly.com/companies/yell/projects
●経営に効く、聴くの力 | 聴き合う組織をつくる『YeLL』のnote
https://note.com/yell4u
|「聴き合う組織」を支援する、オンライン1on1「YeLL」とは
企業にとって、人材・組織の課題は業績と並ぶ重要事項です。具体的には、社員のスキルを伸ばしたい、社員が自ら考えて動くようになって欲しい、上司も部下も対話力を高めて欲しい、といった課題感を経営者やマネジメント層は持っています。
これらの課題解決は、通常、現場の部門長や人事部に委ねられ、最終的には、上司と部下のコミュニケーションが成否を左右します。リモートワークが増えている現在、コミュニケーションのあり方はよりいっそう問われていると言えます。
解決策として「1on1」と呼ばれる上司と部下の一対一の面談を導入する企業が増えてきました。しかし、「業務が忙しく時間が取れない」「聞き役である上司がたくさん話してしまう」など、1on1の壁に直面するケースが少なくありません。
オンライン1on1「YeLL」は、利害関係のない第三者である「サポーター」が、週1回30分ずつオンラインで、社員の話を一対一でじっくり聴くことで、課題解決に貢献しています。
- 自分の考えや感情を言語化する機会が増えることで、自己理解が深まり、自律性が高まります。
- 研修と組み合わせて活用することで、得た学びの定着を図ります。
- 経営ビジョンや組織文化について考える機会をつくることで、エンゲージメント・組織力が向上します。
- 上司・部下それぞれの考えや気持ちを引き出し、レポートを通して組織内で共有することで、コミュニケーションの質を高める対話のヒントを提供します。
- 良質な「聴かれる」経験をすることで、「聴くこと」に関心が高まり、1on1力や対話力が向上します。
これらは、利害関係のない社外の第三者が聴くからこそ、もたらされる効果です。
組織に「YeLL」を導入すると、メンバーがみな、良質な「聴かれる」経験をします。その結果、上司部下や同僚同士のコミュニケーションが良好な「聴き合う組織」に近づきます。
【ユーザー活用事例】
2020年には、約8,300回の1on1セッションを提供しました。具体例をご紹介します。
●トヨタ自動車株式会社|経営層と現場をYeLLで繋ぐ組織力向上プログラム
マネジメント層が自分に対する理解(セルフアウェアネス)を深めること、またトップメッセージを自分事として受け取り、現場での行動につなげることを狙って、YeLLを導入しています。
https://note.com/yell4u/n/n9c8e956a362f
●日本たばこ産業株式会社|研修とYeLLを組み合わせた学びの定着化
集団研修コンテンツの学びを毎週のYeLLを通じて振り返り、短いサイクルで経験学習を回します。研修の画一的な内容に対し、個人の考えや気持ちを話しながら整理することで、学びの定着化を図っています。
https://note.com/yell4u/n/n7b01d9cd76a2
【サポーター】
ユーザー企業の社員の話を聴く「サポーター」は、現在約900名が登録しています。資格を取っても、そのスキルや経験、知識や想いなどを活かす場が少ないコーチングや、国家資格であるキャリアコンサルタントの方々が活躍するプラットフォームになっており、副業登録者が8割を越えています。
●話を「聴く」ことで支援する「サポーター」とは
https://www.yell4u.jp/supporter
また、ユーザー企業の社員とサポーターのマッチングには、性格アセスメントをベースとしたAIシステムを活用しています。
|出資者よりメッセージ
●はたらくFUND/新生企業投資株式会社(アドバイザー)
シニアディレクター高塚清佳さん・ディレクター山田宏弥さん
エールの事業は、一人ひとりのキャリア形成に寄り添いながら、組織の方向性を正しく理解・共有し活躍できる環境作りに資するものであり、当ファンドが目指す理念「多様な働き方・生き方の創造」に繋がるものであると確信しています。経営陣と共に、当社事業による「社会的インパクト」を測定・可視化することを通じ、インパクト投資家として事業成長を支援し伴走してまいります。
●はたらくFUND/一般財団法人社会変革推進財団 加藤有也さん
インパクト投資では、投資判断に、金銭では換算しづらい社会的なリターンも可視化して織り込みます。グローバルの投資残高は74兆円以上(*)に達していますが、日本では始まったばかりです。エールへの出資は日本での最初の成功事例のひとつとなると確信しています。エールの魅力は事業における革新性だけではなく、組織の内と外の境界線がとてもやわらかいところです。このなめらかな世界の一員として、様々な形で関わる皆さんと共に学びながら、ご支援に取り組めれば幸いです。
(*)出典:2020 GIIN Annual Impact Investor Survey
●株式会社アカツキ/Heart Driven Fund 石倉壱彦さん
人の感情や気持ちが大切になっていくこれからの時代において、人と人の繋がりやコミュニケーションが、より重要になる事が考えられます。これまでの組織作りを通じて、「話を聴く」たったそれだけの事で、コミュニケーションが改善し、個人の力を引き出され、組織が強くなる経験をしてきました。YeLLは、それを実現できるサービスであると信じています。エールの皆様と共にハートドリブンな世界の実現を目指し、一緒に旅を楽しんでいきたいです!
※公式noteに投資家へのインタビュー記事を掲載しています。宜しければご覧ください。
|取締役よりメッセージ
●代表取締役 櫻井将さん
「エールという会社が、社会に存在している理由」これを一言で表すことはとても難しいな、といつも感じています。ですが、その必要性を強く感じている仲間がエールには集まっています。株主、サポーター、業務委託、社員、パートナー、お客さま。
ここに集った仲間と共に、変化し続けるエールの存在意義を考え続けること。そして、エールが社会から与えられた役割を果たしていくこと。そのプロセスをみんなで楽しみましょう!
●取締役 篠田真貴子さん
はたらくFUNDさんは「インパクト投資」、アカツキさんは「ハート・ドリブン」。際立った個性のある2つのファンドからの投資を受けて、大いに勇気づけられました。投資検討中の議論から私は多くを学び、新しいアイディアも生まれました。これから一緒にエールの持ち味を大きく育てていけることが、楽しみです。
|会社概要
会社名 | エール株式会社 (Yell Company, Limited) |
代表者 | 代表取締役 櫻井将 |
所在地 | 〒141-0022 東京都品川区東五反田1丁目10番8号 五反田S&Lビル 4F |
設立 | 2013年6月4日 |
URL | https://www.yell4u.jp/ |
過去のプレスリリースはこちらをご覧ください。
https://www.value-press.com/corporation/43525
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