B2B企業のWebサイトを見込み顧客との「コミュニケーションの場」へ変えるWeb営業・訪問者分析プラットフォーム「Quicker（クイッカー）」のβ版をローンチ

〜アプリコット・ベンチャーズより3,000万円の資金調達を実施〜

Quicker株式会社

2021年8月18日 09時30分

9seconds株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役CEO：渡邊将太）は、B2B企業のWebサイトを見込み顧客への「情報提供の場」から見込み顧客との「コミュニケーションの場」へ変えるWeb営業・訪問者分析プラットフォーム「Quicker（クイッカー）」のβ版の提供を2021年8月18日（水）より開始致しました。また、アプリコット・ベンチャーズ（本社：東京都渋谷区、代表取締役：白川智樹）より3,000万円の資金調達を実施致しました。

Quicker（クイッカー）の詳細はこちら：https://quicker.app/

Quicker（クイッカー）は「問い合わせフォームに入力された見込み顧客の情報をCRMで確認し、電話でアプローチをする」という従来のセールス/マーケティングプロセスを効率化するWeb営業・訪問者分析プラットフォームです。自社のランディングページを閲覧している企業を可視化し、リアルタイムでメッセージが送付できる「Quicker Chat」、電話番号を聞かずに音声による通話や画面共有を行うことができる「Quicker Connect」、ターゲット企業が自社のWebサイトに訪問した際に、Slackやメールで通知をしてくれる「Quicker ABM」、見込み顧客との日程調整を自動で行う「Quicker Meeting」といった機能により、見込み顧客が求める最適なタイミングでパーソナライズされた情報提供を素早く行い、売り手と買い手の双方向をご支援します。

Quicker（クイッカー）の機能

①　Quicker Chat
自社のランディングページを閲覧している見込み顧客をリアルタイムで閲覧できます。その中にターゲット企業があればこちらからチャットを通じて、ダイレクトメッセージを送付することが可能です。

②　Quicker Connect
問い合わせやダイレクトメッセージに返信があった見込み顧客と、その場で通話と画面共有機能を使い、商談やヒアリングを実施できます。

③　Quicker ABM
ターゲット企業が自社のWebサイトに訪問した際、担当の営業担当者にSlackやメールで通知を送り、ABM（アカウント・ベースド・マーケティング）を促進させます。

④　Quicker Meeting
Quickerの自動対応ボットが見込み顧客からのお問い合わせ対応や資料請求の返信、営業担当者との日程調整を自動で行います。

※上記の一部機能は特許を出願中

Quicker（クイッカー）は従来の「顧客が情報を問い合わせフォームに入力」→「CRMに情報が登録」→「インサイドセールス担当者が架電し、状況をヒアリング」→「アポイントの打診」→「営業担当者が後日、商談」というセールス/マーケティングプロセスを大幅に効率化するプロダクトです。顧客の問い合わせから営業担当者の初回のアプローチまで、平均して42時間かかっているこのプロセス（※1）を最短1分に短縮することが可能になります。

Quicker（クイッカー）のβ版リリースの背景

〜「問い合わせフォームに顧客が情報を入力」→「営業担当者が電話」という従来のセールス/マーケティングプロセスを刷新する〜

新型コロナウイルスの感染防止対策によるリモートワークの普及や営業組織の生産性向上に注目が集まっているのもあり、B2B企業のセールス/マーケティングプロセスの効率化が急速に進んでおります。一方で、B2B営業（インサイドセールスも含む）と顧客との初回のコミュニケーションの手段は「問い合わせフォーム」に入力された情報を基に「電話」や「メール」でアプローチするのがメインで、このコミュニケーションの手段に大きなイノベーションは長年、起きておりません。

今後、営業である「売り手」では無く、顧客である「買い手」の方が潤沢な情報を持ち、B2B商材の購買の約80%がデジタルチャネルで行われる時代（※2）において、

・顧客の意図とは関係無しに役職や電話番号等の個人情報を入力しなければならない
・電話というオフラインのツールでヒアリングとアポイントの打診をしなければならない
・営業担当者と小一時間のミーティングをしなければ、プロダクトの有用性が理解できない

上記の様なセールス/マーケティングプロセスは買い手である顧客にとっても、売り手である営業にとっても最適な購買プロセスでは無いと考えております。

今回、弊社がリリースした「Quicker（クイッカー）」は、CRMや顧客データベースに蓄積されたデータを基に、自社のWebサイトに訪問した見込み顧客の状況や関心度に合わせてパーソナライズされたコミュニケーションをQuickerが自動で即座に行い、売り手と買い手がシームレスにコミュニケーションを始められるプロダクトを目指しております。

アプリコット・ベンチャーズの白川智樹氏よりコメント

渡邊さんとは、デライト・ベンチャーズさんと共催の起業支援プログラム「Springboard」で出会い、出資させていただきました。起業前の構想段階からお話を聞かせていただき、複数回の検証を経て、「Quicker（クイッカー）」のβ版リリースに至っていますので、とても感慨深いです。すでに顧客の皆様からのご反響、熱いご要望を多数頂いているとお聞きしていますので、ここから一層プロダクトが進化していくのを楽しみにしております！

代表取締役CEO渡邊将太よりコメント

B2Cの世界では「個々人の意向に沿い、パーソナライズされたオンラインでの購買体験」が当たり前に普及しております。しかし、現状のB2Bの購買プロセスには個々人や企業毎にパーソナライズされたオンラインの体験がまだまだ少なく、テクノロジーが介在する余地は数多くあります。freeeやDropboxでのインサイドセールスや営業担当者としての経験を活かし、B2Bの購買プロセスに変革を起こすプロダクトを自ら作り、テクノロジーの力で売り手であるB2Bの営業担当者と買い手である顧客のご支援ができれば、それほど楽しいことは無いだろうと思い、Quicker（クイッカー）の開発に至りました。B2B営業やインサイドセールスの業務の、楽しさ、辛さ、やりがいを「現場」で理解した自分だからこそできる領域だと自負しており、「電話」や「メール」に続くB2Bの新たなコミュニケーションチャネルをQuicker（クイッカー）を通じて創造することにチャレンジしていきたいと思っております。

Quicker（クイッカー）の今後の展開と資金用途

調達した資金でエンジニアの採用を強化し、ボットのカスタム機能、レポート機能、各種CRMとの連係、ABM（アカウント・ベースド・マーケティング）をご支援する機能の開発に取り組み、まずはB2B企業のWebサイト上に存在する「問い合わせフォーム」をアップデートするプロダクトを目指します。

会社概要

社名：9seconds株式会社
代表取締役CEO：渡邊将太
事業内容：Web営業・訪問者分析プラットフォーム「Quicker（クイッカー）」の開発・販売
設立：2020年4月30日
所在地：東京都渋谷区東2丁目25-3 GUILD SHIBUYA 5F
企業URL：https://www.9seconds.jp/

Quicker（クイッカー）の詳細はこちら：https://quicker.app/