年代間で異なる働きがい仕事を通した成長を最も求めるのは50代女性 「働きがい」に関する調査・分析を行うGPTWが職場に対する意識の実態調査2023(#働きがい実態調査)を実施!
2023年3月24日(金)WEBサイト公開
「働きがいのある会社」に関する調査・分析を行うGreat Place To Work® Institute Japan(本社:東京都港区、代表取締役社長:荒川 陽子、以下GPTWジャパン)は日本の働く人々が職場・仕事に対してどのような意識を持っているのか、性・年代別に調査しました。以下その結果をお伝えいたします。
〈TOPICS〉
・職場に満足していない状況でも、すぐにアクションを起こす人は少数
現在の職場に満足していると回答したのは、61.5%で、約40%が現在の職場に満足していないという結果となった。それに対して、今すぐにアクションを起こして転職したいと答えたのは10.5%にとどまった。
・30代の男女の職場への意識のギャップが大きい
男女で、自身の職場への満足度を比較した場合、30代の女性と男性の間で大きなギャップがあるという結果が、3つの調査によって示された。
1つ目の調査では、現在の職場への満足度を質問した結果、「とても満足している」と回答した男性は13.8%であることに対して、女性は約半数の7.0%しかいないことが明らかに。
次に、「あなたが勤めている会社を友人に勧めたいですか。」という質問では、勧めたくないと回答した30代男性は48.3%だったの対して、女性は75.4%という結果となった。
最後に、自身の職場環境に関する質問において、自身が勤めている職場は、成長できる環境であると回答した30代女性が38.6%であったことに対して、30代男性は58.6%の人が成長できる環境である、と考えているという結果が出た。
・成長意欲が最も高い世代は50代女性
仕事を通して成長したいと考えている回答者の割合は60.5%にとどまり、残りの約40%は仕事に成長を求めていないという結果となった。特に全く思わない、あまり思わないと回答したのは、20代男性が最も多く、46.8%となった。反対に50代女性が仕事を通して成長したいと考えている割合が66.6%と最も多いという結果となった。
※本リリースの調査結果をご利用いただく際は、【Great Place To Work® Institute Japan】とご明記ください。また、本リリース記載情報以外のアンケート項目および結果についてのデータご提供も可能です。
※本調査はGreat Place To Work®の認定・ランキングに使用する「働きがいのある会社」調査とは異なります。
※Q3,Q4,Q6,Q9の設問文について、調査時に「勤めている」の漢字を「務めている」と表記しておりました。本リリースでは正しい表記(「勤めている」)に揃えて記載しています。
■プロジェクト背景
「#働きがいってなんだろう」プロジェクトは、働く人々へ自分の「働きがい」について考えるきっかけを提供したいとの想いから、2022年に開始しました。世界的に見ても従業員エンゲージメント(働きがい)レベルが低いと言われる日本ですが、働き方改革や新型コロナウイルス流行を契機とした就業規則・環境の改善を経たいま、人々の職場や仕事への意識はどうなっているのでしょうか。そこで今回は「#働きがいってなんだろう」プロジェクトの第二弾として、幅広い年代の働く男女へ、職場や仕事への意識を調査しました。日本の実態を通して自分自身の働きがいを振り返るきっかけになれば幸いです。
※調査概要は、p.9参照
■全体では、現在の職場に満足していると回答したのは、61.5%。年齢、男女別の結果をみると、男女の満足度の差が大きいのは3、40代。特に30代では、現在の職場にとても「満足している」と回答した男性は13.8%であることに対して、女性は約半数の7.0%という結果となった。また、職場に満足していないと回答した30代の男性は、31.0%であったことに対して、同年代の女性は52.6%と20pt以上の差があった。
■全体では、今すぐに退職・転職したいと検討しているのは10.5%にとどまり、残りの89.5%はすぐに行動を起こすことを考えていない、という結果となった。男女別の結果をみると、男性は、53.2%、女性は、65.4%が20代ですでに転職について考えている。
■全体では、気兼ねなく有休を取得できると感じているのは45.5%と半分を下回る。20代男性は、同年代の女性と比較すると、有休を取得しやすいと感じている割合が23.2pt低い。男性は、年代が上がるごとに「気兼ねなく取得できる」と回答する割合が増えていくのに対して、女性は、50代で少し上がるものの、年齢が上がるごとに下がっていく。
■約半数の48.6%が職場の上司は、完全に尊敬することができていないという結果となった。
Q6.あなたが勤めている職場の社員同士のコミュニケーションは活発だと思いますか。
