「さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト」園内で気分転換促進スマホアプリMood実装の「心のデータ」計測・分析機能を活用した実証実験を開始します

関東最大級のイルミネーションイベント「さがみ湖イルミリオン」開催中に来園者のアトラクション体験前後の「心の状態」データを計測・分析

株式会社Safamii

株式会社Safamii(本社:神奈川県横浜市西区、代表取締役:小平 裕、以下「当社」)は、2024年2月23日(金)から25(日)まで「さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト」で、当社提供のスマートフォンアプリ、Mood(※)を活用した「アトラクション体験が来園者の心理状態にもたらす効果」を計測・分析する実証実験を実施いたします。

本実証実験を通じてサービスのデータ計測・分析精度の向上だけでなく、体験価値を「感情」という側面から可視化・情報発信することで、より多くの方が健やかに過ごせる社会を実現したい、という思いから実施を行うものです。

※Mood(ムード):気分転換促進のためのスマホアプリ。位置情報や気分など自分に適した体験探索機能、その体験が心に与えた度合いをユーザーの主観及び音声解析技術を用いた独自のアルゴリズムで計測・分析する機能を実装しています。

■実証実験の目的と背景

本実証実験は「アトラクションの体験前後」の心の変化を計測・分析することで、体験が与える気分転換度合いを数値化し、一人一人の心の健康に繋がる情報として発信する目的で実施いたします。


実証フィールドである「さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト」は、水とみどりに囲まれた自然豊かな環境にあり、特に心をときめかせ、癒す効果として知られる”イルミネーション”のイベント「さがみ湖イルミリオン」の開催期間であることから、より特定の体験が来園者の心理状態に与える影響度を計測しやすい機会であると捉えています。

実験を行う背景に、当社の解決したい社会課題である「ストレスや不安を抱える方の増加」という点がございます。厚生労働省「患者調査*1 」によると「心の病による通院・入院人口」が約420万人近くまで増加していると指摘される一方、日本では文化的背景や社会構造の背景から欧米・北欧に比べて、一人一人が自らの心のケアを行う習慣が根付いているとは言い難い状況があり、歯止めをかけない限り更に増加していく傾向にあると予測されます。

当社はこのセルフケアのアプローチを「環境を変えることで結果的に心に意識が向くような仕掛け」にフォーカスしてサービスの企画・開発を行っており、位置情報や気分、空き時間などで気分転換に繋がる「体験」を提案する機能や、そこでの心の変化をデータ計測・分析する機能を持ったサービスを企画・開発いたしました。
なお本実証実験は、相模原市が実施する「相模原アクセラレーションプログラムWell-being in SAP2023」の一環として実施し、実証実験の協力先として相模湖リゾート株式会社と連携しています。


1:患者調査:https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/10-20.html

写真提供:相模湖リゾート株式会社

■実証実験の概要

期間:2024年2月23日(金)~2月25日(日)
実施時間帯:11:00~14:30、16:00~19:30の2部制
場所:さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト園内「お山のかんらんしゃ」横特設ブース
被験者:「お山のかんらんしゃ」に乗車される方
※ご協力いただける方にはノベルティとして「星形グミ」をプレゼントさせていただく予定
※数に限りがあるため、景品が変更になる場合がございます

内容:
本実証実験では、気分転換促進アプリ「Mood」に実装されているユーザーの心理状態の計測・分析機能を活用し、来園者が「お山のかんらんしゃ」を体験する前後の心理状態を測定することで、体験そのものが与える気分転換の即効性評価を行います。特に16:00以降は園内にイルミネーションが点灯するため、イルミネーション点灯時とそれ以前での計測および比較を行うことで、イルミネーションが来園者の心に与える影響のデータ取得・分析を行って参ります。

※「お山のかんらんしゃ」について:園内の標高420mに位置する観覧車。山の上からは遊園地や相模湖、晴れた空気の澄んだ日は富士山も見えることもある見晴らしの良いローケーションにあり、当該アトラクションは以下の観点から実証実験場所として選定を行いました。
・相模原の豊かな自然環境を一望出来る環境
・観覧車ならではのプライベートで落ち着ける空間


検証項目
①:体験そのものが与える心理効果の計測による気分転換の即効性評価
②:「通常時とイルミネーション時」の体験の比較による気分転換の即効性評価
その他:取得データから以下を分析
③:気分転換に繋がったか否かの主観/客観評価の差分・傾向把握

写真提供:相模湖リゾート株式会社

■Moodの計測・分析機能について

 Moodは次の4つの指標「落ち着き、爽やかさ、穏やかさ、バイタリティ」が調和の取れている状態をユーザーの心が充足している(=気分転換が十分に出来ている)状態と定義しています。いずれも「50」を平常として高ければ高いほど数値が良い状態、悪ければ悪いほど数値が悪い状態を指しております。例えば「落ち着き」の指標で「70」の数字が表示された場合は心が一定程度落ち着いている状態、「30」の数字が表示された場合は焦りが生じている、怒りの感情など乱れが生じている状態を指します。

