《野沢温泉蒸溜所にYONEDA ISAMU (サム ヨネダ)が蒸溜責任者として参加することを発表》

Nozawa Onsen Distillery株式会社

《野沢温泉蒸溜所》(本社:長野県下高井郡野沢温泉村豊郷9394、代表取締役フィリップ・リチャーズ)は、北信州 野沢温泉村の美味しい山の水を使った、ウイスキーやクラフトジンの製造を始めるため「野沢温泉蒸溜所」を建設、2022年内に製造開始を予定している。野沢温泉村の中に、蒸溜所ができるのは初。信州の素材を使った蒸溜酒を製造するため、ISAMU YONEDA (サム ヨネダ)が蒸溜責任者としてチームに参加することを発表しました。
 

 

ISAMU YONEDA (サム)プロフィール
2012年 ロンドン大学SOAS卒業
2012年 KMO総合調査 株式会社 入社
2013年 日本茨城県へ移住、株式会社 インタラック 入社
2015年 木内酒造合資会社 入社
2021年 野沢温泉村へ移住、Nozawa Onsen Distillery 株式会社 入社

野沢温泉蒸溜所に参加した理由:
私自身が、日本人とスコットランド人の両親から生まれ、人生の大部分をイングランドで過ごしました。そのアイデンティティーが、蒸溜家になるというキャリアに大きく関わっています。

日本側の家族は、曽曽祖父が、今でいう『日本のカレー』が存在しない時代に、ハーブやスパイスを最初にブレンドし日本風にアレンジした人物の一人です。また、スコットランド側の家族は、ウイスキーの名産地であるキャンベルタウンの出身です。この家族の歴史と両国の文化が、私のキャリアに大きな影響を与えました。

野沢温泉蒸溜所のチームは、世界で盛り上がりを見せるクラフトジンやウイスキーマーケットの中で、野沢温泉村の美味しい水を活かして新たな価値を付加できるような理想的なチームだと感じています。

私が参加する前、蒸溜所計画の初期段階から、野沢温泉村の魅力を表現するための製造方法や、革新的な製造に向けての構想についてすでにチームで取り組んでいました。

私が日頃から理想と考えていた製造方法で、ジャパニーズウイスキーの蒸溜所ではまだ使っていないマッシュフィルターや、これとセットになるハンマーミルなど、日本のウイスキー製造工程ではとても珍しい機材の導入を検討しており、既定概念にとらわれない製造プロセスも早くから計画していました。

このような環境であれば、私が思い描いていた理想的な蒸溜酒製造が可能となると感じました。

野沢温泉蒸溜所の取り組みについて:
野沢温泉蒸留所が導入した機材は、豊かなテイストプロファイルを作り出すために、様々な穀物の素材の魅力を最大に活かせる抽出を可能にする機材です。チームに参加した後は私自身も工場の設計の最終化や機材選定に関わり、チームと協力しながら準備を進めていくことで、まさに理想的な蒸留酒を作る環境が出来上がっていると日々感じています。

まだ始まったばかりのプロジェクトですが、使用する穀物や植物の選定、樽の調達などにいたるまで、日本や世界で活躍する蒸留者、醸造者、生産者の方々にサポートして頂きながら、生産準備を進めています。

このようなプロセスも含め、私たち野沢温泉蒸留所が製造するこだわりの蒸溜酒の美味しさを構成し、多様性と味の深みに繋がっていくと確信するとともに、それを実現させるこのチームに参加できたことをとてもワクワクしています。

【URL】https://nozawaonsendistillery.jp/

野沢温泉蒸溜所 完成イメージ

 


なぜ野沢温泉村でなくてはならないのか?
私や私の家族にとって、この野沢温泉村に来たことは、まさにLIFE CHANGING EXPERIENCE(人生を変える経験)でした。