最も近いものをお選びください。 (単一回答/n=600/%)
■コミュニケーションが活発だと考えているのは56.5%にとどまり、残りの43.5%はコミュニケーション不足を感じている。
Q7.あなたは、あなたが勤めている会社を友人に勧めたいですか。(単一回答/n=600/%)
■全体では、52%が自身が勤めている職場は、成長できる環境ではないと回答。特に30代女性は、アンケートを取った中で、最も多い61.4%が「全く思わない」もしくは「あまりそう思わない」と回答。反対に30代男性は58.6%の人が「とてもそう思う」または、「ややそう思う」と答えている。
■「あなたは、仕事を通して成長したいという思いはありますか。」の質問に対し「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答した363名のうち、「あなたが勤めている職場は、自分の意見や主張が聞いてもらえる環境だと思いますか。」の質問に対し「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答した人の割合は70.8%となった。
■仕事をする上でのモチベーションとしてはボーナス、昇給、稼ぐなど給料に関連した回答が一番多く、その次に、スキルアップやお客様といった、仕事のやりがいに関連したワードが続く結果となった。
また、いくつかの質問では性・年代によって傾向が異なる結果となりました。30代になると職場満足度の男女のギャップが広がることは、女性がライフイベントを経て当初思い描いたようなキャリアを歩めなくなるといった事象に関係があるようにも思われます。
Great Place To Work🄬は男性も女性も、若手もシニアも、すべての人が働きがいを持って働ける職場を増やすべく、今後も邁進して参ります。
荒川 陽子(あらかわ ようこ)
2003年HRR株式会社(現 株式会社リクルートマネジメントソリューションズ)入社。営業職として中小~大手企業までを幅広く担当。
顧客企業が抱える人・組織課題に対するソリューション提案を担う。
2012年から管理職として営業組織をマネジメントしつつ、
2015年には同社の組織行動研究所を兼務し、
女性活躍推進テーマの研究を行う。2020年より現職。
・湘南新宿ライン・上野東京ライン
・千代田線
▼掲出期間
2023年3月27日(月)~ 4月2日(日)
米国では、1998年より「FORTUNE」誌を通じてランキングを発表しており、ここに名を連ねることが一流企業の証とされています。日本においては、株式会社働きがいのある会社研究所がGreat Place To Work® Instituteよりライセンスを受け、GPTW Japanを運営。2007年より日本における「働きがいのある会社」ランキング、2021年より「働きがい認定企業」を発表しています。
2023年版 「働きがいのある会社」ランキング: https://hatarakigai.info/ranking/japan/2023.html
【調査概要】
■調査目的
日本の働く人々の職場・仕事に対する意識の実態を明らかにすること
■調査期間
2023年2月3日 ~ 2023年2月6日
■調査対象
20~60代の働く男女
※性別は300名ずつの均等割り付け
■回答数
600名
■調査方法
インターネット調査
■調査内容
職場満足度、転職意向、有休の取得しやすさ、上司への認識、自社推奨度、
評価への納得感、成長意欲、成長できる環境か
・職場に満足していない状況でも、すぐにアクションを起こす人は少数
現在の職場に満足していると回答したのは、61.5%で、約40%が現在の職場に満足していないという結果となった。それに対して、今すぐにアクションを起こして転職したいと答えたのは10.5%にとどまった。
・30代の男女の職場への意識のギャップが大きい
男女で、自身の職場への満足度を比較した場合、30代の女性と男性の間で大きなギャップがあるという結果が、3つの調査によって示された。
1つ目の調査では、現在の職場への満足度を質問した結果、「とても満足している」と回答した男性は13.8%であることに対して、女性は約半数の7.0%しかいないことが明らかに。
次に、「あなたが勤めている会社を友人に勧めたいですか。」という質問では、勧めたくないと回答した30代男性は48.3%だったの対して、女性は75.4%という結果となった。
最後に、自身の職場環境に関する質問において、自身が勤めている職場は、成長できる環境であると回答した30代女性が38.6%であったことに対して、30代男性は58.6%の人が成長できる環境である、と考えているという結果が出た。
・成長意欲が最も高い世代は50代女性