 本実証実験では4つの指標について、被験者の方の「主観」に基づいて選択いただく上、画面の文字を読み上げていただくことで声の周波数から感情を解析し、その結果を融合させた独自のアルゴリズムを開発し、気分転換が十分に出来ているかどうかが総合点で表示される仕組みを活用します。本実証実験にご協力いただく方から観乗車の乗車前後の結果をデータ収集することで、4つの指標「落ち着き、爽やかさ、穏やかさ、バイタリティ」のどの指標の反応度が高いかの傾向の把握や、観覧車への乗車体験が気分転換効果にどの程度影響しているかを分析して行きたいと考えております。

(株)Safamii社作成

[来園者が計測・分析するにあたっての手順]

スマホ上にMoodをダウンロード・登録しログイン(iOS/Android共に対応)
・STEP1:体験ページのセルフチェックボタンを選択
・STEP2:4つの指標について、自らの状態を「主観」に基づいて選択
・STEP3:「音声解析」ボタンを押したのち、スマホに向かって画面記載の文字を読み上げる形で発話を促す
 ※体験前:“これからこのスポットでリラックスしたいと思います”
 ※体験後:“これからこのスポットでのリラックスを終えたいと思います”
・STEP4:STEP1と同じ4つの指標について、音声の周波数解析(※)による計測結果が表示
・STPE5:「分析」ボタンを押すと、Mood独自のアルゴリズムで総合指標として「心地良さ度」が表示
※音声解析エンジンは、技術提携先である「リスク計測テクノロジーズ株式会社」より”motivel”の技術供与により実装。

(株)Safamii社作成

■今後の展開

 当社では今次の実証実験を通して、体験がユーザーの心理状態に与える影響についての計測・分析サービスとして「Mood for City」の開発を推進して参ります。テクノロジーの発展により、技術を使って都市の問題を解決し、人々の生活の質を高める取り組みとして「スマートシティ」が注目される中「住む人・暮らす人にとっての心地良さ」を感情の側面から可視化・発信する仕組みとして多くの企業様や自治体に利用されるよう事業開発を進めて参ります。


株式会社Safamiiについて

 「心地良い瞬間との出会いを、すべての人に。」をビジョンに掲げ、ストレスや不安を抱えた人の気分転換促進サービスの企画開発・提供を行っています。「頭と心を空っぽにする時間を過ごせるサービス」をキャッチコピーとして2023年7月にMoodのテスト版をローンチ。自分に合った”環境を整える”提案を通してユーザーのネガティブな感情の解消およびパフォーマンス向上を目指しています。

[テスト版では次の2つの機能を実装]
(1)位置情報やマップ、自分のなりたい気分に合わせた環境の探索機能
(2)当社独自のアルゴリズムによるユーザーの心の状態のデータ計測とログ化機能
本年度は既存アプリ内に「心を空っぽにするためのガイド」を音声配信で提供予定(一部有料)

[アンケートによるテスト版利用者からの声]

(株)Safamii社作成

 Moodは今後ユーザー向けのサービスとして本リリースを目指しつつ、健康経営を推進する企業および従業員に向けたサービス開発を予定しています。
 また、Moodを活用した取組みの一環で、行政・自治体、民間事業者と連携し「まち・地域の中のスポット、体験」の心地良さを計測するプロジェクトとして「Mood for City」の企画・開発を推進して参ります。今回の実証実験を皮切りに複数のフィールドでの計測・分析を予定しMood for Cityのリリースを目指して参ります。


【Moodについて】

▼Mood ダウンロード用URL
【App Store】:https://is.gd/OzZ6xf
【GooglePlay】:https://is.gd/25019I


【会社概要】
株式会社Safamii
本店:〒 220-0011 神奈川県横浜市西区高島2-10-13横浜東口ビル509
支店:〒252-0131 神奈川県相模原市緑区西橋本5-4-21 DESK10
代表取締役:小平裕
創業:2021年7月1日
設立:2021年1月29日
事業内容:
・自社アプリケーションMoodの開発、提供
・受託開発、コンサルティング 等
HP:https://safamii.com/

【技術連携企業の概要】
リスク計測テクノロジーズ株式会社

事業内容:
人々が安心して暮らせる社会を作るため、リスク管理ソリューションを提供しています。データアナリティクスでリスク事象の発生可能性を予測し、コストパフォーマンスに優れたリスク管理を実現します。声だけ3秒でモチベーションを可視化する「Motivel」、眠気リスクを検知する「Sleepy Meter」等の音声解析エンジンを開発・提供しています。また、コンプライアンスやガバナンス面でのアドバイザリー業務も多く手掛けています。
HP:https://rimtech.co.jp/

<問合せ先>
株式会社Safamii
神奈川県横浜市西区みなとみらい3−7−1
info@safamii.com(窓口担当 小平)

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会社概要

URL
https://safamii.com/
業種
情報通信
本社所在地
神奈川県横浜市西区高島2-10-13 横浜東口ビル509
電話番号
-
代表者名
小平裕
上場
未上場
資本金
-
設立
2021年01月