私は、前々から家族が幸せな環境の中、豊かに成長するために、国際的なコミュニティの中で、健康的で自然に恵まれた環境を探していました。

この野沢温泉村はまさにそのような場所だと感じています。

そして、蒸溜酒の世界では、多くの人がもっとも重要なのは「水である」と教えられてきました。

この村ではどこにいても、流れる川の音が聞こえてきます。

名水と謳われている湧き水がいくつもあり、50年以上の時間をかけて湧き上がる、豊かでまろやかな湧き水を飲むことで、歴史や生命を感じることができるのです。

私は以前、7年間ほど海辺に住んでいましたが、この村を訪れたことで橅の群生する山が作り出す美味しい湧き水や、豊かな小川が流れ、気持ちの良い循環を感じることが、どれだけ心を癒してくれるのかという事を思い出す事ができました。

この素晴らしい環境の中、野沢温泉蒸溜所プロジェクトのためにチームに参加し、家族で移住することになり、ユニークな村の歴史やエッセンスを理解しながら、高品質な蒸溜酒製造を進めていくことがとても楽しみです。

チームにはさまざまなバックグラウンドを持つメンバーがいて、常に挑戦的な新しいアイデアを持っています。

ここ野沢温泉村で、私は今まで学ばせていただいた経験と、私自身の国際感覚と多様性を活かし、少量生産にはなってしまいますが、豊かな美味しさ、フレーバープロファイルを生み出し、世界的にも影響力のある蒸溜所になれるように努力していきたいと思います。

野沢温泉の季節について
訪れる前までは、野沢温泉村は国際的にも有名なスノーリゾートというイメージから、「主に冬に訪れる場所」という印象でしたが、私が初めて野沢温泉村に訪れたのは初雪が降るずっと前の秋、10月でした。

その時に、この野沢温泉村の魅力に取りつかれました。

山、森、川に囲まれた緑豊かな風景。それは、一瞬にして故郷のスコットランドを思い起こさせるような風景でした。

家族と一緒にゆっくりとウインターシーズンは雪で覆われている山を登り、豊かな森の中を歩いていると、土や草木のなんとも気持ちのいい香りが漂っていました。

特に、山頂の橅の群生林では、橅の葉が時間をかけてミルフィーユ状に幾重にも重なることで、雪解け水が時間をかけてゆっくりと山に浸透し、50年ほどの歳月をかけて湧き水になるまでのフィルターになっていると聞き、「なぜ野沢温泉の湧き水がこれほど美味しいのか」を五感で感じることができました。

 蒸溜責任者としてYONEDA ISAMU(サム)が参加したことについて
(野沢温泉蒸溜所社長 デビッド・エルスワース)


今から4年以上前、野沢温泉村にあるウイスキーバーで、一緒に野沢温泉村に移住した数人の友人や地元の友人たちと静かにお酒を飲みながら、「この野沢温泉村の美味しい水を活用した蒸溜所を始めること」を思いつきました。

どんな壮大な冒険でも同じですが、コンセプトを思い描き、それを現実のものにするためには、時間も努力も惜しまずに一生懸命になれるものです。 

そして、長い時間をかけて作られたその時の夢がいよいよ形になり、サム(ISAMU YONEDA)が蒸溜責任者として我々のチームに参加し、多くの新鮮な考えや経験をプロジェクトに付加しています。

我々が目指すジャパニーズジンの優れたクリエイティビティーと、世界で愛されるような付加価値持ったウイスキーの風味を生み出す道をチームとともに開いてくれると確信しています。

《野沢温泉蒸溜所》
会社概要
会社名: Nozawa Onsen Distillery株式会社
設立: 2021年3月
所在地: 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷9394
代表取締役社長: デビッド・エルスワース
代表取締役フィリップ・リチャーズ

主な事業:
ジン、ウイスキーとアルコールスピリッツの製造
ホストツーリズムイベント
おみやげの販売、バー、飲食店の経営、通信販売
前各号に附帯関連する一切の事業

URL: https://nozawaonsendistillery.jp/

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会社概要

Nozawa Onsen Distillery株式会社

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URL
https://nozawaonsendistillery.jp/
業種
製造業
本社所在地
長野県下高井郡野沢温泉村豊郷9394
電話番号
0269-67-0270
代表者名
David Elsworth
上場
未上場
資本金
-
設立
2021年03月