仕事を通して成長したいと考えている回答者の割合は60.5%にとどまり、残りの約40%は仕事に成長を求めていないという結果となった。特に全く思わない、あまり思わないと回答したのは、20代男性が最も多く、46.8%となった。反対に50代女性が仕事を通して成長したいと考えている割合が66.6%と最も多いという結果となった。
※本リリースの調査結果をご利用いただく際は、【Great Place To Work® Institute Japan】とご明記ください。また、本リリース記載情報以外のアンケート項目および結果についてのデータご提供も可能です。
※本調査はGreat Place To Work®の認定・ランキングに使用する「働きがいのある会社」調査とは異なります。
※Q3,Q4,Q6,Q9の設問文について、調査時に「勤めている」の漢字を「務めている」と表記しておりました。本リリースでは正しい表記(「勤めている」)に揃えて記載しています。
■プロジェクト背景
「#働きがいってなんだろう」プロジェクトは、働く人々へ自分の「働きがい」について考えるきっかけを提供したいとの想いから、2022年に開始しました。世界的に見ても従業員エンゲージメント(働きがい)レベルが低いと言われる日本ですが、働き方改革や新型コロナウイルス流行を契機とした就業規則・環境の改善を経たいま、人々の職場や仕事への意識はどうなっているのでしょうか。そこで今回は「#働きがいってなんだろう」プロジェクトの第二弾として、幅広い年代の働く男女へ、職場や仕事への意識を調査しました。日本の実態を通して自分自身の働きがいを振り返るきっかけになれば幸いです。
※調査概要は、p.9参照
- 調査結果詳細
■全体では、現在の職場に満足していると回答したのは、61.5%。年齢、男女別の結果をみると、男女の満足度の差が大きいのは3、40代。特に30代では、現在の職場にとても「満足している」と回答した男性は13.8%であることに対して、女性は約半数の7.0%という結果となった。また、職場に満足していないと回答した30代の男性は、31.0%であったことに対して、同年代の女性は52.6%と20pt以上の差があった。
Q2.あなたは、現在の職場を退職・転職することを検討していますか。(単一回答/n=600/%)
■全体では、今すぐに退職・転職したいと検討しているのは10.5%にとどまり、残りの89.5%はすぐに行動を起こすことを考えていない、という結果となった。男女別の結果をみると、男性は、53.2%、女性は、65.4%が20代ですでに転職について考えている。
Q4.あなたが勤めている職場では、有給を気兼ねなく自由に取得できる環境ですか。(単一回答/n=600/%)
■全体では、気兼ねなく有休を取得できると感じているのは45.5%と半分を下回る。20代男性は、同年代の女性と比較すると、有休を取得しやすいと感じている割合が23.2pt低い。男性は、年代が上がるごとに「気兼ねなく取得できる」と回答する割合が増えていくのに対して、女性は、50代で少し上がるものの、年齢が上がるごとに下がっていく。
Q5.あなたが勤めている職場の上司は、尊敬できる存在だと思いますか。(単一回答/n=600/%)
■約半数の48.6%が職場の上司は、完全に尊敬することができていないという結果となった。
※実際に聞いた設問は「あなたが勤めている職場の上司は、リーダーシップがあると思いますか。 また、尊敬できる存在だと思いますか。 それぞれあてはまるものをお選びください。」。ほぼ同じような分布であることから、ここには後者の回答結果のみ表示。
Q6.あなたが勤めている職場の社員同士のコミュニケーションは活発だと思いますか。
最も近いものをお選びください。 (単一回答/n=600/%)
■コミュニケーションが活発だと考えているのは56.5%にとどまり、残りの43.5%はコミュニケーション不足を感じている。
Q7.あなたは、あなたが勤めている会社を友人に勧めたいですか。(単一回答/n=600/%)
■全体では、自身が働いている会社を友人に勧めたくない人(全く勧めたくない+あまり勧めたくない)の割合が、勧めたいと回答した人より多い、61.5%となった。中でも30代女性は友人に勧めたくないと考えている割合が最も多い、75.4%となった。
Q8.あなたは、職場で正当に評価されていると思いますか。(単一回答/n=600/%)
■全体では、職場で評価されていると感じていると回答したのは、 51.6 %にとどまり、約半数が、職場で正当に評価されていないと感じている。性、年代別でみると、60代男性は、正当に評価されていると感じている割合が多く、68.8%が職場で正当に評価されていると回答している。女性は50代で少し増加するが、全体的にみると、20代の53.8%から、年齢が上がるにつれて評価されている、と回答する割合が減少していく。
Q9.あなたは、仕事を通して成長したいという思いはありますか。(単一回答/n=600/%)
