茹で卵の殻を切れるジルコニアの卵立てでMAKUAKEプロジェクト開始【株式会社ZIKICO】
トロトロ、ホカホカの茹で卵を食べるための卵立てを開発します。
料理の本当の風味がわかる、ジルコニア・セラミックス製フォーク、ナイフ、スプーンなどのカトラリーを製造する株式会社ZIKICOが、マクアケでジルコニア製の卵立てのプロジェクトを開始しました。
期間:2021年12月21日10時~2022年2月20日18時
URL:https://www.makuake.com/project/zikico/
期間:2021年12月21日10時~2022年2月20日18時
URL:https://www.makuake.com/project/zikico/
ゆで卵は、美味しく茹でるべきであって、殻を剥きやすく茹でるべきではありません。
普通の茹で方は、殻を剥きやすくするために高温で表面を固くして、素早く冷やして中身を縮めるようにします。茹でる前に冷蔵庫に長く保管すると、水分の蒸発で中身が小さくなり、剥きやすい茹で卵になります。
しかし、それは美味しい作り方ではありません。カラを剥く作業をなくせば、新鮮で、柔らかく、温かい茹で卵を食べられます。ZIKICOは、殻にスプーンが入る大きさの穴を開けられるエッグスタンドを開発します。殻から直接に食べるので、殻を剥く作業がなくなります。
市場には殻に穴を開ける道具もありますが、それらは専用の道具です。テーブルの上に置いたままにするにも、収納するにも邪魔です。本プロジェクトでは、金属よりも硬いジルコニアの特徴を活かして、エッグスタンドに殻を切る刃を追加し、エッグスタンドとシェルカッターを一体化します。テーブルの上にあっても違和感がなく、重ねられるので家族分あっても収納場所に困りません。
マクアケのリターンには、ジルコニア製SUMUスモールスプーンとのセットのコースを用意しました。卵は、金属の風味を強く感じさせる食材です。ジルコニアのスプーンであれば、金属の風味がしません。
会社紹介
ダシの味見をしたとき、スプーンを使うよりも器から直接口にした方が風味を強く感じました。それによって、金属臭が風味を隠していると気づきました。金属が酸化作用によって脂質を分解し、金属臭を発生させるからです。とはいえ陶磁器や木のスプーンは、使いづらかったり耐久性がなかったりします。そこで、金属よりも高い強度を持つジルコニア・セラミックスでのカトラリーの製作を決意しました。
大量生産前提のプラスチックの加工法を応用したジルコニアの加工法は、型の中に原料を流し込む際のコントロールが難しく、製品にシワができます。その問題に対して私たちは、この技術を「手工業」と捉え直して挑みました。一般的には一つの型から同時に複数の製品を作りますが、私達は一つだけにして、加工時間も長くして解決しました。自動で製品を型から剥がす機構も、製品に傷をつけてしまうため設置せず、一つ一つ手で取り出すことにしました。それに続く焼成の工程で起こる、陶磁器の場合よりも大きな変形に対しては、試作を繰り返すことで専用の台座を開発してコントロールしています。いずれはジルコニアのカトラリーで、世界中の人に料理の本当の味を知ってもらいたいと思います。
受賞履歴
2017年 グッドデザイン賞、JIDAミュージアムセレクション賞(日本)
2019年 iFデザインアワード(ドイツ)、A’デザインアワード金賞(イタリア)
2021年 世界発信コンペティション技術優秀賞(東京都)、JIDAミュージアムセレクション賞
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