ノーコードで使えるAI外観検査の汎用ソフトウェアをリリース
個別のプログラミングを必要とせず、画像10枚から30分でAIモデルを作成
株式会社パトスロゴス(代表取締役社長:牧野正幸、以下パトスロゴス)は、AI画像解析を使った外観検査システム「DEEPS」を自社事業としてリリース、サービス提供を開始します。これまでに製造業100社を超える実証実績を重ね、簡単な画面操作でミクロン単位の欠陥まで検知することができる汎用ソフトウェアとして、製造業のDXを推進します。
製造現場では、FAをはじめとしたオートメーション化が進む一方で、外観検査は未だに人による目視検査に頼っている企業が多くあります。専用機での検査は開発コスト、運用コストがかかるのに加え新製品に展開する汎用性に欠けるため、網羅的に利用できるソフトウェアがない状況です。AIが担うべきは、人の能力を超えた予想もつかない機能ではなく、人でもできる単純化された業務をミスなく高速に動かせるものという考えから、外観検査はAIソリューションとの親和性が非常に高い領域となります。DEEPSは独自のアルゴリズムで、10枚の画像からAIモデルの作成が行え、欠陥を99%以上で検出します。
■DEEPSの開発方針 5つのコンセプト
DEEPSは、下記の5つのコンセプトに沿って新たな機能を追加開発することで、利便性の高い、進化をし続ける製品を目指しております。
1.圧倒的な検査カバー率
- DEEPSが検査可能な製品には、製品を構成する素材や、製品の材質、形、大きさなどの制約がありません。どんな製品を検査する場合であっても、画一化された手順に従って AI モデルを作成でき、製品個別に専門家を育成する必要はありません。
2.撮像の問題を吸収
- 外観検査にAI を導入しても検査精度が上がらない理由の1つに、撮像環境の問題があります。明るさや、自然光、製品に付着した塵など、様々な要因で品質は損なわれます。 DEEPS は独自開発した画像処理技術(特許取得済み)により、これらのノイズに強い、高精度な AI モデルを作成することが可能です。
3.未知の不良も検出
- Japan Quality と呼ばれる日本の製造現場において、不良品の画像を集めるのは簡単なことではありません。 DEEPS は正常品と不良品の両方を学習することで、不良の特徴に合致しないような未知の不良も検出することが可能です。
4.製造ライン改善に寄与
- 外観検査の目的は、不良品の市場への流出を避けるだけではなく、不良品が製造された原因を追究し、同じ不良が再現しないように対策することが重要です。 DEEPS は、検査結果から原因を分析し、製造ラインにフィードバックしたり、改善状況をモニタリングすることが可能です。
5.IoT時代の AI 外観検査
- DEEPSはクラウドベースの AI 外観検査ソリューションへと進化します。製品の画像があれば、どこからでも AI モデルの作成を行うことができるため、例えば導入後であっても空き時間や片手間で、別の製品の学習を手軽に試してみることができます。
■ノーコードでAIモデルを利用
欠陥検知のための最適なAIモデルを作成するのに、専門的な知識や技術は必要ありません。検査対象となる画像を取り込み、傷をクリックで特定(アノテーション)していくだけで、DEEPSが60個のAIモデルを作成、その中で最適なモデルを1つ自動抽出してくれます。
【アノテーション画面】
【学習モデルの表示】
■【業界別】製品紹介オンラインセミナーのご案内
外観検査と言っても製品によりその特色は多種多様です。検査対象となる製品を素材別に分けて、DEEPSでどのようにモデル作成から学習、検査まで行うかを一連のデモンストレーションで説明いたします。
タイトル:
【業界別】見つけにくい傷 AIが代わりに検査します
日時:
2021年5月21日~ 毎週金曜(全4回)
対象 | 日程 | 時間 | 内容 |
ゴム | 2021年5月21日(金) | 11:00-11:40 | 製品デモ、質疑 |
樹脂 | 2021年5月28日(金) | 11:00-11:40 | 製品デモ、質疑 |
金属 | 2021年6月4日(金) | 11:00-11:40 | 製品デモ、質疑 |
全般 | 2021年6月11日(金) | 11:00-12:00 | 4月開催時のビデオ配信 (プレゼン、デモ、質疑) |
開催場所:
zoom
- デモンストレーション(約20分)サンプル製品を使いDEEPS実演のご紹介を行います。
- 質疑応答(約20分)チャットで投稿いただいた質問に順次ご回答いたします。
下記URLよりお申込みください。
URL:https://www.deeps.pathoslogos.co.jp/event
■株式会社パトスロゴスについて
パトスロゴスは、株式会社ワークスアプリケーションズの創業者で元CEOの牧野正幸が、企業のデジタルシフトをけん引するために2020年10月に設立されました。設立後、最初の事業としてこのDEEPSによる製造業の業務改善を推進してまいります。
■会社概要
会社名:株式会社パトスロゴス
資本金:58,000,000円
設立:2020年10月
代表者:牧野 正幸
本社:〒107-0062
東京都港区南青山 3-1-3 スプライン青山東急ビル6F
Tel.03-4567-6510
主な事業:
・DXに寄与する自社製品の研究開発とサービス提供
・BtoBビジネスを展開するベンチャー企業への経営支援
・優秀なビジネスパーソンの輩出
会社HP:https://www.pathoslogos.co.jp/
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