■全体では、仕事を通して成長したいと考えている割合は60.5%にとどまり、残りの39.5%は仕事に成長を求めていないという結果となった。性別、年齢別でみると、50代女性が仕事を通して成長したいと考えている割合が66.6%と最も多い。反対に、仕事を通して成長したいとあまり思わない、全く思わないと回答したのは、20代男性が最も多く、46.8%となった。
Q10.あなたが勤めている職場は、あなたにとって成長できる環境だと思いますか。
(単一回答/n=600/%)■全体では、52%が自身が勤めている職場は、成長できる環境ではないと回答。特に30代女性は、アンケートを取った中で、最も多い61.4%が「全く思わない」もしくは「あまりそう思わない」と回答。反対に30代男性は58.6%の人が「とてもそう思う」または、「ややそう思う」と答えている。
【補足データ】
「成長したいと思う」人の中で「成長できる環境だと思っている」人の割合(単一回答/n=363/%)■「あなたは、仕事を通して成長したいという思いはありますか。」の質問に対し「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答した363名のうち、「あなたが勤めている職場は、自分の意見や主張が聞いてもらえる環境だと思いますか。」の質問に対し「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答した人の割合は70.8%となった。
Q11.あなたが、仕事をする上でモチベーションにしていることは何ですか。 具体的にお答えください。
(自由回答/n=600)■仕事をする上でのモチベーションとしてはボーナス、昇給、稼ぐなど給料に関連した回答が一番多く、その次に、スキルアップやお客様といった、仕事のやりがいに関連したワードが続く結果となった。
※ユーザーローカルAIテキストマイニングによる分析( https://textmining.userlocal.jp/ )
※スコアが大きい単語ほど大きく表示。スコアの定義については以下を参照
https://textmining.userlocal.jp/questions#data_q2
※単語の色は品詞の種類で異なっており、青色が名詞、赤色が動詞、緑色が形容詞、灰色が感動詞を表す
- 調査結果に対する見解
また、いくつかの質問では性・年代によって傾向が異なる結果となりました。30代になると職場満足度の男女のギャップが広がることは、女性がライフイベントを経て当初思い描いたようなキャリアを歩めなくなるといった事象に関係があるようにも思われます。
Great Place To Work🄬は男性も女性も、若手もシニアも、すべての人が働きがいを持って働ける職場を増やすべく、今後も邁進して参ります。
Great Place To Work® Institute Japan 代表
荒川 陽子(あらかわ ようこ)
2003年HRR株式会社(現 株式会社リクルートマネジメントソリューションズ)入社。営業職として中小~大手企業までを幅広く担当。
顧客企業が抱える人・組織課題に対するソリューション提案を担う。
2012年から管理職として営業組織をマネジメントしつつ、
2015年には同社の組織行動研究所を兼務し、
女性活躍推進テーマの研究を行う。2020年より現職。
- 湘南新宿ライン・上野東京ライン、千代田線の中吊りでも調査結果を一部公開中
▼掲載路線
・湘南新宿ライン・上野東京ライン
・千代田線
▼掲出期間
2023年3月27日(月)~ 4月2日(日)
- Great Place To Work®について
米国では、1998年より「FORTUNE」誌を通じてランキングを発表しており、ここに名を連ねることが一流企業の証とされています。日本においては、株式会社働きがいのある会社研究所がGreat Place To Work® Instituteよりライセンスを受け、GPTW Japanを運営。2007年より日本における「働きがいのある会社」ランキング、2021年より「働きがい認定企業」を発表しています。
2023年版 「働きがいのある会社」ランキング: https://hatarakigai.info/ranking/japan/2023.html
【調査概要】
■調査目的
日本の働く人々の職場・仕事に対する意識の実態を明らかにすること
■調査期間
2023年2月3日 ~ 2023年2月6日
■調査対象
20~60代の働く男女
※性別は300名ずつの均等割り付け
■回答数
600名
■調査方法
インターネット調査
■調査内容
職場満足度、転職意向、有休の取得しやすさ、上司への認識、自社推奨度、
評価への納得感、成長意欲、成長できる環境か
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