ブランド主導のECリユース市場を構築するFree Standard、流通ソリューション「Retailor(リテーラー)」を提供開始&プレシリーズAで累計5.4億円の資金調達を実施

メーカー・ブランドが自社ECサイト上に二次流通市場を構築可能。サーキュラー・エコノミーの推進を目指す

 「新たな消費のフリースタンダードを創造する」をミッションに掲げるFree Standard株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:張本貴雄)は、消費財の一次生産者であるメーカー・ブランドが自社ECサイト上に「お試し」・「リユース」の機能を実装して独自の二次流通市場を構築できる流通ソリューション「Retailor(リテーラー)以下、リテーラー」を正式に提供開始します。また、併せて、ANRI、千葉道場、グローバル・ブレインとヤマトホールディングス(以下、ヤマトHD)が共同で設立したCVCファンド「KURONEKO Innovation Fund」、D4V、その他投資家を引受先とする累計5.4億円の資金調達を実施したことをお知らせします。

 これにより、大量生産・価格崩壊・大量出品(転売)など多くの課題を抱える小売業界において、ブランドの収益性を改善しながら継続的にサーキュラー・エコノミーを推進していくことに貢献して参ります。

◆サービスサイト:https://freestandard.co.jp/retailor
 
  • 「Retailor(リテーラー)」とは/特徴
1.メーカー・ブランドが二次流通市場を収益化
「リテーラー」は「自社ECサイト上に」お試し・リユース機能を実装できる点が大きな特徴です。外部のプラットフォームに出すわけではないため、お試し注文の売上やリユース品の販売分が、ブランド側に還元されていきます。つまり、二次流通市場から一次生産者のブランドが新たな収益を生めるようになります。

2.メーカー・ブランドが新たな顧客層にリーチ可能
「購入するorしない」ではなく、「購入するorお試しする」という選択肢を、また、「新品購入」に加えて「リユース購入」という選択肢を提示することで、今まで購入に至らず離脱していた消費者にリーチすることができます。さらに、このデータは自社内に蓄積されていき、貴重な資産に変わります。

3.商品のLTVを最大化
従来の消費活動では、商品を一度販売した時点で完結していたブランドと消費者の関係が、「お試し商品の返却」「販売商品の回収」によって、何度も繰り返し販売することが可能になります。LTVという概念は、これまで「顧客」に使われる概念でしたが、リテーラーは商品にもLTVという考え方を適用し、商品という資産の価値を最大化します。​
 
  • 「リテーラー」開発の背景
 コロナ禍の影響もあり、ECマーケットは更なる拡大傾向となり、あらゆるものがネットで買える便利な時代になりました。一方、ECの広がりに起因する激しい価格競争や業界構造の変化に伴い、メーカー・ブランドに新たな課題も生まれてきています。特に新品(一次流通品)の流通においては、外部のECプラットフォームへの販売比率が高まったことで、割引価格での販売が常態化し、粗利率の悪化を招きました。さらに、メーカー・ブランドにとって重要な顧客情報が蓄積されず、長期的な成長戦略を描きにくくなっている実態があります。また、割引価格で商品を購入した消費者が二次流通市場に出品(転売)をすることで、新品の販売数が伸び悩む悪循環も生じています。

 このような状況の中、Free Standardは、「すべての流通を、自社に。」をプロダクトプロミスとし、 良質なモノづくりを実践しているブランドが運営する自社ECサイトへ「お試し」・「リユース」機能をカンタンに実装できる「Retailer(リテーラー)」を開発いたしました。「リテーラー」によって、これまで販売時点で完結していたブランドと消費者の関係を永続的なものに変え、商品が自社流通内で繰り返し売買されることで、サーキュラー型のマーケット展開を可能にします。

  • 「お試し」機能とは
 リテーラーの「お試し機能」とは、ブランドの自社ECサイト上で「購入する」だけでなく「試してから購入する」という新しい購入体験が可能になる機能で、運営に不可欠な配送・在庫管理・クリーニング・保管・カスタマーサポートといった機能までリテーラーが提供するサービスです。

 現在、自社ECサイトに訪れる99%の消費者は、「未購入」という選択をしています。
この未購入を選択したユーザーは、「色合い」や「サイズ」、「お得感」など様々な不安を抱えて購入を諦めてしまった消費者です。
消費者が一番求めていることは、「買い物に失敗したくない」という至ってシンプルなニーズ。
お試しする(購入する前に、一定期間自身の生活の中で商品を使用する)ことができれば、消費者は購入するか否かを適切に判断でき、最大の購入障壁となっていた買い物の失敗をゼロにすることができます。

 導入は非常にシンプル。サイトのHTMLコードにたった一行の専用タグを埋め込むだけで、自社ECサイトに「お試し」ボタンを表示。運営のバックエンド業務も「リテーラー」に任せることができ、お試し注文に関わる顧客データはすべて自社に蓄積されていく仕組みです。

  • 「リユース機能」とは
 リテーラーの「リユース機能」は、ブランド独自のリユースサイトを構築し、リユース品の取り扱いに不可欠な商品収集・真贋確認・商品メンテナンス・保管・撮影・登録といった機能までリテーラーが提供するサービスです。

昨今、消費財の大量廃棄が世界的な問題となり、生産者に対応を求める声が強くなっています。例えばアパレル業界では、現在、世界で販売されている衣服の60%以上が廃棄処分されており、日本国内でも商品の在庫消化率が50%を切るなど、大量の廃棄が生じていると指摘されています。

 小売業界はこうした社会的背景を踏まえ、従来型の「大量生産・大量消費・大量廃棄」の一方通行(リニア)型のビジネスモデルから、「適量生産・適量購入・循環利用」により、廃棄する商品を減少させる循環(サーキュラー)型のモデルへの移行を迫られています。そんな循環型消費をブランド独自で提供可能にするためにリテーラーの「リユース機能」を開発いたしました。

 

 
  • 資金調達実施概要
 Free Standard株式会社は、ANRI、千葉道場、グローバル・ブレインとヤマトH Dが共同で設立したCVCファンド「KURONEKO Innovation Fund」、D4Vその他投資家から累計5.4億円の資金調達を実施致しました。調達した資金をもとに「リテーラー」の開発、ソフトウェアエンジニア、事業開発、コーポレート等幅広い職種の新規採用による組織体制の強化をしてまいります。

 ANRI、千葉道場は最も初期からの投資家として、資金に加えて各種経営支援をいただいております。

 グローバル・ブレインには、「KURONEKO Innovation Fund」の国内初の投資先(2021年1月にJ-KISS型新株予約権で出資済み)に選定いただき、各種経営支援をいただいております。そして、ヤマトグループには、引き続き「リテーラー」の効果的な運営に不可欠なロジスティクスの支援をいただく予定です。

 プレシリーズAラウンドから出資いただいたD4Vは世界的なデザインコンサルティングファームIDEOとパートナーシップを結ぶVCです。弊社サービスのUI/UX向上や、デザイン経営の推進における連携を図るため、資本参画いただきました。

今後も事業シナジーを重視したパートナーシップを拡大していきます。
 
  • 会社概要
所在地:東京都世田谷区用賀4-28-11
設立:2020年8月7日
代表者:代表取締役CEO 張本貴雄
URL:https://freestandard.co.jp/
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