ACC-CNFのエレクトロニクス分野への応用
~電子部品の接合部材への適用~
当社の水中対向衝突法(ACC法)で製造したセルロースナノファイバー「当社商標名nanoforest®」(以下CNF)が、松尾ハンダ株式会社製造のソルダペーストの添加剤として採用されたことをお知らせいたします。
【お問合せフォームはこちら】 http://www.chuetsu-pulp.co.jp/cellulose/1778
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エレクトロニクス製品は、多くの電子部品によって構成されており、電子部品と電子回路をつなぎ合わせる部品接合部材として、はんだが広く採用されています。
近年、電子機器の開発は、高性能化、小型化、高出力化の方向へ移行しつつあります。これに伴い、はんだ接合部における品質の要求が高まっています。はんだ接合部の代表的な品質特性として、接合部の外観形状不良(ダレ等)、接合強度特性、内部欠陥(ボイド)、腐食などが挙げられます。さらに電子製品の長期連続使用において、ヒートサイクルによる疲労破壊が顕在化しており、耐温度サイクル特性の要求も高まっています。
松尾ハンダ株式会社(本社:神奈川県大和市)は、当社CNFを添加したはんだ付け材料の開発を進められ、このたび、ソルダペーストの添加剤として採用されました。CNFを添加したソルダペーストは、金属粉の流動性及び揮発ガス吸着性能等が改善し、以下の効果が期待できます。
・ダレ低減による外観形状不良の改善
・はんだ内部の金属結晶組織の微細化による接合強度向上
・流動性改善による内部欠陥(ボイド)低減
今後、様々な分野でますます電子制御化の加速が予想されております。高い品質を要求される電気自動車や各種精密機器等での更なる応用・実用化が期待されます。
<お問い合わせ先>
開発本部 ナノフォレスト事業部 富山県高岡市米島282
TEL. 0766-26-2472
専用問合せフォーム http://www.chuetsu-pulp.co.jp/cellulose/1778
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